落じん灰の有価買取契約締結に関するお知らせ(多摩ニュータウン環境組合との契約締結)

各 位 2019年5月13日

会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経営企画部長 竹 川 直 希
(TEL. 0544-58-0521)

落じん灰の有価買取契約締結に関するお知らせ
~多摩ニュータウン環境組合との契約締結~

当グループの株式会社エコネコル(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長 佐野文勝、以下「エコ
ネコル」)が、多摩ニュータウン環境組合(管理者 阿部裕行、構成市:八王子市・町田市・多摩市、
以下「多摩ニュータウン環境組合」)と「鉄屑等売却(落じん灰等)【単価契約】」(以下「本契
約」)を締結しました。

本件はエコネコルが取得した特許「焼却灰からの貴金属回収方法及び装置(出願番号:特願2016-
022107)」(以下「本特許」)と関連するものです。


落じん灰写真 一般廃棄物を焼却した際に出る焼却灰の中で、ス
トーカー炉の火格子の隙間からの落下物を「落じ
ん灰」と言います。従来は主灰と一緒にされ、コ
ンベアで灰ピットに貯留されていました。

落じん灰には、銅、亜鉛、鉛が多く含まれる他、
貴金属類の含有量も金鉱石と同等以上という知見
を、当グループは持っています。


【1.背景】

一般廃棄物の焼却灰は、有用な金属を十分回収(リサイクル)されず、埋め立て処分やエコセメント
化をされています。
当グループのエコネコルは、本特許により焼却灰内の落じん灰から貴金属(金、銀、銅、プラチナ、
パラジウム)を高品位で回収することができるようになりました。


【2.内容】

エコネコルは本特許を活かし、多摩ニュータウン環境組合と本契約を締結しました。

多摩ニュータウン環境組合の非鉄ホッパーに貯められた非鉄と落じん灰を、エコネコルは約5年間に
わたって買い取り、貴金属資源の再資源化、廃棄物の再資源化率の向上および埋め立て処分量削減に貢
献してまいります。

また本件は、鳥取中部ふるさと広域連合、印西地区環境整備組合に引き続き3件目の、落じん灰の有
価買取契約となります。
【3.会社概要】

(1) 名 称 株式会社エコネコル
(2) 所 在 地 静岡県富士宮市山宮3507番地の19
(3) 代 表 者 代表取締役社長 佐野 文勝
産業廃棄物のリサイクル(鉄・非鉄金属・廃プラスチック・廃家電・廃OA事務機
(4) 事 業 内 容 器・廃自動車 等)、プラント解体、自治体粗大ゴミ処理、リサイクル資源の輸
出(金属スクラップ・古紙・廃プラスチック 等)
(5) 資 本 金 4億3,500万円
(6) 設 立 年 月 日 1978年7月(創業1950年3月)
(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス


【4.今後の見通し】

本件に伴う、2019年6月期の業績に与える影響は軽微であります。今後、業績に与える影響が生じた場合
には、速やかにお知らせ致します。



以上

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