当社グループの受注状況及び販路拡大に関するお知らせ

2024年3月11日
各 位
会 社 名 太洋テクノレックス株式会社
代表者名 代表取締役社長 細 江 美 則
(コード番号:6663 東証スタンダード)
問合せ先
役職・氏名 経営管理 部長 園 部 直 孝
電 話 073-431-6311


当社グループの受注状況及び販路拡大に関するお知らせ

2024年12月期における当社グループの鏡面研磨機事業及びテストシステム事業の受注状況
が堅調に推移している状況であります。鏡面研磨機事業においては、2023年8月22日に公表
した「鏡面研磨機事業の受注状況に関するお知らせ」以降も主力製品である鏡面研磨機及び
研磨に使用する消耗品等の受注が堅調に推移し、2024年2月20日時点の受注残は521百万円
となっております。なお、当該受注残のうち、2024年度の売上予定分は313百万円であり、
2025年度は208百万円となっております。テストシステム事業においては、コロナ禍を発端
とした電子基板業界の設備投資への慎重姿勢が徐々に緩和の兆しを見せていることを受け、
2023年度において低迷していた通電検査機の受注が徐々に回復基調となっており、2024年2
月20日時点で既に受注残は2023年12月期決算の売上高420百万円を上回る442百万円となって
おります。ロボット・FA関連事業を手掛ける産機システム事業においては、2024年2月20
日時点の受注残は71百万円となっております。
特に、テストシステム事業においては、EV分野等で需要増加が見込まれるパワー半導体
向けセラミックス基板の最終外観検査検出能力の強化に取り組んでおり、今般、目視検査が
主流であったセラミックス基板を対象とした各種欠陥の検出に秀でた外観検査機の販路を開
拓いたしました。これは、当社の外観検査システムはAI技術による学習機能(ディープラ
ーニング)をオプション機能として実装することで、虚報を抑えつつも従来の検査アルゴリ
ズムでは困難であったセラミックス基板特有の欠陥検出に大きな効果が得られたことによる
ものであります。さらに、切断工程で生じる加工痕についても高い水準で検出できることが
確認できたことから、検出レベルの飛躍的な向上及び生産工程の省人化に寄与できると期待
しております。セラミックス基板市場に対する販路開拓や情勢の回復を足掛かりに、従来の
プリント基板用検査機に加え、パワー半導体向けセラミックス基板用検査機市場の開拓及び
販売活動を強化するとともに、受注の獲得に注力してまいります。
本件が今期の業績に与える影響は、現段階におきまして軽微と見込んでおりますが、今後、
業績予想の修正の必要性が生じた場合には、適切に開示いたします。
以 上

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