消防機関向け映像通報システム「Live119」をリリース

News Release


2019 年 4 月 22 日
各 位
株式会社ドーン
消防機関向け映像通報システム「Live119」をリリース

株式会社ドーン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:宮崎正伸)は、全国の消防本部向けに、
119 番通報の際にスマートフォンによるビデオ通話を行うシステム「Live119」を今秋リリースいたします。

1 新システムの概要
「Live119」は、119 番の通報者がスマートフォンによるビデオ通話を行い(※)、通報現場の状況を撮影し
消防に伝送するシステムです。
消防指令センターは、通報者が撮影する映像から通報現場の詳しい状況(傷病や火災の様子)を確認し、
音声による 119 番通報だけでは把握が難しい視覚的な情報をリアルタイムで収集することができます。また、救急
隊への映像転送が可能であるため、救急隊員から通報者への効果的な口頭指導を支援します。
「Live119」は、対象者を限定せず、音声による 119 番通報が行われる際に広く利用できるクラウドサービスで
す。通報者がプラグインソフトのインストールやネイティブアプリのダウンロードをすることなくウェブブラウザ上でリアルタ
イム通信を行うための新技術を採用しており、一般市民にとって心理的な余裕がない緊急通報の際にも、簡単な
操作で迷うことなく使用できるよう配慮しているため、多くの事案に活用されることが期待できます。
当社は、2019 年秋以降、全国の消防本部に向け提供を開始し、このシステムの普及を通じ迅速かつ正確な
消防救急活動の支援に貢献することを目指しています。




※ ビデオ通話は、消防の判断により必要に応じて通報者に依頼します。119 番通報の発信元電話番号宛に案内され
るウェブサイトに通報者がアクセスすることでビデオ通話を開始します。

2 経緯と今後の展望
近年、行政の災害対応における現場情報の迅速かつ正確な収集が課題となっており、映像伝送による情報
共有ツールへの期待が高まっています。当社は、これまで消防救急をはじめとする防災分野の情報共有を支援す
る様々なシステムを提供しており、その技術やノウハウを活用することで、119 番通報におけるリアルタイムな映像
伝送の仕組みを実現しました。
また、今後の 5G 時代を見据え、広く行政の災害対応における映像伝送に応用することも想定しており、同技
術がさまざまなシーンで市民の安全確保に役立つことが期待されます。

当社は今後も、様々な空間情報技術を活用した新しいサービスの展開を積極的に進め、安心安全な社会の
実現に貢献してまいります。
以 上
<ご参考>株式会社ドーンについて
地理情報システム(GIS)を構築するための基本ソフトウェアやGIS関連システムの開発・販売を事
業の柱とし、近年は防災・防犯分野で使われる空間情報技術を提供するクラウドサービスに注力しています。

<問い合わせ先>
株式会社ドーン総務部 IR 担当
TEL:078-222-9700 E-mail:dawn@dawn-corp.co.jp

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