国際的論文雑誌「Human Gene Therapy」へ当社グループ最先端技術「RNA リプログラミング」に関する論文掲載についてのお知らせ

平成 27 年 10 月 14 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
（コード番号：4978）
問合せ先 取締役経営管理部長 帯 田 大悟
（TEL.045-475-3887）

国際的論文雑誌「Human Gene Therapy」へ当社グループ最先端技術
「RNA リプログラミング」に関する論文掲載についてのお知らせ

この度、当社グループの Stemgent, Inc.（米国）、マサチューセッツ工科大学の外郭機関として遺伝子研究を行
っている Whitehead Institute（米国）等による最先端 iPS 細胞作製技術「RNA リプログラミング」に関する共同
論文が、国際的に権威のある遺伝子治療領域の科学論文雑誌「Human Gene Therapy」に掲載されましたので、お
知らせいたします。
当社グループは、既に本技術を応用した RNA リプログラミングキットを製品として販売しておりますが、そ
のコア技術の先駆性・優位性が客観的に学術の視点からも高い評価を得ることとなりました。
RNA リプログラミングにより作成された iPS 細胞は、ガン化の原因となるウイルスや DNA を利用しないた
め、再生医療にもつながる高い安全性を確保できる上、従来法の 100～1000 倍の高効率での iPS 細胞の作製を可
能とします。さらに、当社が本年６月 30 日に販売を開始しました新型 RNA リプログラミングキット「Self-
replicative RNA」は、培養の手間を大幅に短縮し、研究者の作業効率を劇的に高めることを可能にしており、研
究機関・製薬企業の研究者から大変なご好評をいただいております。
学術と実用の両面から高い評価を得ることとなりました当社の RNA リプログラミング技術は、当社グループ
の躍進を支えるコア技術の一つであり、今後もさらなる技術力の向上を図ってまいります。


RNA リプログラミング技術によって血液(内皮前駆細胞)から
作製された iPS 細胞（画像は論文より引用）




（ご参考）
・Human Gene Therapy への掲載論文（2015 年 10 月 1 日）
「Efficient Reprogramming of Human Fibroblasts and Blood-Derived Endothelial Progenitor Cells Using Nonmodified
RNA for Reprogramming and Immune Evasion」Poleganov MA, Eminli S(Stemgent 技術研究員リーダー), etc
・Stemgent, Inc.
iPS 細胞向け研究試薬を製造・販売し、ハーバード、MIT との強固な研究ネットワークを持つ、アメリカ発の最先端の iPS
細胞試薬会社。 URL: https://www.stemgent.com/
・RNA
DNA から一次的に読み取られた、タンパク質合成の設計図となる核酸。 以 上