(株)PALTACとオークラ輸送機(株)との技術提携による段ボール自動開梱装置の製品化・販売のお知らせ

PRESS RELEASE 2024 年 3 月 25 日
株 式 会 社 PALTAC
オークラ輸 送 機 株 式 会 社



(株)PALTACとオークラ輸送機(株)との技術提携による
段ボール自動開梱装置の製品化・販売のお知らせ
~製 造・物 流 現 場の自 動 化ニーズに応 える~

化 粧 品・日 用 品 、一 般 用 医 薬 品 の 最 大 手 卸 で あ る 株 式 会 社 P A L T A C( 以 下 PAL
TAC) マテハンシステムメーカーのオークラ輸送機株式会社 以下
と ( オークラ輸送機)
は こ の た び 、段 ボ ー ル ケ ー ス の 天 面 (上 ぶ た )切 断 装 置 の 実 用 化 に 向 け 技 術 提 携 ( ノ ウ ハ ウ
ラ イ セ ン ス 契 約 )を 締 結 い た し ま し た 。P A L T A C が 開 発 し た 段 ボ ー ル ケ ー ス の 自 動 開
梱 装 置 を オ ー ク ラ 輸 送 機 が 製 品 化 し 、製 造・物 流 現 場 の 省 人 化 を 推 進 す る ソ リ ュ ー シ ョ ン
として提供してまいります 。


■技術提携の背景
製造や物流の現場では、段ボールケースで入荷した材
料や製品を取り出す開梱作業は自動化が遅れているエリ
アとなっています。例えば物流倉庫のピッキング現場で
は、人がカッターナイフで天面のテープを切断しながら
開梱し、ケース内の物品を取り出します。作業は 単調な
うえ、誤って手を切ったり、中の物品を傷付けたりする
こともあります。しかも、量が多い場合は数多くの人手
が必要となります。
PALTACは、この重労働ともいえる開梱作業を機
械化するため20年以上前から独自に研究開発を進め、
自動開梱装置を自社の物流センターに導入してきまし
た。
PALT AC の物 流 セン ターで稼 働 する ロ ボ
PALTACは、導入後も継続して研究開発を進め、 ットハン ドを活 用 し た 新 型 自 動 開 梱 装 置

より多種多様なサイズや形状のケースの開梱に対応でき
るロボットハンドを用いた新しい自動開梱装置の開発に
成 功 し 、 流 セ ン タ ー で 実 用 化 し て い ま す 。こ の 成 果 を 踏

まえ自動化を検討している他企業へも幅広く提供し、自
社のみならず業界全体へ貢献したいと考えていました。
一方、 ークラ輸送機には、 ボールの自動開梱装置を
オ 段
導入したいという要望が数多く寄せられており、多種類
の段ボールケースにきめ細かに対応できるPALTAC 多 種 類 の 段 ボール開 梱 を 可 能 とし たロ ボ
ットハン ド( カッター刃 付 き)
の技術に注目していました。 こで今般、 社の想いが一
そ 両
致 し 、P A L T A C が 持 つ 技 術・ノ ウ ハ ウ を オ ー ク ラ 輸 送 機 が 製 品 化 し 市 場 投 入 す る こ と
に合意したものです。
■自動開梱装置の概要
自 動 開 梱 装 置 は 、ケ ー ス 天 面 を 切 り 落 と せ る カ ッ タ ー 刃 を ロ ボ ッ ト ハ ン ド に 装 着 し 、ロ
ボットアームが人に代わって切断していくものです。 ALTACが独自開発したカット

機構により、ケース天面を確実に切り落とします。ケース内の物品を傷付けることなく、
高速で多種多様なサイズや形状のケース天面のカットができることが 大きな特長です。
自 動 開 梱 装 置 は 、カ ッ タ ー 刃 付 き ロ ボ ッ ト ハ ン ド 、ロ ボ ッ ト ア ー ム 、供 給 コ ン ベ ヤ で シ
ス テ ム 構 成 さ れ 、切 断 し た 天 面 の 自 動 除 去 機 構 や 替 え 刃 の オ ー ト チ ェ ン ジ 機 構 も 備 え ま す 。
処理能力は400ケース/時です。


■今後の展開
工場や倉庫の荷役作業 を自動化する取り組みは、産業界の大きな流れになっています。
こうした中で、 作業主体で行う段ボールケース開梱作業の自動化を実現する自動開梱装

置 は 新 た な ソ リ ュ ー シ ョ ン と し て の 需 要 が 見 込 め る と と も に 、人 手 不 足 対 策 、従 業 員 の 危
険 作 業 か ら の 回 避 、物 流 の 2 0 2 4 年 問 題 の 解 決 策 な ど 、社 会 的 な 課 題 解 決 の お 役 に 立 て
ると考えています。
P A L T A C が 保 有 す る 技 術・ノ ウ ハ ウ を 提 供 し 、製 造・販 売 は オ ー ク ラ 輸 送 機 が 担 い
ま す 。オ ー ク ラ 輸 送 機 で は 、汎 用 モ デ ル と し て 製 品 化 す る た め 、P A L T A C の 物 流 セ ン
ターで稼働する装置に改良を加え、10月1日を目途に販売を開始する予定です。




<株式会 社 P AL TAC >
本 社 : 大 阪 市 中 央 区 本 町 橋 2- 46
社長:吉田拓也
特色:化粧品・日用品、一般用医薬品卸の業界最大手
<オーク ラ輸 送機 株式会 社 >
本 社 : 兵 庫 県 加 古 川 市 野 口 町 古 大 内 900
社長:大庫良一
特色:創業97年の歴史をもつマテハンシステムの総合メーカー




本件に関するお問合せ先
株 式 会 社 PALTAC
経営企画本部 嶋田政治 ( ☎ 06-4793-1090)
研究開発本部 三 木 田 雅 和 ( ☎ 06-7167-4401)
オークラ輸 送 機 株 式 会 社
広報担当 宮崎朋美 ( ☎ 06-4867-7000)

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