1,000名を越える防疫対策清掃の専門家を育成

2020 年 12 ⽉ 1 ⽇
イオンディライト株式会社
(証券コード 9787)


防疫対策を組み⼊れた清掃新基準「ニュースタンダードクリーニング」

1,000 名を越える防疫対策清掃の専⾨家を育成

イオンディライト株式会社(本社:⼤阪市、代表取締役社⻑兼社⻑執⾏役員 グループ CEO:濵⽥和成、
以下 「当社」 )は、防疫対策を組み⼊れた「ニュースタンダード(新基準)クリーニング」※1 を構築し、
2020 年9⽉より、サービスの提供を拡⼤してまいりました。並⾏して、ニュースタンダードクリーニン
グの担い⼿となる防疫対策清掃の専⾨家を育成すべく、独⾃の教育プログラムの履修を促進。2020 年
11 ⽉ 30 ⽇現在で共にサービスを提供する全国の協⼒会社のスタッフを含めた計 1,100 名が同プロ
グラムのスタンダードコースを修了し、感染対策を⾏ううえで重要となる⾼頻度接触⾯の管理や品質評
価を実施できる知識と技術を習得いたしました。
※1「ニュースタンダード(新基準)クリーニング」の詳細については、2020 年 8 ⽉ 31 ⽇付「ウィズコロナ時代の新たな
清掃基準でサービスを開始」、並びに本紙 p.3(参考)をご参照ください。


【ニュースタンダードクリーニングの教育プログラム】




アドバンスコースについては現在、プログラムを開発中


新型コロナウイルス感染症の拡⼤に伴い、施設に求められる「安全・安⼼」の基準が変化する中、
当社では、その基準を上回るサービスを提供するため、防疫対策を組み込んだ新たな清掃サービス
として「ニュースタンダードクリーニング(以下、 「NSC」 」を開発しました。NSC の提供にあたっ

ては、作業者⾃⾝が⾃⼰防疫に努めることはもとより、感染防⽌に向けた正しい知識や⼿順を習得する
必要があります。そのため、当社では、これまで病院向けに提供してきた独⾃の衛⽣清掃サービス※2
により培ってきた知⾒や感染制御学における最新の研究動向を踏まえた独⾃の教育プログラムを作成。
専⾨教育を履修したクリーンクルー(当社清掃スタッフの呼称)によって構成される「防疫対策清掃チ
ーム」が、適切な資材の管理とマニュアルを遵守した清掃作業を実施することとしています。
同プログラムは、業務内容に応じて、3つのコースに分かれ、現在までに NSC の担い⼿となるスタ
ンダードコース修了者が 1,100 名となりました。
※2 衛⽣清掃サービス・・・2014 年度より提供を開始した病院向けの感染制御を組み⼊れた清掃サービス





【業務内容に応じた3つの教育コース】
(1)ベーシックコース
⾃⼰防疫とNSC実施のために必要な最低限の作業と感染対策について学ぶコース。
(2)スタンダードコース
⾼頻度接触⾯の管理や品質評価のできる⼈材を育成するためのコース。修了認定者は、防疫対策清掃
の作業を実施できる資格を得る。契約先のご意向に合わせて防疫対策清掃チーム専⽤のユニフ
ォームを着⽤し作業を実施。
(3)アドバンスコース(開発中)
品質評価やスタッフ教育、改善提案ができるレベルの⼈材を育成するコース。感染対策に対する
詳細な知識を持ち、防疫感染対策チームのリーダーとなる。


【従業員携帯ハンドブックと防疫対策キット】
防疫や感染対策に関するイオンディライトグループとしての⾏動指針や正しい業務⼿順をまとめた
「ADG防疫プロトコル」の重要箇所をピックアップした A6 サイズのハンドブックを作成。その他
の防疫必需品と共に防疫対策キット(ポーチ)に⼊れて携帯。
※ハンドブックと防疫対策キットは 12 ⽉中旬より順次配布予定




当社は、「お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」を経営理念に掲げるファシリ
ティマネジメント企業として、引き続き、2020 年 6 ⽉ 30 ⽇にイオンが制定した「イオン新型コロナ
ウイルス防疫プロトコル」を踏まえた本サービスを清掃の新基準として提案してまいります。防疫対策
を⼀時的な取り組みでなく継続的に実⾏していくことで、防疫が⽣活の⼀部となる社会を実現し、お客
さま及び従業員の健康と⽣活を守り、地域社会に「安全・安⼼」な施設環境を提供してまいります。

本サービスに関するお問い合わせ先
イオンディライト株式会社 清掃事業本部
TEL:03-6840-5167 FAX:03-3524-8781
本リリースに関するお問い合わせ先
イオンディライト株式会社 ディライトコミュニケーション部
TEL:03-6840-5712 FAX:03-3524-8902

(参考)2020 年 8 ⽉ 31 ⽇付「ウィズコロナ時代の新たな清掃基準でサービスを開始」より


【ニュースタンダード(新基準)クリーニングの概要】




① 平⾯視点から⽴⾯視点重視の仕様に変更
美観を維持する従来の平⾯清掃から、科学的根拠に基づき衛⽣性を維持・強化する⽴⾯清掃へと転換し
ます。
⾼頻度接触表⾯の感染予防
利⽤者(ご来館のお客さまや店舗従業員)が頻繁に⼿を触れる⾼頻度接触表⾯(ドアノブ、エスカ
レーターの⼿すり、エレベーターのボタン、店内通路設置ソファなどお客さま⽤備品、など)の感
染対策を強化。新型コロナウイルスに対する有効性が確認された洗剤と、マイクロファイバークロ
ス(通常の綿雑⼱と⽐較し汚染物質を繊維に取り込むことで汚れだけでなく細菌などの除去効果
が⾼い)を使⽤し拭き取りを実施します。
② 予防清掃の⾒える化 「防疫対策清掃チーム」
e-Learning(イーラーニング)による所定の教育プログラムを履修
し、感染対策の専⾨知識を⾝につけたクリーンクルーによって構成
される防疫対策清掃チームが作業を実施します。
③ モニタリングによる品質定量化
細菌など、⽬には⾒えない清掃箇所の清潔度を「⾒える化」する
ため、 有機物の総量を数値で表す技術「ATP
(アデノシン三リン酸)
検査※3」を⽤いて清潔度をモニタリング。清掃直後に検査を実施し、
⼀定の⽔準に満たない場合は作業⽅法の⾒直しや教育で改善を図り
ます。
対象物の素材の違いによって有機物などの汚染物質付着の状況が異
なるため、新たな清掃仕様の品質を定量化し、これらの根拠をもと
に対象物の清掃頻度を設定。より品質の⾼い施設環境を提供します。


※3 ATP(アデノシン三リン酸)検査・・・すべての⽣物の細胞内に存在する ATP(アデノシン三リン酸)を酵素など
と組み合わせて発光させ、その発光量(Relative Light Unit;RLU)を測定する⽅法。RLU 値が⼤きいほど汚れが多いと
判断される





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