「Action!伝統文化」プロジェクト第2弾 2024年2月、特別公演「春爛漫プレミアム文楽」を開催

2023 年 11 月 15 日
株式会社読売新聞グループ本社
株式会社西武ホールディングス


「Action!伝統文化」プロジェクト第 2 弾
人間国宝の作品が彩る舞台で伝統文化に陶酔する夜
2024 年 2 月、特別公演「春爛漫プレミアム文楽」を開催
~伝統芸能を継承し、文化振興に向けて新たな価値を創造~


株式会社読売新聞グループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口寿一、 以下「読売新
聞グループ本社」)と株式会社西武ホールディングス(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼CEO:
後藤高志、以下「西武ホールディングス」)は、日本の伝統文化の魅力発信と継承事業支援に取り組む
プロジェクト「Action!伝統文化」の第 2 弾イベントとして、2024 年 2 月、静岡県・伊豆長岡温泉の旅
館『三養荘』において、江戸時代から続く伝統芸能「文楽」の世界を泊まりがけで堪能できるプレミア
ムイベントを開催いたします。


生命を宿したように人形を操る「人形遣い」、情景や心情を義太夫節
に乗せて語りで伝える「太夫」、音色と抑揚緩急で場面を演出し、物語
の心を表現する「三味線」の三位一体からなる文楽。この総合芸術
を、日本の伝統工芸技法「截金(きりかね)」細工の重要無形文化財保
持者(人間国宝)として活躍した江里佐代子氏の作品「峰光」が飾ら
れた三養荘の大広間「雄峰」の舞台で演じる、一夜限りの文楽公演を
行います。世界最高峰の人形劇ともいわれる「文楽」の幻想的な世界
へと誘います。


本年 10 月、歌舞伎や文楽、日本舞踊などを上演し、日本の伝統芸能
の拠点として親しまれた国立劇場(東京都千代田区)が建て替えのた
め閉場しました。本プロジェクトでは、国立劇場が閉場している間も
「文楽」などに触れていただく機会を提供し、伝統芸能を未来へ継承
『ひらかな盛衰記』舞台写真 ⓒ小川知子
していくことに貢献してまいります。


さらに今後も、西武グループが国内外に有するホテルや鉄道などの豊富なハードアセットならびに国
際会議や食催事などの運営ノウハウや創造的なソフトコンテンツと、読売新聞グループ本社が持つ伝統
文化におけるネットワークや知見から生み出す独創的なソフトコンテンツとを組み合わせ、芸術や文化
に触れる体験の提供に取り組んでまいります。
【「春爛漫プレミアム文楽」の概要】
2024 年 2 月に、静岡県・伊豆長岡温泉の源氏山のふところに抱かれた由緒ある旅館「三養荘」におい
て、江戸時代から続く伝統芸能「文楽」のプレミアムイベントを開催します。
三養荘がある伊豆は、平治の乱で配流されていた源頼朝が挙兵した地。この源氏ゆかりの地で、人形
遣いである吉田勘彌氏プロデュースにより、源平合戦を描いた名作『ひらかな盛衰記』を上演します。
また、舞台をお楽しみいただいた後には、料理長厳選の伊豆の旬の食材を使用した懐石料理と、梅がほ
ころぶ季節を迎えた壮大な日本庭園、そして温泉と、風情溢れる空間をご堪能いただけます。その土地
のストーリー、その季節ならではの景色と時間が提供する特別な時間をぜひお楽しみください。


▼イベント名 「伊豆長岡温泉 三養荘」特別公演 春爛漫プレミアム文楽 ~源氏ゆかりの地で浸る
歴史浪漫の旅~
▼日時 2024 年 2 月 18 日(日)~19 日(月) 1 泊 2 日
▼場所 伊豆長岡温泉 三養荘(静岡県伊豆の国市ままの上270)
▼参加申し込み 2023 年 11 月 30 日(木)午前 10 時から 伊豆長岡温泉 三養荘 予約係
電話 055-947-1111(受付時間 10 時~18 時)※受付は電話のみ
イベント詳細や料金は西武プリンスホテルズ&リゾーツのサイトで
(https://www.princehotels.co.jp/contents/bunraku/)




