神戸市消防局・小野市消防本部で映像通報システム「Live119」の本運用を開始

News Release


2020 年 7 月9日
各 位
株式会社ドーン

神戸市消防局・小野市消防本部で映像通報システム「Live119」の本運用を開始

株式会社ドーン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:宮崎正伸)は、兵庫県内の2つの消防におい
て、映像通報システム「Live119」の本運用を開始しました。


1 概要
当社は昨年 9 月より、神戸市消防局との協定に基づき実証実験を開始し、実際の 119 番通報での試行運
用を行いながら、そこで得られたノウハウや課題をもとに、「Live119」の機能や性能、運用方法等の改良を進め
ました。その後各地の消防において、このシステムの有効性・実用性を高く評価いただけることとなり、このたび全国
に先駆け、神戸市消防局と小野市消防本部において本運用を開始する運びになりました。
(1)神戸市消防局:2020 年 7 月1日本運用開始(2019 年 9 月~実証実験/11 月~試行運用)
(2)小野市消防本部:2020 年 7 月1日本運用開始(2020 年 3 月~実証実験・試行運用)
当社は今後、全国の消防での本格導入を積極的に推進してまいります。

2 「Live119」とは
「Live119」は、当社が開発した消防機関向け映像通報システムであり、119 番の通報者がスマートフォンによ
るビデオ通話を行い、通報現場の状況を撮影し消防に伝送するシステムです(※)。
消防管制室は、通報者が撮影する映像から通報現場の詳しい状況(事故・火災や傷病の様子)を確認し、
音声による 119 番通報だけでは把握が難しい視覚的な情報をリアルタイムに収集することができ、救急事案等の
際に通報者への効果的な口頭指導を支援します。
このシステムの利用は、消防管制室が必要に応じて通報者に依頼し、119 番通報の発信元電話番号宛に案
内されるウェブサイトを通報者が表示することでビデオ通話が開始される方式を採用しています。専用アプリを事前
にダウンロードする必要がなく、一般市民にとって心理的な余裕がない緊急通報の際にも簡単な操作で利用でき
るよう配慮しているため、多くの事案に活用されることが期待できます。




※ 「Live119」は、株式会社ドーンの商標です。
※ 当社報道発表資料
① 2019 年 4 月 22 日付「消防機関向け映像通報システム「Live119」をリリース」(https://contents.xj-stor
age.jp/xcontents/23030/f0a3c9b4/115f/4dcd/8051/9ac99bc7ca8e/14012019041940726
9.pdf)
② 2019 年 11 月 6 日付「映像通報システム「Live119」の試行運用を神戸市消防局管内の 119 番通報で実施」
(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/23030/55a905e3/e5dd/4849/a09b/205f9f5c6
a61/140120191105419484.pdf)

3 経緯と今後の展望
近年、行政の災害対応等における現場情報の迅速かつ正確な収集が課題となっており、映像伝送による情
報共有の技術に期待が高まっています。当社は、これまで消防救急をはじめとする防災分野の情報共有を支援
するさまざまなシステムを提供しており、その技術やノウハウを活用することで、緊急通報におけるリアルタイムな映
像伝送の仕組みを実現しました。
5G 時代の到来により今後、映像通信の利用の広がりが見込まれるなか、この技術がさまざまなシーンで市民
生活や安全の確保に役立つことが期待されます。

当社は今後も、様々な空間情報技術を活用した新しいサービスの展開を積極的に進め、安心安全な社会の
実現に貢献してまいります。
以 上

<ご参考>株式会社ドーンについて
地理情報システム(GIS)を構築するための基本ソフトウェアやGIS関連システムの開発・販売を事
業の柱とし、近年は防災・防犯分野で使われる空間情報技術を提供するクラウドサービスに注力しています。

<問い合わせ先>
株式会社ドーン管理部 IR 担当
TEL:078-222-9700 E-mail:dawn@dawn-corp.co.jp

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