srRNAを用いたヒトiPS細胞から特定の種類の体細胞への分化誘導法の開発に関しての共同研究に関するお知らせ

平成 28 年 6 月 7 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
問合せ先 取 締 役 帯田 大悟
(TEL.045-475-3887)


srRNA を用いたヒト iPS 細胞から特定の種類の体細胞への分化誘導法の
開発に関しての共同研究に関するお知らせ



当社はこの度、京都大学 iPS 細胞研究所(以下、
「iPS 細胞研究所」
)と srRNA を用いたヒト iPS 細胞から
特定の種類の体細胞への分化誘導法の開発に関して共同研究契約を締結したことをお知らせいたします。

本研究開発は、srRNA を用いてヒト iPS 細胞から特定の種類の体細胞を作製する方法の開発を目的とし
ております。
これまでヒト iPS 細胞から特定の種類の体細胞を作製する際には、主にタンパク質や低分子化合物を添
加する方法が用いられてきました。しかし、細胞によっては、作製効率は低く、要する時間も長く、十分な
量を得るには多くの労力とコストが発生することが課題となっております。
当社が開発する srRNA (self-replicating RNA) は一本鎖の RNA であり、外来因子のゲノム挿入の恐れ
がない、安全な遺伝子発現を可能にします。複数の遺伝子を搭載させることも可能で、iPS 細胞をはじめと
した様々な細胞に対して、 効率良くかつ持続的に目的の遺伝子を発現させることができます。 当社の srRNA
を用いて効率の良い分化誘導方法を開発する事により、低コストで迅速に十分な量の特定の種類の体細胞
を得られる事が期待されます。

今後、本方法の研究への応用が本格化されれば、疾患の原因究明を加速化できる事が期待されます。

リプロセルは、今回の共同研究契約の締結を通して、一層の医療の発展に貢献をしていきたいと考えて
おります。




以 上

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