下水調査による流行状況監視システムの構築を目指す実証事業で成果を確認

【 2023 年 3 月 14 日 】
送付枚数 本票含め 3 枚




報道機関 各位

宇 部 市
国立大学法人山口大学
日 本 工 営 株 式 会 社

下 水 調 査 による流 行 状 況 監 視 システムの構 築 を目 指 す実 証 事 業 で成 果 を確 認
継 続 的 なモニタリングにより、新 型 コロナウイルスの感 染 流 行 予 測 ・予 防 等 に向 けた
情 報 ツールとしての活 用 を目 指 す


ポイント
 下 水 サーベイランス実 証 事 業 で宇 部 市 における新 型 コロナウイルスの流 行 状 況 の推 定 を
試 み、流 行 状 況 と一 致 した傾 向 を捉 えることができました。
 宇 部 市 、山 口 大 学 、日 本 工 営 で下 水 サーベイランスの取 り組 みを継 続 していくとともに、
速 報 を山 口 大 学 環 境 DNA 研 究 センターより発 信 していきます。

山 口 県 宇 部 市 、山 口 大 学 大 学 院 創 成 科 学 研 究 科 ・環 境 DNA 研 究 センター、日 本 工 営 株 式 会
社 （本 社 :東 京 都 千 代 田 区 、代 表 取 締 役 社 ⾧ :新 屋 浩 明 、以 下 日 本 工 営 ）の共 同 体 グループ
は、内 閣 官 房 「ポ ストコロ ナ時 代 の実 現 に向 けた 主 要 技 術 の実 証 ・導 入 に 向 けた調 査 研 究 業 務 」の 一
環 として株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所 （本 社 :東 京 都 千 代 田 区 、代 表 取 締 役 社 ⾧ :籔 田 健 二 ）が
実 施 する「ウィズコロナ時 代 の実 現 に向 けた主 要 技 術 の実 証 ・導 入 に係 る事 業 企 画 下 水 サーベイランス
の活 用 に関 する実 証 事 業 」に取 り組 んできました。このほど一 定 の成 果 が確 認 できたため、事 業 終 了 後 も
宇 部 市 、山 口 大 学 、日 本 工 営 で継 続 して下 水 サーベイランスに取 り組 み、地 域 での活 用 を目 指 します。


下 水 中 には感 染 者 に由 来 する新 型 コロナウイルスが存 在 しています。下 水 中 のウイルスを調 査 する「下
水 サーベイランス」は、地 域 の流 行 状 況 や施 設 内 における感 染 者 の有 無 を把 握 することができ、効 果 的 な
感 染 防 止 対 策 を講 じるための監 視 システムとなることが期 待 されています。一 方 で、感 染 症 対 策 への活 用
には、下 水 中 のウイルス濃 度 が人 為 活 動 （水 の使 用 状 況 など）に影 響 を受 け日 内 変 動 する、また、濃
度 が低 い場 合 、検 出 ・定 量 が困 難 である、などの課 題 があります。山 口 大 学 の赤 松 良 久 教 授 の研 究 グル
ープと宇 部 市 、日 本 工 営 は、2022 年 9 月 ～11 月 の実 証 事 業 およびその後 現 在 まで独 自 に実 施 した
調 査 を通 じて、従 来 と比 べ高 感 度 かつ迅 速 に下 水 から新 型 コロナウイルスを検 出 できる積 算 的 手 法 により、
感 染 者 数 の少 ない地 方 都 市 でも下 水 サーベイランスが活 用 できることを確 認 しました。


今 後 も、宇 部 市 内 の下 水 中 の新 型 コロナウイルスの定 期 モニタリングに継 続 して取 り組 むとともに、モニタ
リング結 果 を山 口 大 学 環 境 DNA 研 究 センターホームページ ※ 1 上 で発 信 し、各 種 データを第 三 者 に広 く
提 供 することで、感 染 流 行 の警 報 発 信 や予 測 ・予 防 活 動 に向 けた情 報 ツールの開 発 等 に活 用 されること
を期 待 します。




注 ）2022 年 9～11 月 の結 果 は「ウィズコロナ時 代 の実 現 に向 けた主 要 技 術 の実 証 ・ 導 入 に係 る事 業 企 画 下 水
サーベイランスの活 用 に関 す る実 証 事 業 」(2023 年 1 月 ,三 菱 総 研 )の成 果 、2022 年 12～2023 年 3 月 の結 果
は宇 部 市 及 び山 口 大 学 とで独 自 に調 査 した成 果 である。
実 証 事 業 の結 果 および継 続 ・定 期 モニタリング結 果 の報 告
※1
山 口 大 学 環 境 DNA 研 究 センターホームページ
・「ウィズコロナ時 代 の実 現 に向 けた主 要 技 術 の実 証 ・導 入 に係 る事 業 企 画 下 水 サーベイランスの活 用
に関 する実 証 事 業 」の報 告
http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/research2.html
・ 宇 部 市 内 の下 水 中 の新 型 コロナウイルスの定 期 モニタリングの結 果 （継 続 ）
http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/research3.html



【お問 い合 わせ先 ・山 口 大 学 】
■本 実 証 事 業 担 当
山 口 大 学 大 学 院 創 成 科 学 研 究 科 （工 学 系 学 域 ）
社会建設工学分野 教授 赤松 良久
TEL:0836-85-9342
Mail:yakamats@yamaguchi-u.ac.jp


■広 報 担 当
国立大学法人山口大学 総務企画部総務課広報室
TEL:083-933-5007
FAX:083-933-5013
Mail:sh011@yamaguchi-u.ac.jp


【お問 い合 わせ先 ・日 本 工 営 株 式 会 社 】
■本 実 証 事 業 担 当
日本工営株式会社
中 央 研 究 所 先 端 研 究 センター チーフスペシャリスト 今 村 史 子
TEL:029-871-2072
Mail:a4443@n-koei.co.jp


■報 道 関 係 者 からのお問 い合 わせ先
日 本 工 営 株 式 会 社 コーポレートコミュニケーション室
TEL:03-5276-2454
Mail:c-com@n-koei.co.jp


【お問 い合 わせ先 ・宇 部 市 】
■本 実 証 事 業 担 当
宇部市
土木建設部下水道施設課 課⾧ 川崎 一利
TEL:0836-33-3779
FAX:0836-21-6490
Mail: gesuisisetu@city.ube.yamaguchi.jp