天龍村の伝統野菜「十久保南蛮」の商品開発に取り組みます

2023年 12月19日
NEWS RELEASE
と く ぼ

天龍村の伝統野菜「十久保南蛮」の商品開発に取り組みます
旭松食品株式会社(本社:大阪市、本店:長野県飯田市、社長 木下博隆)は長野県
下伊那郡天龍村と共同で十久保南蛮の商品化に向けた取り組みを開始しました。
旭松食品株式会社では循環型社会を目指す取り組みの1つとして、伝統的な農作物への当社肥料(ソイ
バイオソイル®:詳細は別紙参照)を活用し、地域農業の活性化を応援しています。その取り組みの一環とし
て、今回信州の伝統野菜に登録された天龍村の十久保南蛮の商品開発を行います。

十久保南蛮は天龍村の十久保地区で栽培され
ていた唐辛子です。一時、栽培が途絶え、品種が
失われかけましたが、天龍村と共同で十久保南蛮
の再興に取り組み、2023年11月20日付け通知
で信州の伝統野菜に登録されました。
当社ではこれまで大豆加工で培ってきた食品加
工技術を生かした製品づくりを進め、天龍村と共同
で十久保南蛮を用いた商品展開とブランドの構築
へ協力いたします。


十久保南蛮の伝統野菜登録に際して、唐辛子研究の第一人者である
信州大学 松島教授よりメッセージをいただきました。

長野県が進める「信州の伝統野菜」の制度では現在、9つのトウガラシ品種が選定
されています。これは他県の伝統野菜認定制度と比べても格段に多い品種数です。
このうち南信州地域でもこれまで2品種のトウガラシ在来品種が「信州の伝統野
菜」として選定されていましたが、天龍村の十久保南蛮も古くから利用されてきたトウ
ガラシ在来品種のひとつです。
強い辛味と華やかな香り、さらに鮮やかな赤は優れた調味料、またはトウガラシ加工
商品材料して大いに期待できます。
また、地域の伝統的な食べ方として囲炉裏で燻したものを使うと伝えられており、他
地域のトウガラシではない独特な加工・保存法として興味深いです。
天龍村の歴史と風土が育んだ十久保南蛮を、今後、新たな形で地域資源・食資
源として活用していくことに大きな期待が寄せられます。
松島憲一教授


本件は天竜村においても天龍村HP(vill-tenryu.jp)にて「天龍村の十久保南蛮が信州の伝統野菜に選定されました」
として同時にリリースを行っております。
本件に関するお問い合わせ先
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