イオンディライト、保安防災教育にVRを導入

2022 年 8 月 30 日
イオンディライト株式会社
(証券コード 9787)




イオンディライト、保安防災教育に VR を導入
設備管理員の労働安全衛生の強化と技術力向上を図る

イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループ
CEO:濵田和成、以下、
「当社」
)は、労働安全衛生の強化と技術力の向上を目的に、2022 年9月より、
設備管理員を対象とした保安防災教育に、施設管理業務のリアルな疑似体験を可能とする VR(Virtual
Reality:仮想現実)ツールを導入します。
なお、VR ツールによる体験学習を組み込んだ同教育プログラムは電気主任技術者を中心に、年間約
500 名に対し実施していく計画です。




● 導入した VR ゴーグル(写真左)
と着用した従業員(写真中央) 、
着用者に見える映像(写真右)


VR コンテンツの第一弾として、労働安全衛生上、重大事故に繋がる可能性のある
① 電気設備によるアーク負傷事故
電気設備の正しい手順を学習すると同時に、手順不履行時に生じうる事故の危険性を疑似体験する
② 脚立落下・転落事故
脚立を使用した高所作業の正しい手順を学習すると同時に、手順不履行時に生じうる事故の危険性を
疑似体験する
③ マンホール落下・転落事故
マンホールを開けた状態で作業する場合に発生しうる事故を疑似体験する
の3つを制作。現実の職場での体験学習が難しい業務を VR により疑似体験することで、業務手順
不履行による重大事故を体感し、保安防災意識を高めるとともに、正しい手順を習得し、技術力の向上
を図ります。




●VR ゴーグル着用者に見える実際の画面。業務手順上、重要なポイントはクイズ形式で学習できるよう設計


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VR ツールは、当社グループの研究・研修施設「イオンディライトアカデミーながはま※」に常備
し、2022 年 9 月以降の設備管理員の定期研修時に活用してまいります。
また、今後は、設備管理はもとより、警備や清掃といった業務にまで対象を広げ、VR コンテンツを
増やしていく計画です。
※ 詳細は巻末(補足)をご参照ください。


当社は、施設管理の専門家集団として、お客さま、地域社会の課題解決に貢献し続けるために、
「技術力」と「人間力」を兼ね備えた専門人材の育成に注力しています。2021 年度(2021 年 3 月 1 日
から 2022 年 2 月 28 日)における社内研修の回数は 425 回に上り、延べ受講人数は 11,840 名を数え
ます。こうした取り組みを継続することで、施設のメンテナンスに欠かせない人材や環境負荷低減に
関する知識や技術を持った人材など、延べ 20,000 名を超える有資格者が在籍し、当社の強みのひとつと
なっています。
今般の VR ツール導入も教育活動を充実させる一環として、労働安全衛生の強化と技術力の向上を目的
に実施するものです。

当社は、
「お客さま、地域社会の『環境価値』を創造し続けます。」を経営理念に掲げるファシリティ
マネジメント企業として、引き続き、教育活動の充実をはじめとした人的資本への投資を強化して
いきます。これにより、
「技術力」と「人間力」を兼ね備えた施設管理の専門家集団として、これから
も施設とその周辺環境に「安全・安心」を提供してまいります。



(補足)
・有資格者数(2022 年 2 月末現在、イオンディライト単体)
ライセンス管理している全資格の延べ取得者数 20,153 名
資格例 建築物環境衛生管理技術者 1,363 名
電気主任技術者(第一・二・三種) 949 名
エネルギー管理士(熱・電気管理士) 201 名
第一種冷媒フロン類取扱技術者 531 名
エコチューニング技術者 160 名

・イオンディライトアカデミーながはま
滋賀県長浜市にある研究・研修施設「イオンディライト
アカデミーながはま」では、現場となる施設環境を再現し、
約 30 種類の実践的な研修や講義を実施しています。
電気・空調・給排水・消防設備の管理技術や、緊急時の
対応方法、省エネ提案、清掃まで、受講者に合わせた内容を
用意するほか、公的資格受験対策研修の実施、受験料の負担
などの資格取得奨励を行っています。




-本リリースに関するお問い合わせ先 -
イオンディライト株式会社 社長室 広報・IRグループ
TEL:03-6895-3892




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