ウッドサイド社セネガル沖合サンゴマール鉱区向けFPSO、オペレーション&メンテナンス契約受注

2020 年 12 月 14 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代表者名 代表取締役社長 香西 勇治
(コード番号 6269 東証第1部)
問合せ先 経営企画部 (TEL. 03-5290-1240)




ウッドサイド社セネガル沖合サンゴマール鉱区向け FPSO、オペレーション&メ
ンテナンス契約受注

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:香西勇治)は、オーストラリアのエネルギー大
手 Woodside Energy 社(以下「ウッドサイド社」、本社:パース市)より、西アフリカ・セネガル沖合 Sangomar(サ
ンゴマール、旧 SNE)鉱区向け FPSO (Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・
ガス生産貯蔵積出設備)の建造契約を本年 1 月 10 日に受注しておりましたが、このほど同社より本 FPSO のオ
ペレーション&メンテナンス(運転・保守点検)契約も受注いたしました。

当社は、本 FPSO の建造工事、及び現地での据付、試運転を請け負い、2023 年にウッドサイド社に本 FPSO を
引き渡すと共に、その後 10 年(その後 1 年毎×10 回の延長オプションあり)のオペレーション&メンテナンス・サ
ービスを同社に対して提供する予定です。

日量 10 万バレルの原油生産能力、日量 130 百万立方メートルのガス生産能力、日量 14 万 5 千バレルの水圧
入能力、及び 130 万バレルの原油貯蔵能力を持つ本 FPSO は、当社米国子会社の SOFEC 社が設計・建造す
る External Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留設備で、水深約 780m の海上に係留されます。

ウッドサイド社がオペレーターを務めるサンゴマール鉱区は、セネガル・ダカールの南方約 100km 沖合に位置す
る深海油田であり、本鉱区の開発は、セネガルで初の海洋油田開発プロジェクトとなります。

近年、西アフリカ沖合では新規の大規模油田が次々に発見されており、今後とも新規 FPSO の需要が期待され
ます。当社は、大型で複雑な FPSO を数多く設計・建造すると共に、オペレーションしてきた実績を活かせる分野
として、ブラジルや西アフリカ海域などの大水深向けで難度の高い FPSO プロジェクトの受注に注力しています。
西アフリカを最も重要な市場のひとつと位置付ける当社は、ナイジェリア、ガボン、カメルーン、コートジボアール、
赤道ギニア、ガーナ及びアンゴラ向け計 10 基の浮体式生産設備の設計・建造を手掛けるなど、同市場での豊富
な実績を誇っています。また、ガーナ及びコートジボアールにおいては建造後の FPSO のオペレーション事業も
展開しており、これまで計 3 基の FPSO において、延べ 30 年近いオペレーション&メンテナンス・ サービス提供
実績を有しています。

当社は、これらの浮体式生産設備の建造やオペレーション事業を通じ、西アフリカ地域の産業育成に寄与するこ
とを目的に、これまで、現地のサプライヤーの開拓や人材育成プログラムへの投資を積極的に行ってきました。
当社は、これらの豊富な経験を活かし、本プロジェクトにおいても、セネガルにおけるエネルギー産業の発展に寄
与いたします。




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本 FPSO の完成予想イラスト



三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガ
ス生産貯蔵積出設備)をはじめとする海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設
備の設計、建造、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンス・サービスを提供する日本で唯一の企業です。
https://www.modec.com/jp




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