株式会社高松コンストラクショングループ サステナビリティ・リンク・グリーンボンド発行のお知らせ

2021 年 3 月 12 日
各 位
会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部))


株式会社髙松コンストラクショングループ
サステナビリティ・リンク・グリーンボンド発行のお知らせ


このたび株式会社大和証券グループ本社傘下の大和証券株式会社は株式会社髙松コンストラクショングループ(以
下、「髙松コンストラクショングループ」)がサステナビリティ・リンク・ボンド※1 とグリーンボンド※2 を組み合わせた、国内初
となるサステナビリティ・リンク・グリーンボンド※3 (以下、「本サステナビリティ・リンク・グリーンボンド」)として発行する第
2 回無担保社債(社債間限定同順位特約付)100 億円の引受けにおける主幹事および Sustainability-Linked Bond
Structuring Agent※4/Green Bond Structuring Agent※5 を務めましたので、その概要についてお知らせいたします。


髙松コンストラクショングループは、「建設を通じて社会における相互補完の一翼を担う。」を経営理念として掲げて
おり、社会に有用で安全な建物や安心できるサービスを責任をもって提供し、お客様やビジネスパートナー、従業員
に対してのみならず、国や地域、自然や地球環境に対してもよりよい関係を構築し、社会的な責任を全うする必要があ
るという考えのもと、これまで事業活動を展開しております。


現在、髙松コンストラクショングループでは、2022 年 3 月期を最終年度とする中期経営計画「Create! 2022」に取り
組んでおります。本中期経営計画は 5 つの「創る」を柱に策定しており、5 つ目の柱である「経済・社会や環境への価
値創造」では、SDGs に向けた取組みがグループの長期的な成長のために不可欠であると位置づけ、特色のあるグル
ープ各社がそれぞれの事業分野で高い専門性を発揮しながら、持続的に企業価値を向上させていくため、「環境
(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)」に対して、積極的に対応しているところです。


その中で、髙松コンストラクショングループは環境への取組みを多くの方々にご認識いただくべく、SDGs が掲げる
17 のゴールに対応した売上高(SDGs貢献売上高)を目標値に定め、調達資金を全額グリーンプロジェクト(環境性能
に優れた新「TCG ビル」の建築)に充当する国内初の SDGs 債として本サステナビリティ・リンク・グリーンボンドを発行
することといたしました。


髙松コンストラクショングループは、サステナビリティ・リンク・ボンドとしての適合性について、株式会社日本格付研
究所(以下、「JCR」)により、環境省の「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2020 年版」及び
国際資本市場協会(以下、ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則 2020 年版」への適合性等についての確認を
受けております。また、グリーンボンドの適合性評価については、環境省の「グリーンボンドガイドライン 2020 年版」及
び ICMA の「グリーンボンド原則 2018 年版」に適合している旨、JCR より「JCR グリーンボンド評価」の最上位評価であ
る「Green1」の評価を取得しております。
URL: https://www.jcr.co.jp/greenfinance/
 本サステナビリティ・リンク・グリーンボンドの概要
名称 第 2 回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
発行年限 5年

発行額 100 億円

利率 0.290%

条件決定日 2021 年 3 月 12 日

発行日 2021 年 3 月 19 日

償還日 2026 年 3 月 19 日

取得格付 A-(JCR)

発行条件と連動する SPTs※6 グループ会社全体の SDGs 貢献売上高が将来(2022/3期
以降)4 か年度累計で 3,911 億円以上

プレミアム SPTsが未達の場合は社債の金額 100 円につき 0.5 円のプ
レミアムを支払う。

サステナビリティ・リンク・ボンドとして適合性 JCR より第三者評価を取得

グリーンボンド/グリーンファイナンス評価 JCR より Green1、Green1(F)を取得

主幹事 大和証券株式会社(事務)、みずほ証券株式会社
Sustainability-Linked Bond Structuring Agent/
Green Bond Structuring Agent 大和証券株式会社

(*1)サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)

SLB とは、あらかじめ定められたサステナビリティ/ESG の目標を達成するかどうかによって条件が変化する債券のことを指す。

したがって、調達資金が必ずしも特定の資金使途に限定される必要はない。SLB は、発行体があらかじめ定めた重要な評価

指標(KPI)と SPTs によって評価される。KPI に関して達成すべき目標数値として SPT が設定され、KPI が SPT を達成した

かどうかによって、債券の条件が変化することで、発行体に SPTs 達成に向けた動機付けを与える債券。

(*2)グリーンボンド

国際資本市場協会(ICMA)が定めるグリーンボンド原則及び環境省グリーンボンドガイドライン 2020 年版に適合しており、環

境問題の解決に資する事業=「グリーンプロジェクト」に使途を限定して資金を調達するために発行する債券。

(*3)サステナビリティ・リンク・グリーンボンド

調達資金を全額グリーンプロジェクトに充当するサステナビリティ・リンク・ボンドのこと。

(*4)Sustainability-Linked Bond Structuring Agent

サステナビリティ・リンク・ボンド・フレームワークの策定及びセカンドパーティオピニオンの取得に関する助言などを通じ

て、サステナビリティ・リンク・ボンドの発行支援を行う者。
(*5)Green Bond Structuring Agent
グリーンボンド・フレームワークの策定及びセカンドパーティオピニオンの取得に関する助言などを通じて、グリーンボンドの発
行支援を行う者。
(*6)サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)

サステナビリティ・リンク・ボンドの発行条件を決定する発行体の経営戦略に基づく目標。
大和証券グループは、過去 10 年以上にわたり、社会課題の解決に資する金融商品の開発と提供に尽力して
まいりました。2018 年には、SDGs 達成に向けてこれらの取組みを加速させるべく、『SDGs 推進委員会』(委員
長:代表執行役社長 中田誠司)を設置しております。また 2020 年 4 月には執行役副社長 田代桂子が SDGs
担当に就任し、SDGs の期限である 2030 年に向けて、今後さらなる施策の推進に努めてまいります。本債券の販
売はそうした取組みの一環であり、当社グループは引き続き持続可能な社会の創造に向けて貢献してまいります。
以 上


(ご参考)大和証券グループの SDGs に関する取組み:
https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/?cid=ad_eir_sdgspress
お取引にあたっての手数料等およびリスクについて


手数料等およびリスクについて
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