当社子会社における調査結果レポートの発表について

2022 年 12 月 15 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証プライム市場)



当社子会社における調査結果レポートの発表について
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2022 を実施



本日、当社子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(代表取締役社長 阿部 修平)は、標記に
関する下記のプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。


■調査内容
今年 1 年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2022 年 11 月 16 日~11 月
17 日の 2 日間、全国の 20~79 歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラ
チナなどの金融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2022」
をインターネットリサーチにより実施し、1,000 名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という
性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成
したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


■掲載 URL:https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ221215.pdf


■添付資料:
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2021
(スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調べ)


■本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com
2022年12月15日
各位

スパークス・サーベイ -世相をスパッと一刀両断- ≪年末号≫
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2022
「ESG 投資に前向き」現役投資家の 36%、20 代男性では 43%
2022 年の“日本株式市場を表す漢字” 1 位「安」2 位「乱」3 位「円」
適正だと思う為替レート(米ドル/円レート) 最多は「120 円」
今後、長期的に成長の期待が持てそうだと感じる市場
TOP3「環境エネルギー」「先進医療」「知能化技術」
「観光(インバウンド市場など)」は昨年調査から 9 ポイント上昇
来年の市場はどうなる? 2023 年の“日本株式市場を表す漢字”
株式投資家の予想 1 位は「安」「上」

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(https://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)
は、今年1年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2022年11月16日~11月17日の2
日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金融資
産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2022」をインターネットリサー
チにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。
なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別
銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
▼2022年、投資経験者・投資家の実態 ・・・・・・・・p.2-5
➢ 「今年、投資デビューした」現役投資家の15%、20代では29%
➢ 現役投資家が現在投資している金融資産 1位「投資信託」
「投資信託」利用率が年々上昇、2020年調査から9ポイント上昇
➢ 現役投資家の“ポイント投資”利用率は48%、60代・70代では昨年比プラス15ポイントの大幅上昇
➢ 「ESG投資に前向き」現役投資家の36%、20代男性では43%
▼2022年の振り返り ・・・・・・・・p.6-10
➢ 2022年の“日本株式市場を表す漢字” 1位「安」2位「乱」3位「円」
➢ 2022年の投資損益着地予想 現役投資家の31%が「マイナス着地」を予想、昨年比12ポイント上昇
➢ 今年の投資損益の要因 プラス着地予想者・マイナス着地予想者ともに1位「円安・ドル高」
プラス着地予想者2位は「ローリスク・堅実な投資」、マイナス着地予想者2位は「ロシア・ウクライナ情勢」
➢ 現役投資家が選ぶ今年の経済分野の流行語 1位「円安・ドル高」2位「SDGs」3位「メタバース」
➢ 積極的に投資を進めるきっかけとなったニュース 現役投資家が選ぶ3位は「物価上昇」、TOP2は?
➢ 適正だと思う為替レート(米ドル/円レート) 最多は「120円」
▼2023年以降の展望 ・・・・・・・・p.11-15
➢ 投資経験者が来年以降の日本経済成長のために必要だと思うこと
1位「過度な円安の是正」2位「ウクライナ情勢の解決」3位「持続的な賃金上昇」
➢ 今後、長期的に成長の期待が持てそうだと感じる市場 TOP3「環境エネルギー」「先進医療」「知能化技術」
「観光(インバウンド市場など)」は昨年調査から9ポイント上昇
➢ 後任の日本銀行総裁に期待する金融政策 「大規模な金融緩和(現状維持)」21%、「金融引き締め」51%
➢ 来年の市場はどうなる? 2023年の“日本株式市場を表す漢字” 株式投資家の予想1位は「安」「上」
➢ 2023年12月末の日経平均株価はどうなる? 株式投資家の予想は平均27,587円
“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”の予想は平均32,602円
◆◆報道関係の皆様へ◆◆
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ、ご使用いただきますようお願い申し上げます。
- 1 -
▼2022 年、投資経験者・投資家の実態
◆「今年、投資デビューした」現役投資家の 15%、20 代では 29%


全国の 20~79 歳の投資経験者 1,000 名(全回答者)に、現在の投資状況について聞いたところ、“現役投資家”
(「現在、投資をしている」と回答した人)は 82.2%、“投資離脱者”(「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と
回答した人)は 17.8%でした。 [図 1]


