環境省の「廃棄物等バイオマスを用いた省CO2型ジェット燃料又はジェット燃料原料製造・社会実装化実証事業」の採択決定

2022 年8月 5 日
Green Earth Institute 株式会社


環境省の「廃棄物等バイオマスを用いた省 CO2 型ジェット燃料
又はジェット燃料原料製造・社会実装化実証事業」の採択決定
~脱炭素・クリーンなエネルギーの提供の実現に向けて、
環境に配慮したバイオジェット燃料の社会実装実証事業を実施~


Green Earth Institute 株式会社(以下「GEI」
)は、環境省が公募した「脱炭素社会を支えるプラスチック
等資源循環システム構築実証事業(廃棄物等バイオマスを用いた省 CO2 型ジェット燃料又はジェット燃料
」の実施者として採択されました。※1
原料製造・社会実装化実証事業)

バイオマスを用いたジェット燃料に代表される持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下
「SAF」
)は、CO2 排出削減による地球温暖化抑止対策が国際民間航空機関(ICAO)をはじめとした航空業
界における喫緊の課題となっている中、それらの対応策の一つとして、必要不可欠な手段と考えられていま
す。

日本航空株式会社(以下「JAL」
)および全日本空輸株式会社(以下「ANA」
)がまとめたレポート「2050
年航空輸送における CO2 排出実質ゼロへ向けて」によると、2050 年 CO2 排出実質ゼロの実現に向けてカ
ギとなる活動として、2030 年には最低でも使用燃料の 10%を SAF へ移行するマイルストーンが必要である
こと、2050 年に CO2 排出量実質ゼロを実現するためには日本で最大約 2,300 万 KL の SAF が必要という
結果が示されています。


現在の世界の SAF 生産量は需要の 0.03%未満に留まっています。特に、国産の SAF はほとんど生産され
ておらず、量産と普及が急務であります。

GEI は、2018 年から JAL の「10 万着で飛ばそう!JAL バイオジェット燃料フライト」に参画※2し、2020
年3月には古着由来のバイオジェット燃料を生産し、2021 年2月に国内で初めての国産バイオジェット燃料
を使ったフライトを実現※3しました。


今回、GEI は、環境省の「廃棄物等バイオマスを用いた省 CO2 型ジェット燃料又はジェット燃料原料製
造・社会実装化実証事業」に木質バイオマス由来のエタノールからバイオジェット燃料を生産する実証事業
を提案し、採択されたものです※4。

GEI は、
「グリーンテクノロジーを育み、地球と共に歩む」を経営理念(ミッション)として、地球の様々な
問題の解決に取り組んでおり、今回の環境省の実証事業を通じて、SAF の社会実装を進め、脱炭素社会の実
現に貢献して参ります。
本件による 2022 年9月期への当社業績に与える影響は軽微ですが、今後開示すべき事項が生じた場合に
は速やかに開示いたします。


※1 環境省ニュースリリース 2022 年8月5日「https://www.env.go.jp/press/press_00341.html」
※2 弊社ニュースリリース 2018 年 10 月 11 日「https://gei.co.jp/ja/img/newsrelease/news_20181011.pdf」
※3 弊社ニュースリリース 2021 年1月 28 日「https://gei.co.jp/ja/img/newsrelease/news_20210128.pdf」
※4 本事業の期間は 2024 年 3 月まで、事業規模は約 204 百万円(事業規模は予算変更等により変動する
ことがあります)



以上

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