バイテックグループが医療機器市場への新規参入 大阪大学大学院医学系研究科『認知症プレシジョン医療開発学寄附講座』開設に向けた寄附の実施

2018 年9月6日
各位
株式会社バイテックホールディングス
バイテックグローバルエレクトロニクス株式会社




バイテックグループが医療機器市場への新規参入
大阪大学大学院医学系研究科『認知症プレシジョン医療開発学寄附講座』
開設に向けた寄附の実施



株式会社バイテックホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:
今野 、以下「当社」
)の子会社であるバイテックグローバルエレクトロニクス株式会
社(本社:東京都品川区、以下「VGEL」
)は、医療機器分野への新規参入のため、国立大学
法人大阪大学大学院医学系研究科『認知症プレシジョン医療開発学寄附講座』開設の寄附
を実施しましたので、お知らせいたします。


1.本寄附に至る理由
当社は、「世界」「社会貢献」「共創」というキーワードのもと、新たなステージに向
けた取り組みを進めております。創業よりエレクトロニクス分野において半導体及び電
子部品等の販売事業に取り組み、資本業務提携等により、商材の拡充、業容ならびに顧
客の拡大に努めるとともに、ソリューション提案、技術開発サポート等で顧客の様々な
要望に応えられるように、ビジネスコーディネーターとして付加価値の高いビジネスの
創出に取り組んでおります。2010 年からは、新たな事業の柱として環境エネルギー事業
に進出し、メガソーラーによる発電、新電力会社による売電、植物工場による野菜の生
産・販売を進めております。
当社グループの電子機器事業では、特殊な測定機器・検査装置を取扱い、研究施設・
政府/公共機関へ販売・校正・保守を行っております。製品の中には、台湾 MagQu 社の
Immune Magnetic Reduction 分析器のような、理化学機器でありながら海外では既に医
療機器認定を取得しているものもあります。電子機器事業は、中期戦略として「医療機
器市場」への新規参入を推進しており、この度、国立大学法人大阪大学に『認知症プレ
シジョン医療開発学寄附講座』を開設することにより、医療機器機関での評価/検討を進
め、機器の導入と測定サービスの確立を目指します。
2.『認知症プレシジョン医療開発学寄附講座』の設置目的
認知症の患者数は 462 万人(65 歳以上の約7人に1人、2017 年版内閣府高齢社会白
書)と激増しており、人口の高齢化とともに今後さらに増加することが見込まれます
が、認知症の診断治療法の有効性は極めて限定的です。ヒューマンサイエンス振興財
団のアンメット・メディカル・ニーズ(未だ満たされぬ医療ニーズ)の調査によると、
アルツハイマー病治療薬の満足度は主要 60 疾患の中で最下位となっております。効果
的な認知症治療法の開発が難航している大きな理由として、「疾患が複雑」「疾患が不
均一」
、そして「使いやすいバイオマーカーがない」ことが挙げられます。発症の原因
や脳の状態に多様性があると考えられている認知症に対し、医師の診断をより正確に
し、患者個人レベルでの最適な治療方法を分析・選択、それを施す「プレシジョン医
療」の実現のためにも、安価で使いやすいバイオマーカー開発が求められております。
本寄附講座では認知症の基礎研究から血液バイオマーカーやプレシジョン医療の研
究・実現を目的としております。


3.『認知症プレシジョン医療開発学寄附講座』の概要
(1)寄附者の概要
社 名:バイテックグローバルエレクトロニクス株式会社
代 表 者:代表取締役社長 今野
住 所:東京都品川区北品川2丁目 32 番3号
資 本 金:310 百万円(2018 年3月現在)
売 上 高:86,929 百万円(2018 年3月末現在)
事 業 の 内 容:デバイス事業および電子機器事業


(2)寄附講座の概要
講 座 名:認知症プレシジョン医療開発学寄附講座
設 置 期 間:2018 年7月1日~2021 年6月 30 日
教 授 相 当 者:森原 剛史(寄附講座教授)
講 師 相 当 者:永田 健一(寄附講座講師)
寄 附 総 額:105 百万円


4.本件お問合せ先
バイテックグローバルエレクトロニクス株式会社 電子機器本部
窓 口:戸毛 栄治 電 話 番 号:03-5781-5130


以上

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