東光鉄工とACSL、防災・減災対策ドローンの開発・販売に向け協業を開始

各 位


2020 年 7 月 28 日
東光鉄工株式会社
株式会社自律制御システム研究所



東光鉄工と ACSL、防災・減災対策ドローンの開発・販売に向け協業を開始


東光鉄工株式会社(本社:秋田県大館市、代表取締役会長:虻川 東雄、以下「東光鉄工」といいます。

と株式会社自律制御システム研究所(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:鷲谷 聡之、 「ACSL」
以下
といいます。)の両社は、国策「国土強靭化基本計画」に沿い、豪雨や地震などの大規模な自然災害時の
過酷な環境下で迅速に状況情報収集・調査等に使用できる防災・減災対策ドローンの開発・販売に向けた
協業を開始しましたのでお知らせいたします。


東光鉄工と ACSL は、人命救助や災害出動現場における情報収集、レスキュー活動などに活用できる
ドローンの重要性、および昨今高まりつつある機密情報セキュリティ管理等に十分に配慮した安全・安
心なドローンに対する需要急増から、両社の技術の融合により高いシナジー効果が期待できると考え、
今回の協業に至りました。


東光鉄工は、
「地域貢献」
「社会インフラ貢献」を目標に掲げ、南極の東光ドームや防災シェルターなど
独自製品の開発・販売を行っています。2015 年からは UAV 事業部を立ち上げ、これまで製造した農薬散
布ドローンのノウハウを生かし、秋田県のサポートを得ながら、耐風性・防水防塵性に加え、浮沈構造を
追加した、防災・減災対策ドローンを開発しています。
ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、国産の産業用ドローンの開発を
しています。ACSL はドローンの姿勢や飛行を司るフライトコントローラを独自開発しており、高いセキ
ュリティを誇り、あらゆる条件下での最適な飛行を可能とする技術が強みです。また、2017 年 7 月九州
北部豪雨では、内閣府の要請により航空法の特例措置を受け目視外飛行を実施した経験※1 や、2019 年 10
月には、台風 19 号の被害に伴う東京都からの要請を受けての奥多摩町へのドローンによる緊急物資輸送
の経験を有します※2。
この度の開発の背景・狙いは、被害規模が甚大傾向にある自然災害や遭難事故等を鑑み、国策「国土強
靭化基本計画」に応えるべく、高性能・多機能に優れた全天候対応型のミッション・クリティカルなドロ
ーン機体の提供にあります。


今後両社は、東光鉄工がハード設計・製造した機体に、ACSL が開発したフライトコントローラを搭載
した国産の防災・減災対策ドローンを共同で開発・販売してまいります。
【写真】




東光レスキュードローン® TSV-RQ1※3


※1
ACSL は、九州北部豪雨災害において、内閣府の要請により航空法の特例措置を受け目視外飛行を実施し
ました。片道 3 ㎞の道のりを約 11 分で飛行し、土砂災害の状況調査、現場までのルート確保に活用され
ました。ACSL の YouTube チャンネルにて動画がご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=EtmG2MUjfi8


※2
ACSL は、ANA ホールディングス株式会社、NTT ドコモ株式会社の協力のもと、車両の通行できない西
多摩郡奥多摩町日原地区へ緊急物資輸送を実施しました。被災時の物資輸送として実用化も進んでいま
す(動画出典:東京動画)

https://www.youtube.com/watch?v=sUPPzeZVcqQ&feature=youtu.be


※3
東光鉄工㈱は東光レスキュードローン® 製品名称「TSV-RQ1」の研究開発を行いました。
耐風性、防塵防水性、気密性を追求し、オプションの付け替えで多様なニーズへ対応できる全天候型ドロ
ーンです。UAV 事業部の YouTube チャンネルにて「TSV-RQ1」の紹介動画がご覧いただけます。
https://youtu.be/OApv65w4S6I


【本リリースに関するお問い合わせ】
東光鉄工株式会社 UAV 事業部
担当:高橋 成典、高橋 麻衣子
Email:info-uav@toko-akita.co.jp TEL:0186-57-8755 FAX:0186-57-8681


株式会社自律制御システム研究所(ACSL) カスタマーリレーション
広報担当:廣嶼 絢子(ひろしまじゅんこ)
Email:sales@acsl.co.jp TEL:03-6661-3870

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