X線自由電子レーザー施設SHINEからの当社Osaka Mirror大型受注のお知らせ

NEWS RELEASE


2023 年 1 月 23 日
各 位
会 社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 津 村 尚 史
(コード番号:3446 東証プライム)
問合せ先 取 締 役 管 理 部 長 平 井 靖 人
(TEL. 072-655-2785)



X線自由電子レーザー施設SHINEからの
当社“Osaka Mirror”大型受注のお知らせ

当社は、中国上海市で 2025 年の完成を目指して建設中の硬 X 線自由電子レーザー施設 SHINE
(Shanghai HIgh repetition rate XFEL aNd Extreme light facility)から、各種長尺超高精度X線ミ
ラーの大型受注を取得したことをお知らせします。


本受注の受注金額は約 2.1 億円で、国内のX線自由電子レーザー施設 SACLA(SPring-8
Angstrom Compact free electron LAser)をはじめ、米国の SLAC(Stanford Linear Accelerator
Center)
、欧州の EU-XFEL(EUropean X-ray Free-Electron Laser facility)等、当社から多数の超
高精度X線ミラーの納入実績がある世界各国のX線自由電子レーザー施設における豊富な実績を背景
に、先端的研究に対する当社の貢献が中国市場において高く評価されたことによるものと考えており
ます。今後も中国を筆頭に世界の主要国においてX線自由電子レーザー施設の建設が計画されてお
り、既に各地からの引き合いが活発化しております。


昨今、バイオ・メディカル、クリーンエネルギー、半導体に関する研究がグローバルで活発化して
いるところ、放射光施設や X 線自由電子レーザー施設での高度化されたX線を用いた最先端の分析・
評価のニーズが高まっております。このような状況のなか、国内においては 2023 年度稼働予定の東
北放射光施設 Nano Terasu や SPring-8 の第4世代へのアップグレードが進行しております。また海
外においては中国深圳市、武漢市等の大型放射光施設の新設や欧米中で既に稼働している放射光施設
の第4世代へのアップグレードが進行しており、計画段階の案件も順次控えていることから、さらな
る超高精度ミラーの需要拡大が見込まれております。


今後、当社は“Osaka Mirror”の製造に必要不可欠なナノ加工・計測技術の更なる向上を進めると
ともに、放射光分野だけでなく半導体分野などの様々な産業分野へ高精度光学素子の展開を図り、科
学技術イノベーションを創出する最先端の研究と常に関わりを持ち続けることで、広く社会に貢献し
てまいります。


以 上

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