令和5年度「橋渡し研究プログラム(シーズF)」の採択のお知らせ

NEWS RELEASE


2023年5月24日
各 位
会 社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 津 村 尚 史
(コード番号:3446 東証プライム)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 日 谷 哲 也
(TEL. 072-655-2785)



令和5年度「橋渡し研究プログラム(シーズ F)」の採択のお知らせ

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した令和5年度「橋渡し研究プログラ
ム(シーズ F)
」において、橋渡し研究支援機関として国立大学法人大阪大学、研究代表機関と
して国立大学法人東京大学(以降、東京大学と記載)、その他参加機関として株式会社ジェイテ
ックコーポレーションおよびその他関連大学、医療機関、再生医療会社が提案した研究開発課題
が採択されましたので下記の通りお知らせいたします。


1.採択事業について
研究開発課題名: ヒト弾性軟骨デバイスを用いた小児顔面醜形に対する新規治療法の開発
(令和5年度~令和9年度)
研究開発代表者: 東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター 再生医学分野
教 授 谷口 英樹

当社は、長年産業技術総合研究所と共同で研究開発を進め、独自技術となる3次元浮遊培養技
術「CELLFLOAT®」の開発に成功しました。この「CELLFLOAT®」は当時横浜市立大学医学部に所属さ
れていた谷口教授らが世界で初めてヒトの耳介軟骨膜から分離同定した軟骨前駆細胞を基に再構
築するヒト弾性軟骨デバイス(軟骨組織)の大型化に寄与し、移植するには十分な大きさとなる
数十 mm サイズのデバイス製造を可能にしました。将来本デバイスは、再生医療等製品として顔面
部部分欠損や膝関節疾患等の疾患への適用が期待されています。

今回のプログラムは、本デバイスの適用先の一つとなる「小児鼻変形疾患」を対象疾患とする
医師主導治験の準備および実施するものであり、当社は本デバイス製造に資する3次元回転浮遊
培養装置「CellPet 3D®」とその培養容器「SV-100」を用いた臨床製造に係る研究開発を担います。

今後、本研究開発の推進により再生医療等製品事業に係る知見を高め、対象疾患を患者数が多
い頭頚部部分欠損や膝関節疾患等への適用を図ることで、再生医療分野における培養装置・シス
テムならびに消耗品の販売ビジネスや新規支援ビジネス等の事業展開につなげてまいります。

2.今後の見通し
本発表による 2023 年6月期の業績への影響は軽微であり、来期以降の見通しについて大きく影
響を与える場合は速やかに開示してまいります。

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