アルツハイマー患者iPS細胞由来の疾患神経細胞「ReproNeuro AD-patient」販売開始のお知らせ

平成 27 年7月 29 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
問合せ先 取締役経営管理部長 帯 田 大悟
(TEL.045-475-3887)


アルツハイマー病患者 iPS 細胞由来の疾患神経細胞

「ReproNeuro AD-patient」販売開始のお知らせ


この度、当社はアルツハイマー病患者由来の iPS 細胞から作製した疾患神経細胞「ReproNeuro AD-patient」を
本年 8 月 10 日に販売を開始することになりましたので、お知らせいたします。


アルツハイマー病の治療方法や治療薬の研究開発において、患者の脳内にある神経細胞を調べることは極め
て重要な研究課題になりますが、患者から神経細胞を採取することは現実的ではありませんでした。この度、
当社はアルツハイマー病患者の皮膚細胞や血液細胞から iPS 細胞を作成し、それをさらに神経細胞に変化させ
ることで、実際のアルツハイマー患者と全く同じ遺伝子を有する神経細胞「ReproNeuro AD-patient」の開発に
成功し、発売を開始いたします。このような疾患モデル細胞は当社グループの海外ネットワークを活用するこ
とで容易に作製可能であり、今後とも様々な疾患モデルの開発に積極的に取り組んでまいります。
本アルツハイマー病モデル細胞により、当該領域における研究開発が加速し、研究開発コストの大幅な削減、
及びより効果の高い治療方法・治療薬の開発の促進に貢献いたします。


また、アルツハイマー病を始めとする認知症は、加速する高齢化社会において患者数が増加しており、大きな
社会問題として取り上げられております。より精度の高い治療方法や治療薬を求める市場からのニーズは極めて
大きいものであり、世界最先端の技術の実用化に成功した「ReproNeuro AD-patient」がこの社会的課題の解消に
大きく貢献することが期待されます。


アルツハイマー疾患細胞の 認知症を有する高齢者の
作製プロセス 将来推計(国内)
(万人)
















2000年 2005年 2010年 2015年 2020年
アルツハイマー患者 アルツハイマー
iPS細胞
の皮膚細胞・血液細胞 疾患神経細胞
出典:厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_recog.html

以上




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