医薬用管ガラスの新材料を開発、供給を開始

2017 年 11 ⽉ 6 ⽇
⽇本電気硝⼦株式会社


医薬⽤管ガラスの新材料を開発、供給を開始
〜 ⾼遮光性タイプをラインアップに 〜

⽇本電気硝⼦株式会社(本社:滋賀県⼤津市 社⻑:松本元春)は、このたび、従来品より遮光性が
⾼い医薬容器⽤管ガラス(以下、医薬⽤管ガラス)(*1)を開発し、供給を開始いたします。
11 ⽉ 15 ⽇から開催される「API China2017」
(於:中国、アモイ)に出展します。


アンプルやバイアル、プレフィルドシリンジ(薬剤充填済み注射器)などの医薬容器には、耐薬品性
や物理的強度の観点から主としてガラスが使⽤されています。近年、欧⽶等では、⾼度医療に対応した
医薬品が次々と開発され、また、中国やインドなどの経済成⻑著しい地域では、医療需要の伸⻑に伴い
医薬品の需要も増加しています。これらを背景に、医薬容器の材料である医薬⽤管ガラスについても世
界的に需要が拡⼤基調にあり、要求品質や機能も、より⾼度化・多様化しつつあります。
こうした中、当社はこれまで、紫外線による薬剤の変質を防ぐ機能(遮光性)を有し、かつ薬剤の検
査のしやすさ(外からの視認性)に優れた茶褐⾊で透明な医薬⽤管ガラスを、主に国内市場向けに供給
してきました。⼀⽅、海外市場は、欧⽶では⽇本規格と⽐べてより⾼い遮光性が必須となりつつあり、
アジアにおいても欧⽶規格並みの⾼遮光性へのニーズが年々強まっています。
当社としては、これら海外市場の動向に対応するべく、従来品よりも濃い茶褐⾊で透明な⾼遮光性タ
イプの医薬⽤管ガラスを新たに製品ラインアップに加え、海外に向けて積極的な販売を展開し、成⻑分
野である医薬⽤管ガラス事業の拡⼤を図っていく所存です。
製品の概要は以下の通りです。


【製品の概要】
1.製品名 医薬⽤管ガラス 「BS-A Dark」

2.特⻑
 ⾼い紫外線遮光性(欧州、⽶国薬局⽅(*2)に規定される基準に対応)
 業界トップクラスの低アルカリ溶出性能(欧州、⽶国薬局⽅の粉末法による溶出試験)
 グリーンガラス(フッ素、ヒ素などの環境負荷物質を含有しない)


3.出荷開始時期 2017 年 11 ⽉よりサンプル出荷開始


(*1)当社で製造した医薬⽤管ガラスは、お得意先である加⼯メーカーでアンプルやバイアルなどの医薬容器に
加⼯されます。
(*2)薬局⽅:国・地域ごとに制定された医薬品に関する品質規格書。医薬⽤ガラス容器に関する規格も収載。
【製品写真】




新開発の医薬⽤管ガラス(写真下)と現⾏品 現⾏の医薬⽤管ガラスとその使⽤実例




⽇本電気硝⼦株式会社 〒520-8639 滋賀県⼤津市晴嵐⼆丁⽬ 7 番 1 号
《リリース内容に関するお問い合せ》
総務部 広報担当 電話:077-537-1702(ダイヤルイン)
《製品に関するお問い合せ》
コンシューマーガラス事業本部営業部 電話:06-6399-2716(ダイヤルイン)

3658