[図 1]
◆現在の投資状況 [単一回答形式]
全体【n=1000】

過去に投資を
していたが、
現在はしていない
17.8%



現在、
投資をしている
82.2%




次に、投資の経験年数を聞いたところ、現役投資家(822 名)では、「今年、投資を始めた」が 14.8%、「1~3 年程
度」が 32.4%、「4~6 年程度」が 13.6%、「7~9 年程度」が 6.0%、「10 年以上」が 33.2%となりました。
年代別にみると、「今年、投資を始めた」と回答した人の割合は、20 代では 29.1%、30 代では 21.1%、40 代では
11.4%、50 代では 8.1%、60 代・70 代では 2.8%となりました。 [図 2]
投資離脱者(178 名)についてみると、投資の経験年数は、「1 年未満」が 23.6%、「1~3 年程度」が 29.2%で、
合計した『3 年以下で離脱』は 52.8%、「4~6 年程度」は 14.0%、「7~9 年程度」は 2.8%、「10 年以上」は 30.3%
となりました。 [図 3]


[図 2]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:現役投資家
0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=822】 14.8 32.4 13.6 6.0 33.2

20代【n=165】 29.1 54.5 12.1 4.2

30代【n=175】 21.1 42.9 20.6 5.7 9.7

代 40代【n=176】 11.4 27.8 16.5 4.5 39.8

50代【n=161】 8.1 23.6 9.3 7.5 51.6

60代・70代【n=145】 2.8 9.7 8.3 8.3 71.0

今年、投資を始めた 1~3年程度 4~6年程度 7~9年程度 10年以上

[図 3]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:投資離脱者 3年以下
で離脱
0% 25% 50% 75% 100% (計)

全体【n=178】 23.6 29.2 14.0 2.8 30.3 52.8


1年未満 1~3年程度 4~6年程度 7~9年程度 10年以上



- 2 -
◆現役投資家が現在投資している金融資産 1 位「投資信託」
「投資信託」利用率が年々上昇、2020 年調査から 9 ポイント上昇


現役投資家(822 名)に、現在投資している金融資産を聞いたところ、「投資信託(REIT 以外)」(60.2%)と「日本
株式」(56.8%)が特に高くなり、「外国株式」(19.3%)、「外貨(FX を含む)」(13.1%)、「仮想通貨」(12.5%)が続
きました。
男女別にみると、男性では「日本株式」(64.3%)、女性では「投資信託(REIT 以外)」(58.5%)が 1 位でした。
年代別にみると、30 代では「外国株式」(28.6%)と「仮想通貨」(18.3%)が全体と比べて 5 ポイント以上高くなりま
した。 [図 4]


[図 4]
◆現在、投資している金融資産 [複数回答形式] 対象:現役投資家
100%

75% 全体【n=822】
60.2 56.8
50%
19.3
25% 13.1 12.5 9.6 8.6 6.4 5.5 5.4 0.4
0%
投資 日本 外国 外貨 仮想 日本 金 REIT 投資用 外国 その他
信託 株式 株式 (FXを含む)
通貨 公社債 ・
(ゴールド) 不動産 公社債 資産
(「REIT」 (国債/ (国債/
以外) 地方債
プラチナ 地方債
n数 ・社債など) ・社債など)

全体 822 60.2 56.8 19.3 13.1 12.5 9.6 8.6 6.4 5.5 5.4 0.4
性 男性 415 61.9 64.3 20.7 15.4 17.3 10.1 8.7 8.0 7.0 5.5 0.2
別 女性 407 58.5 49.1 17.9 10.8 7.6 9.1 8.6 4.9 3.9 5.2 0.5
20代 165 58.2 40.0 21.2 11.5 13.3 4.2 4.2 1.8 5.5 3.0 0.6
年 30代 175 60.6 44.0 28.6 15.4 18.3 4.6 9.7 5.1 4.6 4.6 1.1
代 40代 176 58.0 63.1 19.3 13.1 13.6 9.7 9.7 5.7 4.5 6.3 -
別 50代 161 59.6 65.2 13.0 17.4 9.3 16.1 8.7 9.3 3.1 7.5 -
60代・70代 145 65.5 74.5 13.1 7.6 6.9 14.5 11.0 11.0 10.3 5.5 -
■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)


過去 2 年間の調査結果と比較すると、「日本株式」は 2020 年 69.4%→2021 年 66.2%→2022 年 56.8%と下
降傾向がみられ、2020 年と比べて 12.6 ポイント低くなった一方、「投資信託(REIT 以外)」は 2020 年 50.8%→
2021 年 56.3%→2022 年 60.2%と上昇傾向がみられ、2020 年と比べて 9.4 ポイント高くなりました。 [図 5]


[図 5]
◆現在、投資している金融資産 [複数回答形式] 対象:現役投資家
100%
2020年【n=805】 2021年【n=862】 2022年【n=822】
75%
69.4
66.2
60.2




