免疫チェックポイント阻害剤との併用に関する論文掲載について

2019 年 5 月 27 日
<各位>
ナ ノ キ ャ リ ア 株 式 会 社
代 表 取 締 役 社 長 中 冨 一 郎
( 4 5 7 1 東 証 マ ザ ー ズ )
問合せ先 取締役CSFO兼社長室長 松山哲人
電 話 番 号 0 3 - 3 2 4 1 - 0 5 5 3


免疫チェックポイント阻害剤との併用に関する論文掲載について

当社主要パイプラインであるNC-6004(シスプラチンミセル)については、既報の通
り、免疫チェックポイント阻害剤キイトルーダ®との併用による第Ⅱ相臨床試験(欧米・
台湾)の投与に向けた準備を進めておりますが、本併用試験を実施する根拠を述べたショ
ートコメントが、「Integrative Clinical Medicine」
(電子版)に掲載されましたのでお知
らせいたします。


NC-6004, a novel cisplatin nanoparticle, in combination with pembrolizumab for
head and neck cancer
Atsushi Osada
https://www.oatext.com/nc-6004-a-novel-cisplatin-nanoparticle-in-combination-with-pembrolizumab-for-head-and-neck-cancer.php



本文では、上記第Ⅱ相試験の実施根拠として下記の趣旨を述べております。
 プラチナ製剤と免疫チェックポイント阻害剤との併用が相乗効果をもたらすことが科学
的に支持されている。
 NC-6004 米国 Phase Ib 試験でプラチナ既投与例への有効性が観察され、さらには登録
された 2 例の頭頸部がん患者の何れでも長期の腫瘍縮小効果が認められた。
 免疫チェ ック ポイン ト阻 害剤とい う比 較的忍 容性 の高い薬 剤と 併用す るこ とで、
NC-6004 の優れた安全性を活かせる。
 免疫チェックポイント阻害剤は既に頭頸部がんで承認を得ている。
 Pembrolizumab の投与スケジュールは NC-6004 と一致(3 週間に 1 回投与)。


当社は、ミセル化ナノ粒子製剤の特徴を活かし、昨今開発競争が激化している免疫チェ
ックポイント阻害剤との併用試験を推進し、ミセル製剤の価値向上を果たすべく、本実施
根拠を基に研究開発を追求し、ミセル化ナノ粒子製剤の実用化を目指してまいります。


以上

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