新中期経営計画を見据えたキャピタルアロケーションの考え方に関するお知らせ

2024 年 2 月 9 日
各 位
会 社 名 サクサホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 齋藤 政利
(コード番号 6675 東証スタンダード)
問 合 せ 先 コーポレートコミュニケーション室長
蓬田 健二
(TEL.03-5791-5586)


新中期経営計画を見据えたキャピタルアロケーションの考え方に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、キャピタルアロケーションについての基本的な考え
方について決議しましたので、下記のとおりお知らせいたします。



1.公表の経緯
当企業グループは、2021 年度から 2023 年度の 3 か年を計画期間とした中期経営計画の達
成に向けて取組んでおり、当事業年度が計画期間の最終年度であります。
経営数値については、目標をクリアする予定ではありますが、地政学的な問題、かつ気候変
動に伴う部品入手難に対する部品調達のレジリエンスの向上、不適切な会計処理関わる再発
防止策(ガバナンス再構築)の実装などに注力してきたため、事業ポートフォリオ変革の実現
に向けた投資には至っておりません。
このような背景の中、本年 5 月に開示予定の 2024 年度以降の中期経営計画(以下「新中期
経営計画」という。
)の策定を進めており、その中で「資本コストや株価を意識した経営の実
現に向けた対応」について公表予定ですが、新中期経営計画の開示に先立ち、当企業グループ
のキャピタルアロケーションの基本的な考え方について、公表するものであります。


2.キャピタルアロケーションの基本的な考え方(別紙参照)
成長投資、株主還元および財務体質の健全化のバランスを確保しながら、経営資源を配分
し最適な資本構成を維持することを基本的な考え方とし、当企業グループの持続的な企業価
値向上に努めてまいります。
具体的には、中長期的な財務健全性を維持しつつ、営業キャッシュフロー、保有資産の有効
活用および有利子負債の活用によるキャッシュインを原資に、資本コストを意識した「成長
および育成領域への投資」
、人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すための「人
的資本投資」
、デジタル技術を活用した企業変革を進める「DX 投資」ならびに生産工場を主
体とした「設備の維持・更新投資」に重点配分しながら、株主還元を実施するものです。


以上
別紙 キャピタルアロケーションの基本的な考え方(イメージ)
持続的な企業価値向上に向けた最適な資本構成の維持
・D/Eレシオを意識し、財務規律を確保したうえで、投資枠の設定と株主還元を実施
・運転資本や手元流動性等の精査も行い、安定的な経営と成長投資の実行に資する財務健全性を確保


キャッシュイン(新中計期間) キャッシュアウト(新中計期間)


● 事業利益率の改善、在庫の適正化 成長・育成領域への投資
各種コスト削減、運転資金の見直し
等による、営業CFの増加に向けた取
営業CF
組み 〔成長投資(費用計上分)を除く〕
DX投資
成 ● 新中計期間における成長投資金額
は、新中期経営計画で開示


● 資本コスト(WACC)を意識した投資
の実行
人的資本投資
● 財務健全性を確保しつつ有利子負債
を活用。最適資本構成や資本コスト
有利子負債の活用


(WACC)を意識
設備の維持・更新投資
〔ESG投資含む〕

●企業価値向上に資する案件に関して

M&A投資
● 政策保有株式の縮減
は積極的に投資
〔参考〕 2021-2023中計期間
10銘柄縮減/約50銘柄 保有資産の有効活用
● 手元流動性等、各資産の水準の 〔手元流動性、政策保有株式等〕 ● 新たな配当方針策定による株主還元
の実施(自己株取得を含む)
精査
株主還元 〔参考〕現状:配当性向30%目安


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