「ユーグレナ・サステナブル・ベンチャーズ」を立ち上げ、スタートアップへの投資を加速

2020 年 7 月 13 日


「ユーグレナ・サステナブル・ベンチャーズ」を立ち上げ、
スタートアップへの投資を加速
〜1 号案件として、株式会社βace への投資を実行〜
株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:出雲充、以下「ユーグレナ社」)は、新た
にスタートアップ・ベンチャー企業への資本業務提携プログラムである「ユーグレナ・サステナブル・ベ
ンチャーズ」を立ち上げました。今後、スタートアップ・ベンチャー企業への投資を加速化させ、グルー
プ全体の更なる事業の成⻑と、社会をよりサステナブルに変⾰していくことにつなげてまいります。そし
て、2020 年 7 月8日に本プログラムの第1号案件として、D2C 領域で成⻑著しい株式会社βace(本社:
東京都港区、代表取締役 CEO:山下貴嗣、以下「βace 社」)への出資を行いました。


■背景
当社はこれまでに、「ユーグレナの販売チャネルや生産・研究機能の拡充」「ヘルスケア事業基盤を活

かした成⻑とシナジー創出」、
「事業ポートフォリオの拡⼤や新規領域進出に向けた事業基盤獲得」の3つ
をテーマとして、M&A戦略を推進してまいりました。その中で、「事業ポートフォリオの拡⼤や新規領
域進出に向けた事業基盤獲得」を目的に、様々な領域のスタートアップ・ベンチャー企業との資本業務提
携を実施してまいりました。また、リアルテックファンドを通じ、地球と人類の課題解決に資する研究開
発型の⾰新的テクノロジーベンチャー企業への投資を積極的に行ってまいりました。過去の主な投資実
績は以下の通りです。


<投資実績>
・ユーグレナ社からの投資:
アメリエフ株式会社(https://amelieff.jp/)
沖縄バスケットボール株式会社(https://goldenkings.jp/)
株式会社ポケットマルシェ(https://www.pocket-marche.com/)
メドケア株式会社(https://www.medcare.jp/)
オリエンタルエアブリッジ株式会社(https://www.orc-air.co.jp/)
インテグリカルチャー株式会社(https://integriculture.jp/)


・リアルテックファンドからの投資:
https://www.realtech.fund/archives/portfolio


■資本業務提携プログラムの立上げ
このたび、スタートアップ・ベンチャー企業との更なる連携を強化する目的で資本業務提携プログラム
である「ユーグレナ・サステナブル・ベンチャーズ」を立ち上げることを決定しました。具体的には、ユ
ーグレナ社内に専門チームを設け、より積極的にスタートアップ・ベンチャー企業への投資を実行し、投
資を超えて、サステナブルな未来を共に創り上げるアントレプレナーとのネットワーク構築を積極的に
行ってまいります。資本業務提携プログラムの概要は以下の通りです。
投資領域 ヘルスケア、D2C、航空燃料、バイオインフォマティクス等のユーグレナグループと
のシナジーを期待できる領域。上記に関わらず、ユーグレナのビジョンに共感しサス
テナブルな社会を目指す起業家・企業への投資を行います。
投資チーム 責任者 :永田暁彦※1
プログラムリーダー:鈴木勇次※2
※1 永田暁彦 プロフィール 慶応義塾⼤学商学部を卒業後、独立系プライベート・エクイティファンドに入社し、プライベート・
エクイティ部門とコンサルティング部門に所属。2008 年にユーグレナ社の取締役に就任。ユーグレナ社の未上場期より事業戦略、M
A 、資金調達、資本提携、広報・ IR、管理部門を管轄。技術を支える戦略、ファイナンス分野に精通。現在は 副社⻑ COO 兼ヘル
スケアカンパニー⻑としてユーグレナ社の⾷品から燃料、研究開発など全ての事業執行を務めるとともに、日本最⼤級の技術系 VC「リ
アルテックファンド」の代表を務める
※2 鈴木勇次 プロフィール 東京⼤学⼤学院農学生命科学研究科を修了後、外資系投資銀行の資産運用部門に所属。2011 年より投
資会社の立ち上げに参画し、投資実務および投資後ターンアラウンド、バリューアップに関わる。2018 年よりスタートアップの財務お
よび経営企画の責任者を兼任し資金調達から売却までを経験。2020 年よりユーグレナ社に参画



■本プログラム 第1号案件
本プログラムの立ち上げと同時に、2020 年 7 月 8 日に、第 1 号案件として、D2C 領域で成⻑著しいβ
ace 社への出資を行いました。βace 社は日本発のグローバルブランドクリエーションを目的とし、現在
はチョコレートブランド Minimal -Bean to Bar Chocolate- 以下、
( 「Minimal」 を運営しています。
) Minimal
は原材料であるカカオの仕入れから自社工房でのスペシャリティチョコレートの製造に至るまでを一貫
管理し、都内 4 店舗とオンラインストアで販売を行っています。 原材料のカカオは赤道直下の農園を訪
れ、品質向上および収入向上のための技術的支援やフェアトレードでの購入を実施しており、JICA(独立
行政法人国際協力機構)の ODA 案件化調査にも採択され活動を行いました。スペシャリティチョコレー
トの製造はイタリアの三ツ星レストランや M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)パティスリー、国内の
老舗パティスリーなどで腕を磨いた職人達が集い、手仕事で良質なモノづくりを行っています。 丁寧な
モノづくりでチョコレート専門の国際品評会で数々の受賞を果たす一方で、D2C 領域においても注目を
集めており、WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017 の受賞や 1,500 を超えるメディアへの掲載、
D2C 関連イベントでの登壇など、ソーシャルインパクト、ビジネスインパクトの両立で成⻑を目指して
います。https://mini-mal.tokyo/


今後も当社は本プログラムを通して、スタートアップ・ベンチャー企業への投資を加速
させ、スタートアップ・ベンチャー企業とのパートナーシップによって当社グループの更
なる事業成⻑と、社会をよりサステナブルに変⾰していくことを目指してまいります。


<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の⾷用屋外⼤量培養技術の確立に成功。
微細藻類ユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性⾷品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の
生産に向けた研究を行っています。また、2014 年より行っている、バングラデシュの子どもたちに豊富
な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナ GENKI プログラム」の対象商品を、2019 年 4
月より化粧品を含む全グループ商品に拡⼤。2012 年 12 月東証マザーズに上場。2014 年 12 月に東証一部
市場変更。経営理念は「人と地球を健康にする」。https://euglena.jp


以上

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