映像通報システム「Live110(仮称)」の実証実験を兵庫県警察本部で開始

News Release


2019 年 8 月 20 日
各 位
株式会社ドーン

映像通報システム「Live110(仮称)」の実証実験を兵庫県警察本部で開始

株式会社ドーン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:宮崎正伸)は、兵庫県警察本部と連携し、
110 番通報の際にスマートフォンによるビデオ通話を行うシステム「Live110(仮称)」の実証実験を開始しまし
た。

1 兵庫県警察本部における実証実験の概要
(1)期間
2019 年 8 月 20 日から 2019 年 9 月 10 日まで
(2)目的
通報現場の視覚的な情報をリアルタイムに収集することができる映像通報システムを活用することで、迅速
的確な初動警察活動をより一層強化するため
(3)内容
兵庫県警察本部の管轄区域内における実際の 110 番通報の際に、警察の通信指令室と通報者との間で、
このシステムを使った通話を行う実証実験を実施し、その効果や問題点等の抽出を行い、兵庫県警察本部
におけるシステム導入の要否等の検討を進めるもの
2 「Live110(仮称)」の概要
「Live110(仮称)」は、当社が開発を進めている消防機関向け映像通報システム「Live119」(※)をベ
ースに警察本部向けに開発したもので、110 番の通報者がスマートフォンによるビデオ通話を行い、通報現場の
状況を撮影し警察に伝送するシステムです。
警察の通信指令室は、通報者が撮影する映像から通報現場の詳しい状況を確認し、音声による 110 番通
報だけでは把握が難しい視覚的な情報をリアルタイムに収集することができます。
このシステムの利用は、警察の通信指令室が必要に応じて通報者に依頼し、110 番通報の発信元電話番
号宛に案内されるウェブサイトを通報者が表示することでビデオ通話が開始される方式を採用しています。専用ア
プリを事前にダウンロードする必要がなく、110 番通報の機会が多くない一般市民でも簡単な操作で利用できる
よう配慮しているため、多くの事案に活用されることが期待できます。




※ 当社報道発表(2019 年 4 月 22 日付):消防機関向け映像通報システム「Live119」をリリース
(http://contents.xj-storage.jp/xcontents/23030/f0a3c9b4/115f/4dcd/8051/9ac99bc7ca8e/1
40120190419407269.pdf)
3 経緯と今後の展望
近年、行政の災害対応における現場情報の迅速かつ正確な収集が課題となっており、映像伝送による情報
共有ツールへの期待が高まっています。当社は、これまで警察・消防をはじめとする防災分野の情報共有を支援
する様々なシステムを提供しており、その技術やノウハウを活用することで、リアルタイムな映像伝送の仕組みを実
現しました。
また、今後の 5G 時代を見据え、広く行政の災害対応における映像伝送に応用することも想定しており、同技
術がさまざまなシーンで市民の安全確保に役立つことが期待されます。

当社は今後も、様々な空間情報技術を活用した新しいサービスの展開を積極的に進め、安心安全な社会の
実現に貢献してまいります。
以 上

<ご参考>株式会社ドーンについて
地理情報システム(GIS)を構築するための基本ソフトウェアやGIS関連システムの開発・販売を事
業の柱とし、近年は防災・防犯分野で使われる空間情報技術を提供するクラウドサービスに注力しています。

<問い合わせ先>
株式会社ドーン総務部 IR 担当
TEL:078-222-9700 E-mail:dawn@dawn-corp.co.jp

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