当社連結子会社でのネオアンチゲン解析に関連する論文公表のお知らせ

2021 年 8 月 5 日
各 位
神 奈 川 県 川 崎 市 高 津 区 坂 戸 3 - 2 - 1
オンコセラピー・サイエンス株式会社
代表取締役社長 朴 在賢
(コード番号 4564 東証マザーズ)
(問い合せ先) 管理本部長 木村 謙二
電話番号 044‐820‐8251


当社連結子会社でのネオアンチゲン解析に関連する論文公表のお知らせ


当社連結子会社である株式会社 Cancer Precision Medicine(以下、CPM 社)は、医療法人 慈生
会 福岡がん総合クリニック(所在地 福岡市博多区、理事長・院長 森崎 隆)と樹状細胞療法
の科学的検証に係る共同研究を推進しております。この度、本研究に関連する論文が Anticancer
Research 誌に掲載されましたので、お知らせいたします。
https://ar.iiarjournals.org/content/41/8/4101
(上記リンクでアクセスできない場合は直接URLを入力してください)


本論文は、標準治療不応進行がんの 17 症例において、ネオアンチゲンペプチドを利用した樹
状細胞療法を行い、臨床的および免疫学的効果を確認した結果を報告するものです。
本治療において重篤な有害事象はなく、一部の症例では持続的な腫瘍の消失(CR)、部分的
、または安定した状態(SD)を示しました。また、臨床効果は IFN-γELISPOT 解
な縮小(PR)
析による免疫反応の有無に依存することが確認されました。特に、腎細胞がんからの肺転移を
有する症例において、ネオアンチゲンワクチン治療のみを行った結果、継続的な腫瘍の消失(CR)
およびネオアンチゲンペプチドに対する T 細胞の免疫応答を誘導したことが確認されました。
これらの結果より、ネオアンチゲンペプチド樹状細胞ワクチン療法の臨床的および免疫学的
効果と安全性が示されました。


本論文におけるネオアンチゲン解析は CPM 社で実施されました。
なお、本件による当社業績への影響は軽微であります。
以上

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