東京音楽大学様の導入事例を公開

<プレスリリース カテゴリー:サービス導入発表>


2022 年 3 月 3 日
報道関係者各位
アイビーシー株式会社


東京音楽大学様 のシステム運用改善 DX 事例

トラブル原因の可視化とシステム最適化の第一歩を実現!
~ 新型コロナによる授業方式の多様化に応え、適切な投資をおこなうために ~


アイビーシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 裕之、以下 IBC)は、
東京音楽大学様のシステム運用改善 DX 事例を公開しました。




利用開始:2021 年 4 月
監視規模:5,000 項目
監視対象:池袋・中目黒 両キャンパスの基幹スイッチ、Wi-Fi 設備の監視、データセンター


【導入背景】
2019 年 4 月、中目黒・代官山キャンパスが新たに開校して 2 キャンパス制になり、管理すべき
機器台数が増加したため、NTT 東日本から「システム全体を一元的に監視・管理できるツールを
導入してはどうか」と提案を受けた。System Answer G3 が候補に挙がったが、当時はシステムト
ラブルもなく監視ツールの必要性を感じられなかったため、導入は見送りとなった。
しかし 2020 年 5 月、新型コロナウイルス対策のためにリモート授業を開始したことで、システ
ムの状況が一変した。 YouTube に講義動画をアップロードしたり、Zoom で授業をおこなうよ
うになったため、通信量が一気に上昇した。また、同年 6 月からは学生への対面レッスンを再開
したことで「登校して 1 時間目にレッスンを受け、2 時間目の Zoom 授業は学内の空き教室か
ら参加する」というような状況が発生するようになった。学生が 1 つの教室に密集することを禁
止していたため、これまであまり使用されていなかった教室や廊下、休憩室などの無線 LAN ア
クセスポイントが使用されるようになり、Wi-Fi が繋がりにくい箇所の改善依頼が頻繁に寄せら
れるようになった。


通信量の増加に伴い学内ネットワークが断続的に不安定になるという問題も発生していたが、解
決しようにも原因として思い当たる箇所が多く絞りきれなかった。この通信不安定の原因となっ
ている箇所を突き止めるため、再度 System Answer G3 を検討することにした。


【採用理由】
System Answer G3 の PoC を 2 週間おこなった結果、中目黒・代官山キャンパスの L3 スイッ
チがボトルネックとなっていることがわかった。また、学内のどのアクセスポイントが頻繁に使
われているのかを洗い出すことができた。


これまで見えていなかった各機器のシステム状況をグラフで可視化できたことのインパクトは大
きく、また今後もデータを取りためていくことでアクセスポイント増強の必要性を見極めること
などもできるため、導入を決定した。


■ブックマーク機能
任意のグラフを選択して一覧表示させる
ことができます。毎日確認するグラフをま
とめておいたり、別拠点の同機種のグラフ
を並べて比較したりすることができます。




■カラム変更と十字カーソル
カラム数を変更することで、横列に並べる
グラフの数を 1 ~ 5 個の間で変更できま
す。また、
「十字線カーソル」を利用するこ
とで、上下や左右に並べたグラフ同士を比
較しやすくなります。相関関係のあるリソ
ースや機器を比較することで、異常な変化
の兆候を捉えたり、障害発生時には、迅速に原因特定がおこなえます。


【効果・感想】
導入後アイビーシーの支援を受け、しきい値を設定し、アラート通知がメールで届くようにした。
すると、これまでは問題として全く認知していなかった箇所からもアラートが上がるようになり、
もし System Answer G3 を導入していなければ今後も放置するかもしれなかったと思うと、導入
効果の大きさを感じている。日頃の運用ではブックマーク機能などを活用し、工数削減に役立て
ている。


また、アイビーシーには年 4 回の運用支援サービスも依頼しており、System Answer G3 の活用
方法や取得データの分析方法のレクチャーを定期的に受けている。現在はアラートが上がっても
すぐに対処できない事象もあるが、今後の運用支援を通して対応フローを確立させたい。


【更なる高度化への取り組み】
System Answer G3 の分析機能を活用して、学生・教員からの要望に合わせたシステム最適化を
おこなっていきたい。まずは、過去に導入した機器のリソースが現在の使用量に対して過剰もし
くは不足になっていないかを確認し、リプレイスの計画を立てたい。


また、現在 1G で使用している回線帯域を増やすことを検討している。これまでは増強申請の根
拠となるデータがなく、予算を取るのに苦労していたが、今後は System Answer G3 に蓄積され
たデータが活用できそうである。




<企業情報>【アイビーシーについて】
IBC は、2002 年の設立以来、性能監視分野に特化した事業を展開しており、IT システムの稼働状
況や障害発生の予兆などを把握する IT システム性能監視ツールの開発 販売およびコンサルティ

ングを手掛けています。


社 名:アイビーシー株式会社
本 社:〒104-0033 東京都中央区新川 1 丁目 8 番 8 号 アクロス新川ビル 8F
代 表 者:代表取締役社長 加藤 裕之
設 立:2002 年 10 月
事業内容:IT システム性能監視ツールの開発/販売/サポート
IT システムの性能評価サービス
IT システムの設計・構築、コンサルティング
IoT セキュリティ基盤サービスの開発/提供
各種機器、ソフト販売


<本件に関するお問い合わせ>
■アイビーシー株式会社
電話 :03-5117-2780
E-mail:info@ibc21.co.jp

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