人形遣い 吉田勘彌氏 会場となる「雄峰」の舞台に飾られた江里佐代子氏の作品
「峰光」」

【三養荘について】
旧三菱財閥の創始者・岩崎彌太郎氏の長男・久彌氏の別邸として、壮大な日本庭園の中に建てられま
した。歴史と格式ある数寄屋造りの本館は、貴重な国民的財産として有形文化財に登録されています。
四季の移ろいが美しい庭園は、およそ 3,000 坪。近代日本庭園の先駆者である京都の庭師・小川治兵衛
氏の手によるものです。
(ご参考)2023 年 7 月開催「Action!伝統文化」第1弾イベント

「人間国宝と伝統工藝に触れ、食し、語らう四季めぐり~夏は夜~」
東京・南麻布の料亭「有栖川清水」にて、プリンスホテルに新設された最上位ステータスのダイヤモ
ンドメンバー限定の「一夜限りのプライベートミュージアム」を演出したイベントを 2023 年 7 月 21 日
に開催しました。漆芸家・室瀬和美氏と陶芸家・十四代今泉今右衛門氏の二人の人間国宝を迎え、「M
OA美術館」館長であり美術史家の内田篤呉氏の展示監修と、日本工芸会の協力を得て、人間国宝 11 人
と若手伝統工芸作家 14 人の作品、計 110 点を集め、これまでに類をみない荘厳華麗な空間を演出。伝
統工芸にまつわるトークショーや、プリンスホテルが誇る美食を楽しんでいただきました。
また、会場ではお客様が実際に作品を手に取り、直接作家の先生方から説明を受けていただくことで、
作品への理解を深め、購入できる機会を作りました。




【伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」とは】
この国で長く親しまれてきた能、狂言、歌舞伎、文楽など伝統芸能の芸術性や、漆芸、陶芸などの伝
統工芸の技術と品質の高さは、日本人が誇りとし、守っていきたい貴重な遺産です。世界に類を見ない
ものとして海外から高く評価される一方、後継者不足や原材料の確保難が大きな課題になっています。
読売新聞グループ本社は、様々な企業、団体、自治体および個人にも呼びかけて「伝統文化」を守る
機運を高める運動に取り組みたいと考え、2023 年に伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」を
スタートしました。西武ホールディングスは、本プロジェクトの趣旨に賛同し、最初に協定を締結した
パートナー企業で、共にプロジェクトを推進しています。
プロジェクトでは、有形無形の『伝統文化』についての知識や教養、楽しみ方を知ってもらう機会や
情報を提供し、需要を創出して、伝統文化を再評価する動きにつなげることを目指します。


【西武ホールディングスが「Action!伝統文化」事業に参画した狙いについて】
西武ホールディングスは、2022 年 4 月 1 日より経営企画本部内に「スポーツ・アーツ&カルチャー
事業戦略部」を設立し、同分野での事業展開強化を目指しています。昨今、コロナ禍で進んだ価値変容
や行動変容に伴い、
「個人の Well-Being の実現」に向けたサービスに対するニーズが顕在化していま
す。また、国内の旅行需要の回復に加え、国際的な人の往来も再開しているなか、人々を魅了する「自
然、気候、文化、食」などが揃っている日本において、今後も「観光」は成長戦略の柱であり、全国各
地に存在する日本の伝統文化を通じて、海外へその魅力を発信する重要性はますます高まっています。
アーツとカルチャーはお客さまの生活に豊かさと彩りを添え、ニューノーマルに合わせたサービス変革
につながる高い付加価値を創出できる有望な事業領域と判断し、今後、国内外の豊富な歴史あるグルー
プアセットを活用したさまざまな伝統文化の振興・支援事業を展開していく予定です。
以上

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