当社連結子会社での、RNAシーケンス解析におけるデータ解析オプション拡充のお知らせ

2023 年 12 月 4 日
各 位
オンコセラピー・サイエンス株式会社
代表取締役社長 嶋田 順一
(コード番号 4564 東証グロース)
(問い合せ先)管理本部統括取締役 朴 在賢
電話番号 044‐201‐6429


当社連結子会社での、RNA シーケンス解析におけるデータ解析オプション拡充のお知らせ


この度、当社連結子会社である株式会社 Cancer Precision Medicine が実施している受託解析
サービスにおける RNA シーケンス解析につきまして、データ解析オプション【遺伝子発現解
析】の解析項目を拡充いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。


RNA シーケンス解析【遺伝子発現解析】
● TPM 値算出
遺伝子発現量として、TPM(Transcripts Per Million)値を算出します。TPM は、各遺伝子に
マッピングされたリード数を、総リード数及び遺伝子長で補正した値として算出されます。


● 発現変動遺伝子解析(Differentially Expressed Genes Analysis, DEG 解析)
異なる条件やグループ間(組織の違いや、薬剤投与の有無等)において、遺伝子発現量の
変動(上昇または低下)を統計的に検出し、発現量が有意に異なる遺伝子群を抽出します。


● 遺伝子オントロジーエンリッチメント解析(Gene Ontology Enrichment Analysis, GO エンリ
ッチメント解析)
DEG 解析で検出された発現変動遺伝子に着目し、遺伝子機能に関するデーターベース(遺
伝子オントロジー)上でどのカテゴリの遺伝子が多く観測されたかを抽出します。異なる条
件やグループ間における差異を特徴づける、生物学的プロセスや機能を抽出することができ
ます。


● 時系列発現量変動解析(Time Series 解析)
経時的な RNA シーケンスデータを元に、時系列に沿った発現量変動検出や、発現変動遺伝
子の抽出を行います。概日リズム、発生、ストレス応答等の生物学的プロセスや、薬剤投与
の影響などに関して、遺伝子発現量変動の経時的評価が可能となります。


● 遺伝子セットエンリッチメント解析(Gene Set Enrichment Analysis, GSEA)
異なる条件やグループ間における発現変動遺伝子が、事前に定義された遺伝子セットに偏
って抽出されるかどうかを評価します。比較したいサンプル群間で、どのような生物学的プ
ロセスや機能に影響が表れているかを調べることができます。


対応生物種:ヒト、マウス等


受託解析サービスに関するご質問、ご相談は、下記フォームよりお問い合わせください。
https://www.cancerprecision.co.jp/inquire/jutaku/
以上





3502