令和2年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」の採択のお知らせ

NEWS RELEASE


2020 年 4月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 津 村 尚 史
(コード番号:3446 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 平 井 靖 人
(TEL. 072-655-2785)




令和2年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」の採択のお知らせ

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した令和2年度「橋渡し研究戦略的
推進プログラム」
(拠点:大阪大学)において、研究代表機関として公立大学法人横浜市立大学(以
降、横浜市立大学と記載)
、その他参加機関として国立大学法人東京大学、神奈川県立こども医療
センター、株式会社ジェイテックコーポレーションの研究提案が採択されましたので下記の通り
お知らせいたします。

1.採択事業について
研究開発課題名: ヒト弾性軟骨デバイスを用いた頭頚部形態異常疾患に対する新規治療法の開発
(令和2年度~令和3年度)
研究開発代表者: 公立大学法人横浜市立大学 大学院医学研究科 臓器再生医学
教 授 谷口 英樹

当社は、独自の培養技術「CELLFLOAT®」を⾧年産業技術総合研究所と共同で研究開発を進め、
横浜市立大学医学部の谷口教授らがヒトの耳介軟骨膜から分離同定に成功した軟骨前駆細胞から
世界で初めて再構築に成功したヒト弾性軟骨デバイス(軟骨組織)の大型化に CELLFLOAT®を
適用することで、現在数十 mm サイズのデバイス製造を可能にし、将来は再生医療等製品として
耳鼻部や膝関節等の疾患への適用を目指しております。
今回のプログラムでは、本デバイスの適応先として小児疾患である「鼻咽喉閉鎖機能不全」を
対象疾患とする医師主導治験を目指し、デバイス製造法の確立、非臨床試験の実施、臨床準備を
行い、稀少疾患ではありますが社会貢献として取り組んで参ります。
今後、本研究開発を推進し、対象疾患を患者数が多い耳鼻部や膝関節等への適応を図ることで、
将来の当社の再生医療分野の事業展開を図るために培養装置・システムならびに消耗品の販売ビ
ジネスやそれらの規制対応支援ビジネスを推進して参ります。

2.今後の見通し
本発表による 2020 年6月期の業績への影響は軽微であり、来期以降の見通しについて大きく
影響を与える場合は速やかに開示して参ります。
以 上

※鼻咽腔閉鎖機能不全
生まれつき咽頭後壁に形態異常があることで明瞭な言語発声ができず、小児の健全な精神的成⾧も阻害する疾患
で、従来の咽頭弁法に代わる効果的な治療が求められていた。そこで近年肋軟骨移植法が有効であるとされてい
るが、侵襲性・移植する組織量の問題があり、それらを解決する治療としてヒト弾性軟骨デバイスを適用し、患者
にやさしい治療法の提案をしている。

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