当社関連会社の医化学創薬株式会社における「エクソソーム糖鎖解析サービス」開始についてのお知らせ

2017 年 6 月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社トランスジェニック
代表者名 代表取締役社長 福 永 健 司
(コード番号 2342 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 船 橋 泰
( 電 話 番 号 03-6693-9571)

当社関連会社の医化学創薬株式会社における
「エクソソーム糖鎖解析サービス」開始についてのお知らせ


当社関連会社の医化学創薬株式会社(代表取締役社長:伊藤勝彦、札幌市 以下、
「医化学創薬」
)は、こ
の度、エクソソーム糖鎖解析サービスを開始することを決定しましたので、ここにお知らせいたします。


【概要】
エクソソーム※1 は、現在の生命科学において最も注目されている分野の一つで、細胞間の情報交換を担う
機能を有することが解明されて以来、研究が一気に盛んになりました。がん細胞から分泌されるエクソソー
ムを選別することができれば、がんの早期発見につながる可能性もあります。早期発見のためにはエクソソ
ームにおけるバイオマーカーが必要となりますが、この候補として糖鎖をはじめとしたいくつかの分子が挙
げられております。
そこで医化学創薬が保有する糖鎖解析技術がエクソソーム研究の発展に役立つものと考え、新しくサービ
スを提供することにいたしました。なお、サービス開始は 2017 年 7 月中を予定しています。


本件につきまして、医化学創薬代表取締役社長の伊藤勝彦は次のように述べています。
「エクソソームは、疾患の早期診断、バイオマーカーや DDS 粒子として広く利用されることが期待されて
おり、大きな市場を形成すると見込まれています。エクソソーム表面の糖鎖の違いが、がんの転移臓器への
指向性を制御しているという非常に興味深い報告もあります。我々が培ってきた糖鎖解析技術がエクソソー
ム研究の一助となることを期待しています。



◆ご参考
※1 エクソソーム
生体内の細胞や培養中の細胞によって産生され、体液や培養上清
中に放出される直径数 10nm から 200nm 程度の細胞外小胞体です。
その構造は、右図のように脂質二重膜で囲まれており、膜上には
テトラスパニンや糖脂質、接着分子、主要組織適合遺伝子複合体
(MHC)などを発現し、内部には DNA や mRNA、miRNA といった核酸
や蛋白質を含んでいます。 エクソソームの模式図



以 上

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