日本工営グループ ベルギーYUSO社へ出資

News Release
日本工営株式会社
2019 年 12 月 18 日

日本工営グループ ベルギーYUSO 社へ出資
~エネルギー事業の更なる推進 アグリゲーション事業への着手~

日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有元龍一、以下「日本工営」)は、欧州におけ
るエネルギービジネスの確立および発送電分離後の日本市場展開を目指し、欧州拠点として設立した子会社
NIPPON KOEI ENERGY EUROPE B.V.(本社:ロッテルダム、CEO:Franck Bernard)を通じて、ベルギーを本拠地にア
グリゲーション事業を展開する YUSO 社(本社:ベルギー ワレヘム、CEO:Mr. Bart Pycke、2012 年創業)に対
する出資を決定しました。


YUSO 社は、電力トレーダー、システム開発・運営、金融工学の専門家が参集するスタートアップ企業であり、
独自開発のプラットフォーム(My YUSO)を用いて、ベルギーを中心に約 810 カ所(計 180MW)の再生可能エネル
ギー発電事業者に対しサービスを提供しています。YUSO 社が行うアグリゲーション事業は、中小規模の太陽光発
電など、単独では電力卸市場に参加できない中小規模発電事業者から電力を買い取り、市場取引を行うとともに、
需要家への電力小売りを行っています。さらに、蓄電池アグリゲーション事業では、充放電応答速度の速い蓄電
池の特徴を活かし、再生可能エネルギーの増加により不安定になる電力系統に対し、周波数調整サービスを提供
しています。
▼YUSO 社のビジネスモデル




YUSO 社と日本工営は、ベルギーにおける蓄電プロジェクト共同開発(25MW)をきっかけとし、2018 年より協業
関係を深めてまいりました。この度、同社がベルギーでの基盤強化や新市場進出のために実施するシステム開発、
営業力強化を後押しするとともに、欧州蓄電プロジェクトでの協業、日本市場への展開を目指した同社技術・ノ
ウハウ習得のため、本出資を決定いたしました。これにより日本工営グループは、同社株式の約 29%を保有いた
します。
今後 YUSO 社は、ベルギーやオランダでのアグリゲーション事業のノウハウと技術力・機動力を活かし、イギリ
ス・スイス等の新たな市場や、住宅向け(BtoC)市場等への進出をにらみ、システムの汎用化・効率化を進めま
す。同社が持つ技術は、日本工営が構築を目指す「欧州エネルギー事業におけるワンストップサービス体制(下
図)
」で、蓄電アセットと電力市場を繋ぐ重要な役割を担います。また、日本工営は 2021 年から開始される日本
の需給調整市場への参入を目標に YUSO 社へ要員派遣を行い、日本市場へ応用可能な新たなプラットフォームの
構築に努めます。日本工営グループは、欧州エネルギー事業を起点として得られるあらゆる知見を活かし、脱炭
素化への貢献のため再生可能エネルギーの導入拡大を図ってまいります。

プロジェクト開発 EPC アセット保守・運用 アグリゲーション事業

YUSO 社ホームページ: https://yuso.be/

―お問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: c-com@n-koei.co.jp ホームページ:https://www.n-koei.co.jp/

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