デジタルソリューション事業会社「Shape社」を設立

2021 年 10 月 4 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代表者名 代表取締役社長 金森 健
(コード番号 6269 東証第1部)
問合せ先 経営企画部 (TEL. 03-5290-1240)




デジタルソリューション事業会社「Shape 社」を設立

三井海洋開発株式会社は、三井物産株式会社(以下「三井物産」)と共同でデジタルソリューション事業会社
Shape Pte. Ltd. (以下「Shape 社」)を設立いたしました。

FPSO(Floating Production, Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)をはじ
めとする海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設備の EPCI(Engineering,
Procurement, Construction and Installation:設計から機器購入、建造、据付までの一括工事)、リース、及びオ
ペレーション&メンテナンス(運転・保守点検)サービスを一貫して提供する当社は、FPSO 及びその操業に対す
るデジタル化の可能性に注目し、人工知能等を用いたデータ分析、及び IoT 活用による全体最適化を追求する
デジタライゼーション(デジタル化によるビジネス・モデルの変革、新たな価値・機会創造の改革的手法)を推進す
ることで、当社が全世界で操業する複数の FPSO をより適切に統合し、運用をより安全かつ効率的にすることを
可能にしました。当社は更に、デジタライゼーション分野を経営基盤強化に資する重要分野と位置付け、FPSO
の操業の更なる先鋭化や効率化、及び EPCI への適用領域拡大と並行して、新規事業としてデジタルソリューシ
ョン事業を立ち上げ、今回の Shape 社設立に繋げました。

人工知能等を用いたデータ分析による 700 を超える機械学習モデルを既に開発した Shape 社は、主力サービス
である PdM(Predictive Maintenance:予知保全)を始めとして、様々な先進的なツールで顧客の設備の安全・安
定稼働を支援します。Shape 社は、石油ガス産業をはじめ、再生可能エネルギー産業や鉄鋼産業など、設備の
稼働率向上が事業上の重要な価値になり得る全産業を対象に、持続的な成長を目指します。

なお、三井物産は、その世界的な事業基盤と顧客ネットワークを活用して、Shape 社を支援しています。Shape
社が提供するサービスの技術的実現には、米国 Microsoft Corporation(マイクロソフト社)のクラウドソリューショ
ンとハードウェアの豊富な経験が活かされています。さらには、米国 McKinsey & Company(マッキンゼー社)が、
4 社の協業実現と共に、Shape 社が提供するサービスの機能構築を支援しています。

シンガポールに本社を置き、ブラジルのリオデジャネイロに子会社を持つ Shape 社は、温室効果ガス削減に対す
るソリューションの研究開発も進めており、低炭素・循環型社会実現への貢献も目指しています。


三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO 等の EPCI、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンス・サービスを
提供する日本で唯一の企業です。
https://www.modec.com/jp

デジタライゼーション分野においても世界的に先進性が認められており、当社が EPCI を手掛けブラジル沖合で
操業中の 1 基の FPSO は、石油ガス業界におけるデジタライゼーションをけん引する洋上設備としてその実績が
評価され、2020 年 1 月、世界経済フォーラムより第 4 次産業革命をリードする世界で最も先進的な工場
「Lighthouse(灯台=指針)」に認定されました。これは洋上の設備として、また、石油ガス業界のアップストリーム



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(探鉱・開発、採掘、輸送などの上流部門)の設備として唯一の「Lighthouse」であり、日本企業の設備としても、
南米の設備としても、初めての選出です。
https://www.modec.com/jp/business/digital_analytics/




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