FRONTEOの人工知能KIBITを活用し、福井銀行の文書データを分析、欲しい情報を抽出する実証実験を開始

2018 年 3 月 22 日
報道資料
株式会社 FRONTEO
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:FTEO、NASDAQ)



FRONTEO の人工知能 KIBIT を活用し、福井銀行の文
書データを分析、欲しい情報を抽出する実証実験を開始
金融商品提案時のお客さまとの交渉記録を解析。
利便性向上で、更なる「お客さま本位」の業務運営の実現を目指す



株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、旧UBIC)は、株
式会社福井銀行(頭取 林 正博)と、FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジン
「KIBIT(キビット)」を用いて、福井銀行の銀行業務における文書データの解析を行う実
証実験(PoC、Proof of Concept=概念実証)を開始しました。

今回の実証実験では、福井銀行の行員がお客さまと接した際の大量の交渉記録の中から、
KIBITによる解析を通じて、見つけ出したいデータを、的確に抽出することができるかに取
り組みます。特に、金融商品販売時において、適切な説明がなされていたかの判別を行いま
す。これにより、お客さまの取引をきめ細かくフォローできる仕組みづくりの可能性を確か
め、福井銀行が目指す「お客さま本位」の業務運営の実現を支援します。実証実験の実施期
間は2018年3月から4月までの約2カ月を予定しています。

金融商品販売時の各種法令の遵守、適合性の原則に沿った説明等がなされているかのチェ
ックは、キーワード検索のみでは難しく、精度と漏れなく抽出する網羅性の両方が求められ
る抽象度の高い判別となっています。FRONTEOは、人工知能の判断の基礎となる教師デー
タの作成と解析結果の精度検証、解析レポートの提出を行います。

福井銀行では、全行的な取り組みとして、金融商品のサービス向上と銀行業務の高度化を
通じて、お客さまの利便性向上をめざしています。FRONTEOは、この取り組みを支援する
と共に、これまでの金融機関向けへの KIBIT 導入のノウハウをもとに、今回の実証実験を
通じて、成果や改善点を早期に導き出し、実際の導入に向けた協力を行っていきます。





人工知能 KIBIT による実証実験のイメージ




※KIBIT Knowledge Probe:KIBITエンジンを搭載したビジネスデータ分析支援システム

■KIBITについて
「KIBIT」は人工知能関連技術のLandscapingと行動情報科学を組み合わせ、FRONTEOが独自開
発した日本発の人工知能エンジンで、人間の心の「機微」(KIBI)と、情報量の単位である「ビ
ット」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を学習できる人工知能」を意味しています。テキス
トから文章の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報
の選び方を再現することができます。

【FRONTEOについて】URL: http://www.fronteo.com/
株式会社 FRONTEO は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業とし
て 2003 年 8 月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュ
ー)、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディン

グ)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培われ、発
展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を
学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスインテリジ
ェンス、デジタルマーケティングなどの領域に展開し、FinTech や RegTech に加え、 「働き方改
革」でも実績をあげています。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ、2013 年 5 月 16 日 NASDAQ 上
場。資本金 2,481,621 千円(2017 年 3 月 31 日現在) 。2016 年 7 月 1 日付けで株式会社 UBIC よ
り現在の社名に変更しております。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 池内、河本
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com



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