あすか製薬ホールディングス様の導入事例を公開

<プレスリリース カテゴリー:サービス導入事例発表>


2022 年 10 月 4 日
報道関係者各位
アイビーシー株式会社


あすか製薬ホールディングス様 のシステム運用 DX 事例
最適な切り分けでトラブル原因を即座に判別・解決
~ 明確なデータにより社内システム改善をスムーズに実現 ~


アイビーシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 裕之、以下 IBC)は、
あすか製薬ホールディングス株式会社様のシステム運用 DX 事例を公開しました。




あすか製薬ホールディングスは、
「先端の
創薬を通じて人々の健康と明日の社会に
貢献する」との経営理念のもと、「予防、
検査・診断、治療、予後」のヘルスケア市
場全体に関連事業を展開するトータルヘ
ルスケアカンパニー。あすか製薬株式会
社、あすかアニマルヘルス株式会社、株
式会社あすか製薬メディカルの 3 社を
関連会社に持つ。


利用開始:2022 年 3 月 System Answer G3、運用支援サービス
監視規模:300 台、20,000 項目
監視対象:本社、湘南研究所、いわき工場、全国に 20 拠点ある営業所、
グループ会社の L2 スイッチと無線 LAN アクセスポイント
【導入背景】
元はネットワーク監視ツールを使用しておらず、ユーザーからネットワークに関する問い合わ
せがあった際はシステムのログを確認したり、WAN 回線を提供するベンダーから随時トラフィ
ックデータを提供してもらうことで原因調査をおこなっていた。無線 LAN アクセスポイントに
ついては付属の管理ツールにログデータが収集されていたが、データの保存期間が 1 か月しかな
く、ログ一覧からの絞り込みも 1 ホストずつしか指定できないため、同じ部屋に設置された複数
台のアクセスポイントのデータを見比べることができなかった。このような状態を打開すべく、
システムの性能情報を取得できる監視ツールを導入することとなった。


【採用理由】
まず OSS である他社製品 A を検討したが、海外製品であるため最新バージョンのマニュア
ルの日本語化やサポートの対応に時差があり、急を要するトラブルの即時対応ができなかった。


そこで国産製品である他社製品 B と System Answer G3(以下 G3)に選定対象を絞り、1 か月
間の検証をおこなった。その際、両製品とも特定のメーカーの機器の監視設定ができないトラブ
ルが発生し、両社に問い合わせをおこなった。他社製品 B は海外の問い合わせ対応ベンダーから
の回答を国内の担当者が受け取ってからの対応となるため、 通あたりの返信に数日を要し、 か


月の試験期間の間ではそのタイムラグが惜しいと感じた。一方 G3 は IBC の担当 SE と迅速に
連絡が取れ、確認後すぐに回答があった。


結果的にトラブルの原因は該当機器のファームウェアの問題であることが判明し、他社製品 B で
も G3 でも監視を開始することができたが、IBC の迅速な対応と回答によりトラブルを解消でき
たため製品導入後のサポートにも安心感があると感じ、G3 を運用支援とあわせて採用すること
となった。また、あすか製薬では複数ベンダーの機器を使用しているため、G3 が 129 社ものベ
ンダー MIB テンプレートを標準搭載していることも後押しとなった。


【効果・感想】
リモートワークや Web 会議の需要の増加にともない、 Web 会議システムで使用する通信の
みをファイアウォールを経由する一般的な通信と独立させてインターネット環境に直接出ていく
ようにしており、この Web 会議システム専用線の通信量が帯域を超えないか、定期的に G3 で
確認している。そんな中、iPhone をいわき工場の Wi-Fi に接続するとクラウド PBX サービス
に繋げないという事象が発生したため調査したところ、クラウド PBX のアプリ通信も Web 会
議システムと同じく直接インターネットに出せばうまく繋がることがわかったが、Web 会議シス
テムと同じ回線に乗せることに対して「大人数がクラウド PBX で電話を掛けた際に Web 会議
システムの通信に問題がないか」「Web 会議が切れてしまわないか」といった不安の声が上がっ
た。そこで過去数か月分の G3 のデータから Web 会議システムでの通信量や iPhone の通信量
の目安、いわき工場でのこれまでの通信傾向などを確認し、帯域がいっぱいになったり会議が途
切れる心配はないという回答を即座に提示することができた。


また、運用支援で調査法や対応の妥当性について IBC の SE に相談することができることもと
ても心強い。


■ブックマーク機能による整理
ブックマーク機能でトラフィック
や CPU などの主要なグラフを分
類して管理している。拠点・建屋ご
とにグループ分けしているため、問
い合わせしてきた人の建屋がどこな
のかを聞いておけば、その建屋のグ
ラフを確認して異常の有無や問題の
発生したタイミングが一目でわかる。
原因特定・対応判断までにかかる時
間を圧倒的に短縮できた。


■トラブルの原因切り分け
G3 を導入してまずはじめに取り掛かったのは、これまで頻発していた、いわき工場の通信不
安定の原因調査だった。


長らくネットワークが原因だと考えられていたが、G3 でトラフィックデータを確認してみたと
ころ大量のトラフィックが流れているわけでもなく、不具合は見受けられなかった。


そこでトラブルが発生している機器自体を確認したところ、セキュリティソフトの異常検出・検
知の動作が PC の CPU を圧迫していたことが判明した。G3 のデータによりネットワーク側に
は問題がないことを明確に示すことができたため、スムーズに PC の交換対応に移ることができ
た。


【更なる高度化への取り組み】
今後、グループ会社間での連携や多種多様な働き方が予想される。社内の誰もがどこにいても
安定したネットワークを安全に利用できるようにするため、全社のネットワークセキュリティレ
ベルを向上させ、無線 LAN アクセスポイントが正常に稼働するように設定する必要がある。G3
で監視していた過去のネットワーク使用傾向をもとに、最適な環境設計をしていきたい。
<企業情報>【アイビーシーについて】
IBC は、2002 年の設立以来、性能監視分野に特化した事業を展開しており、IT システムの稼働状
況や障害発生の予兆などを把握する IT システム性能監視ツールの開発 販売およびコンサルティ

ングを手掛けています。


社 名:アイビーシー株式会社
本 社:〒104-0033 東京都中央区新川 1 丁目 8 番 8 号 アクロス新川ビル 8F
代 表 者:代表取締役社長 加藤 裕之
設 立:2002 年 10 月
事業内容:IT システム性能監視ツールの開発/販売/サポート
IT システムの性能評価サービス
IT システムの設計・構築、コンサルティング
IoT セキュリティ基盤サービスの開発/提供
各種機器、ソフト販売


<本件に関するお問い合わせ>
■アイビーシー株式会社
電話 :03-5117-2780
E-mail:info@ibc21.co.jp

8763