電通、グローバルに展開する米国のBtoBデジタルマーケティング会社「DWA社」の株式100%取得で合意

2017 年 12 月 20 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、グローバルに展開する米国の BtoB デジタルマーケティング会社
「DWA 社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、グローバルに展開する米国の BtoB
デジタルマーケティング会社「David Wood & Associates Inc.」(本社:サンフランシスコ市、
CEO:Bob Ray、以下「DWA 社」)の株式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しま
した。


1996 年に設立された DWA 社は、テクノロジーやデータ活用に強みを持ち、意思決定やマー
ケティング活動を強力に支援するサービスを提供することで、急成長してきました。現在、包
括的なサービスを提供する同社は、全世界にテクノロジー、統合マーケティング、コミュニケ
―ション戦略、デザインなどを専門とする従業員 150 名を抱えています。本拠地の米国をはじ
め、欧州ではロンドン市とミュンヘン市、APAC ではシンガポール市、北京市、バンガロール
市、シドニー市に営業拠点を展開しています。


今日、マーケティング関連のテクノロジーはダイナミックに成長しており、企業はデジタル
トランスフォーメーションを加速させる必要に迫られています。そのため、単なるツールの整
備にとどまらず、いかにテクノロジーを用いて多様なデータを分析・活用するか、どのように
オムニチャネル展開していくかなど、高度な技術へのニーズが高まっており、この領域は有望
な成長市場となっています。


DWA 社の強みは、まさにこうした企業ニーズに応えるサービス提供が可能な点にあります。
加えて、当社は昨年、米国独立系で最大級のデータマーケティング会社「Merkle」(マークル
社)※を買収し、同社を当社グループのグローバルネットワーク・ブランドの一つとして位置づ
け、マーケティング ROI(投資収益率)を最大化するサービスの世界展開を始めています。今
後当社は、マークル社のケーパビリティーの強化・拡充を図るため、DWA 社の事業ブランドを
「DWA, a Merkle Company」(DWA・ア・マークル・カンパニー)へと改称、両社の知見・
ノウハウを融合させることで、グローバルな BtoB デジタル市場において競争力の高いソリュ
ーションを提供し、成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2017 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。



※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワー

ク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。 のブランドとは、Carat、Dentsu
(Dentsu Brand
Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum を
指します。


【DWA 社の概要】
社 名 : David Wood & Associates Inc.(DWA 社)
本社所在地 : 米国カリフォルニア州・サンフランシスコ市
・ロンドン市、ミュンヘン市、シンガポール市、北京市、バンガロール市、
シドニー市に営業拠点を持つ
設 立 : 1996 年 3 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 1,990 万ドル(約 22.4 億円)(2016 年 12 月期)
代 表 者 : Bob Ray (CEO)
従業員数 : 150 名(全世界)
事業内容 : BtoB 領域においてデジタルマーケティング領域全般のサービスを提供


以 上





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