VFRとACSLが長野県豪雨の被害状況調査にドローンを活用 -VFR初のエンドユーザー向けドローンソリューション提供-

報道関係各位




2020 年 8 月 21 日
VFR 株式会社
株式会社自律制御システム研究所


VFR と ACSL が長野県豪雨の被害状況調査にドローンを活用
-VFR 初のエンドユーザー向けドローンソリューション提供-


VFR 株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:留目 真伸 以下 VFR)と株式会社自
律制御システム研究所(本社:東京都江戸川区 代表取締役社長兼最高執行責任者(COO):
鷲谷 聡之 以下 ACSL)は、長野県企業局からの依頼により、2020 年 7 月の豪雨で土砂崩れの
あった長野県企業局大鹿発電所付近において、2020 年 8 月 13 日(木)~14 日(金)、ドロー
ン空撮による状況調査を実施しました。尚、この取り組みは VFR が提供する初めてのエンドユ
ーザー向けソリューションとなります。
VFR と ACSL は、今後も長野県の災害支援に協力していくと共に、新たな社会インフラとし
てのドローンの普及に向け、両社での連携をより強化し、共同での機体開発に加え、高度な産
業用ソリューションについても調査・検討を進めてまいります。




写真)調査実施中のドローンの様子



<調査概要>

・場所:長野県企業局大鹿発電所(長野県下伊那郡大鹿村大字大河原)付近*
*小渋川取水口から小渋川沿い約 3km/御所平取水口から小河内沢川沿い約 500m
・日時:2020 年 8 月 13 日(木)~14 日(金)
・目的:長野県における「令和 2 年 7 月豪雨」により土砂崩れで人が立ち入れないエリアの
被害状況調査
・内容:ドローンによる調査エリアの空撮(補助者なし目視外飛行)
・各社の役割
① VFR: ソリューション提供(長野県・ACSL との調整、航行管理、調査管理 等)
② ACSL: 調査用機体(ACSL-PF2)提供、航行プログラム策定、飛行操作
・長野県庁所属課室:長野県庁 企業局 電気事業課
<調査実施の経緯>

VFR は 2020 年 3 月の設立以前より、長野県の課題をドローンで解決するソリューションの提
供についてディスカッションを重ねてきました。2020 年 7 月の長野県豪雨を受けて、改めて
長野県に対して災害支援へのドローン活用を VFR が提案したところ、この依頼を受け、協業先
である ACSL と共同で状況調査を実施することとなりました。ACSL は災害調査や物資救援等
でのドローン活用の経験を有しており、2017 年 7 月九州北部豪雨で、内閣府の要請により航
空法の特例措置を受けての目視外飛行の実施や、2019 年 10 月に、台風 19 号の被害に伴う東
京都からの要請を受けての奥多摩町へのドローンによる緊急物資輸送を実施しています。


<長野県庁 企業局 電気事業課 コメント>

当局でも積極的なドローンの活用を行っていますが、当該地点のような遠方の山岳地帯での飛
行には経験・技術面で困難な部分があります。今回、高機能なドローンを活用できたことで、
効率的に調査を進めることができ、被害が想定された取水口付近の状況がより正確に把握でき
たため、非常に有意義な結果を得ることができました。

<調査実施の様子>




<ACSL-PF2 からの空撮写真一例>




写真左)調査メンバーが集合する調査開始地点。
写真中)小渋川取水口に向かう途中で確認された土砂崩れの様子。
写真右)御所平取水口。異常のないことを確認。


※調査の様子をまとめた動画を下記 URL よりご覧いただけます。

https://youtu.be/GpjmuezRlEs


<VFR と ACSL の協業内容について>

・VFR のコンピューティング技術・ロボティクス技術と ACSL の機体開発技術・自律制御技術
等を活用し、ACSL の既存機体(ACSL-PF2、Mini 等)のアップデート並びに用途別に最適
化した新機体の共同開発を行い、2021 年以降の順次導入を目指しています。
・高度な産業用ソリューションを開発していくことも視野に入れ、共同での調査・検討を進め
ています。




<ACSL について>

ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、国産の産業用ドローン
の開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端
の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検
や郵便・物流、防災などの様々な分野で採用されています。


社名: 株式会社自律制御システム研究所
所在地: 東京都江戸川区臨海町 3-6-4 ヒューリック葛西臨海ビル2階
代表者: 代表取締役最高経営責任者(CEO) 太田 裕朗
代表取締役社長兼最高執行責任者(COO) 鷲谷 聡之
設立年月日: 2013 年 11 月 1 日
URL: https://www.acsl.co.jp/
事業内容: 商業用ドローンの製造販売及び自律制御技術を用いた無人化・IoT 化に係る
ソリューションサービスの提供


<VFR について>

VFR は「技術と情熱で、人と社会の可能性を切り拓く」をビジョンに掲げ、VAIO 株式会社の
子会社として設立。ドローン事業者、サービサー、エンドユーザー向けにソリューション提供
を行っています。またドローン産業に関わる全ての関係者の方とオープンでフラットに対話を
行うことで、ドローン産業の発展のためのエコシステム構築に貢献していくことを目指してい
ます。


社名: VFR 株式会社(ブイエフアール/VFR Inc.)
所在地: 東京都品川区東品川 4-12-6 日立ソリューションズタワーB 14 階
代表者: 代表取締役社長 留目 真伸(とどめ まさのぶ)
設立年月日: 2020 年 3 月 12 日
URL: https://vfr.co.jp/
事業内容: 小型無人航空機(ドローン等)および付随するソフトウェアの企画、設計、
製造、販売、修理、保守、点検、輸出入、並びに設計、製造、修理の請負。
これらに付帯する、技術支援、設計支援及び、生産・販売のオペレーション
支援や計画立案等の支援、等。



報道関係のお問い合わせ先

VFR 株式会社
広報担当:沼尻 佳奈(ぬまじりかな)
Email:press@vaio.com
※VFR 株式会社の広報は VAIO 株式会社にて代行しています。


株式会社自律制御システム研究所(ACSL) カスタマーリレーション
広報担当:廣嶼 絢子(ひろしまじゅんこ)
Email:sales@acsl.co.jp TEL:03-6661-3870
以上

※記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。





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