日本国政府専用機「ボーイング747-400」の落札に関するお知らせ

2019 年5月 16 日
各 位
会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経営企画部長 竹 川 直 希
(TEL. 0544-58-0521)



日本国政府専用機「ボーイング 747-400」の売買契約締結に関するお知らせ
~航空機のリユース・リサイクル事業への進出~


当グループの株式会社エコネコル(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長:佐野文勝、以下
「エコネコル」)が防衛省航空自衛隊の入札に参加し、日本国政府専用機「ボーイング 747-400」
2機を落札し、2019 年5月 15 日に売買契約を締結いたしました。


製造年 :1992 年
入札方法:一般競争入札




【1.背景】
近年、欧米を中心に航空機のリユース・リサイクルが注目を集めています。
その要因は2つあり、1つ目は燃費効率の良い新機種の導入などにより機材更新のペースが速
まり、退役機数が増えていることです。
2 つ目は航空機を構成する各種資源をリサイクルする必要性が増していることです。


このような状況を踏まえ、大手航空機メーカーである AIRBUS 社と BOEING 社が、航空機の解体
およびリユースとリサイクルを促進するための組織(※)をそれぞれ設立し、研究を進めていま
す。
※AIRBUS 社主体の団体:PAMELA
(Process for Advanced Management of End-of-Life of Aircraft)、
2005 年設立
BOEING 社主体の団体:AFRA(Aircraft Fleet Recycling Association)、2006 年設立


上記 AFRA の参画企業数は、2006 年の設立時点の 11 社から、2019 年 3 月現在で 91 社まで増加
しており、このことからも航空機のリユース・リサイクルをめぐる環境が活性化していることが
分かります。




【2.内容】
今回落札したボーイング 747-400 は、日本国政府専用機として、皇室の方々や内閣総理大臣な
どの政府要人の輸送に加えて、人道支援や在外邦人の輸送任務を行うなど、平成という時代を通
じて、様々な形で活躍してきました。
この貴重な航空機の落札をきっかけとして、今後増加が予想される航空機の解体ならびにリサ
イクルを、当グループの大型新規開拓事業と位置づけ、技術、ノウハウ、市場の研究を開始しま
す。
また当グループは現在、上記 AFRA への加入手続きを進めています。
AFRA が参画企業に対して提供する、同分野における様々な問題(技術、環境対策、規制など)
に対するソリューションサービスや情報は、同事業を推進するための大きな力になります。




【3.会社概要】
(1) 名称 株式会社エコネコル
(2) 所在地 静岡県富士宮市山宮 3507 番地の 19
(3) 代表者 代表取締役社長 佐野 文勝
(4) 事業内容 産業廃棄物のリサイクル(鉄・非鉄金属・廃プラスチック・廃家電・廃 OA 事務機
器・廃自動車 等)、プラント解体、自治体粗大ゴミ処理、リサイクル資源の輸出
(金属スクラップ・古紙・廃プラスチック 等)
(5) 資本金 4億 3,500 万円
(6) 設立年月日 1978 年7月(創業 1950 年3月)
(7) 株主 株式会社エンビプロ・ホールディングス




【4.今後の見通し】
本件に伴う、2019 年6月期の業績に与える影響は未定で、今後、業績に与える影響が生じた場
合には、速やかにお知らせ致します。
以 上

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