高品質ヒトiPS細胞(ナイーブ型)用培養液「ReproNaiveTM」販売開始のお知らせ

平成 27 年6月 22 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
問合せ先 経 営 管 理 部 長 帯田 大悟
(TEL.045-475-3887)




高品質ヒト iPS 細胞(ナイーブ型)用培養液「ReproNaïveTM」販売開始のお知らせ



当社はこの度、世界最先端の iPS 細胞技術を導入した高品質ヒト iPS 細胞(「ナイーブ型」という)用の新規
培養液「ReproNaïveTM」を世界で初めて発売することになりましたのでお知らせいたします。


京都大学の山中伸弥教授が 2006 年に世界で初めて iPS 細胞を発明されて以降、iPS 細胞は再生医療に向けた
革命的な技術として世界中で研究開発が進められています。こうした中で 2010 年5月、マサチューセッツ工科
大学の教授らによって、より高品質かつ理想的な iPS 細胞(ナイーブ型)が見出されました。このナイーブ型ヒ
ト iPS 細胞は従来のヒト iPS 細胞よりも、より受精卵に近い理想的な状態にまでリプログラミングされており、
増殖能力は従来比で 100 倍(10 日間の培養で比較)と著しく高く、さらに、未分化で安定した培養状態を保つこ
とが容易であるなど、特筆すべき能力を有しています。こうした増殖能力の高さと品質の安定性による扱いやす
さは産業上の利用価値が高いものとして、iPS 細胞技術分野の中でも一際大きな注目を集めています。





ナイーブ型ヒト iPS 細胞は高い期待が寄せられていますが、これまで、その再現性が一部の研究グループに限
られる等、技術的に高度な水準を要求されておりました。今般、当社はこうした技術的障壁をクリアすることで、
誰にでも簡単にナイーブ型ヒト iPS 細胞を作製可能にするオールインワンの製品「ReproNaïveTM」を世界で初め
て製品化することに成功しました。通常のヒト iPS 細胞を ReproNaïveTM の中で、培養するだけで、ナイーブ型に
変化し、従来比で 100 倍(10 日間の培養)の増殖率と高い品質安定性が実現できます。ReproNaïveTM は iPS 細胞が
持つ産業上の利用価値を多面的にかつ飛躍的に向上させることができ、iPS 細胞の再生医療を大きく加速させる
ことが見込まれます。


今後も、こうした世界最先端の製品開発を行い、上市することで市場を牽引し、再生医療をはじめとした医療
の未来を開拓してまいります。



以 上





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