「クボタメガネ」に関する論文がシュプリンガー・ネイチャー社刊行のScientific Reportsに掲載されました

2022 年7月 14 日


各 位
会社名 窪田製薬ホールディングス株式会社
代表者名 代表執行役会長、社長兼最高経営責任者
窪田 良
コード番号 4596 東証グロース
問合せ先 広報・IR 部
(TEL:03-6550-8928(代表))



「クボタメガネ」に関する論文がシュプリンガー・ネイチャー社刊行の
Scientific Reports に掲載されました

窪田製薬ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、当社 100%子会社クボタビジョ
ン・インク(本社:米国ワシントン州)が実施したクボタメガネテクノロジーを長期臨床試験の結果が、シュプリ
ンガー・ネイチャー社が刊行する国際的な学術誌 Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)に掲載
されましたことをお知らせいたします。本論文では、クボタメガネテクノロジーを用いた卓上デバイスにて、4ヶ
月間にわたり、週3〜5回、1日 1.5 時間の近視性デフォーカス(Myopic Defocus)を与えた臨床試験の結果を掲載
しております。


タイトル “Biometric and refractive changes following the monocular application of peripheral
myopic defocus using a novel augmented-reality optical system in adults”
URL https://www.nature.com/articles/s41598-022-15456-4.pdf


Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)は、シュプリンガー・ネイチャー社によって刊行されて
いるオンラインでオープンアクセスの学術雑誌です。自然科学のすべての分野を網羅しており、論文の重要性やイ
ンパクトではなく、科学的正当性のみを評価することを目的として掲載されています。2017 年にはオープンアクセ
ス(OA)の査読つきの科学雑誌 PLOS ONE を抜いて世界最大の学術雑誌となりました*1。
*1
https://scholarlykitchen.sspnet.org/2017/04/06/scientific-reports-overtakes-plos-one-as-largest-
megajournal/


眼科医であり、当社の代表執⾏役会⻑、社⻑兼最⾼経営責任者である窪田良博士は、本件について次のように述
べています。
「本論文により、人工的に近視性デフォーカスをするという、我々のクボタテクノロジーにおける近視アプロー
チが、一日わずか 1.5 時間、週に数日で長期的効果を得られることを示すことができたことを嬉しく思います。今回
の成人患者のサンプルでは、年間換算で近視の進行を等価球面度数で見た場合、平均 101%抑制し、眼軸長の伸展の
38%の減少がみられました。これは、小児に比較して効果が見えにくい成人においても近視抑制の可能性を実証で



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きた初めての例であると考えております。今後も当社では、さらなる研究により科学的エビデンスを積み上げつ
つ、少しでも早く、多くの近視に悩む患者様にサービスを提供できるよう開発を進めてまいります。」



クボタメガネテクノロジーについて
クボタメガネテクノロジーは、網膜に人工的な光刺激を与えて近視の進行の抑制、治療を目指す当社独自のアク
ティブスティミュレーション技術です。網膜に光刺激を与えて近視の進行の抑制、治療を目指す技術は既に実用化
されており、米国では CooperVision 社の「MiSight®1day」という製品が近視抑制効果があるとして米国食品医薬品
局(FDA)より認可を受け、販売されています。この製品は、多焦点コンタクトレンズの仕組みを応用し、自然光を
ぼかして網膜周辺部に刺激を与えることで、一般的な単焦点コンタクトレンズと比較して近視の進行を抑制するこ
とを証明したコンタクトレンズです。一方、当社グループの「クボタメガネテクノロジー」は、この理論的根拠を
もとにナノテクノロジーを駆使してメガネに投影装置を組み込むことで、自然光をぼかすことなく、直接一番効果
的な映像を網膜周辺部に投影することを実現し、先行品よりも短時間の使用でより自然な見え方を維持しながら、
高い近視抑制効果を実現することを目指しています。


窪田製薬ホールディングス株式会社について
当社は、世界中で眼疾患に悩む皆さまの視力維持と回復に貢献することを目的に、イノベーションをさまざまな
医薬品・医療機器の開発及び実用化に繋げる眼科医療ソリューション・カンパニーです。当社 100%子会社のクボタ
ビジョン・インク(米国)が研究開発の拠点となり、革新的な治療薬・医療技術の探索及び開発に取り組んでいま
す。当社独自の視覚サイクルモジュレーション技術に基づく「エミクススタト塩酸塩」においては、糖尿病網膜症
およびスターガルト病への適応を目指し研究を進めております。また、在宅・遠隔医療分野(モバイルヘルス)に
おける医療モニタリングデバイス(PBOS)、ウェアラブル近視デバイスの研究開発も手掛けております。
(ホームページアドレス:https://www.kubotaholdings.co.jp)


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