50%
56.8
56.3
50.8




25%
14.7
15.3
20.3
19.3


15.5
13.1


10.7
12.5
13.9
11.7




10.9
6.7




9.6
8.0
6.5
8.6


9.3
6.4
3.0
3.9
5.5
5.8
5.7
5.4
0.0
0.6
0.4




0%
投資信託 日本株式 外国株式 外貨 仮想通貨 日本 金(ゴールド) REIT 投資用 外国 その他
(REIT以外) (FXを含む)
公社債 ・プラチナ 不動産 公社債 資産
(国債/地方債 (国債/地方債
・社債など) ・社債など)




- 3 -
◆現役投資家の“ポイント投資”利用率は 48%、60 代・70 代では昨年比プラス 15 ポイントの大幅上昇


続いて、投資サービスの利用状況について質問しました。


現役投資家(822 名)に、共通ポイントなどで投資できる「ポイント投資」、買い物のおつりを自動で積み立て投資し
てくれる「おつり投資」、ロボットが資産運用を代行してくれる「ロボアドバイザー投資」、好きなテーマを選ぶと最適な銘柄
を自動で選択してくれる「テーマ型投資」、ネット上でお金を借りたい企業を仲介してもらい投資できる「ソーシャルレンデ
ィング投資」の 5 つのサービスを提示し利用状況を聞いたところ、それぞれのサービスの利用率は、「ポイント投資」では
48.1%、「おつり投資」では 8.4%、「ロボアドバイザー投資」では 10.3%、「テーマ型投資」では 8.3%、「ソーシャルレン
ディング投資」では 3.9%となりました。
過去の調査結果と比較すると、ポイント投資の利用率は 2018 年 18.8%→2019 年 27.3%→2020 年 33.7%→
2021 年 39.9%→2022 年 48.1%と上昇傾向が継続し、今年は昨年比プラス 8.2 ポイントとなりました。 [図 6]


[図 6]
◆投資サービスの利用率 対象:現役投資家
60%
48.1 2018年【n=791】 2019年【n=790】 2020年【n=805】
2021年【n=862】 2022年【n=822】
39.9
40%
33.7
27.3

18.8
20%
8.4 8.5 9.2 8.810.3 8.3
4.4 5.3 5.8 6.0 非 非 5.7 6.7 6.6 非 5.1 4.5 4.5 3.9
聴 聴 聴
取 取 取
0%
ポイント おつり ロボアドバイザー テーマ型 ソーシャル
投資 投資 投資 投資 レンディング投資



年代別にポイント投資の利用率の変化をみると、いずれの年代でも昨年調査から上昇し、60 代・70 代では 2021
年 11.3%→2022 年 26.2%と 14.9 ポイントの大幅上昇となりました。 [図 7]


[図 7]
◆ポイント投資の利用率 対象:現役投資家
80%
2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
60.6 57.7
55.8
60% 53.0 52.1 50.0
45.9 47.3
39.9 42.6 42.2
40% 35.6 33.9
28.9 30.0
23.2 26.2
22.2
20% 17.417.6
11.3
6.3 6.2 9.2
2.7
0%
20代 30代 40代 50代 60代・70代
2018年(n=174) 2018年(n=164) 2018年(n=162) 2018年(n=143) 2018年(n=148)
2019年(n=170) 2019年(n=165) 2019年(n=166) 2019年(n=144) 2019年(n=145)
2020年(n=163) 2020年(n=168) 2020年(n=169) 2020年(n=153) 2020年(n=152)
2021年(n=183) 2021年(n=190) 2021年(n=169) 2021年(n=170) 2021年(n=150)
2022年(n=165) 2022年(n=175) 2022年(n=176) 2022年(n=161) 2022年(n=145)




- 4 -
◆「ESG 投資に前向き」現役投資家の 36%、20 代男性では 43%


また、現役投資家(822 名)に、ESG 投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資
サービス)をしているか聞いたところ、「している」が 5.2%、「していないが、したいと思う」が 30.8%で、合計した『前向き』
は 36.0%となりました。
性年代別にみると、ESG 投資に前向きな人の割合は、20 代男性(43.4%)が最も高くなり、60 代・70 代女性
(41.2%)、60 代・70 代男性(40.3%)が続きました。 [図 8]


[図 8]
◆ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資サービス)をしているか [単一回答形式]
対象:現役投資家 前向き
0% 25% 50% 75% 100% (計)
全体【n=822】 5.2 30.8 64.0 36.0
20代男性【n=76】 7.9 35.5 56.6 43.4
30代男性【n=86】 3.5 36.0 60.5 39.5
40代男性【n=89】 3.4 24.7 71.9 28.1
50代男性【n=87】 5.7 29.9 64.4 35.6

年 60代・70代男性【n=77】 2.6 37.7 59.7 40.3
代 20代女性【n=89】 4.5 27.0 68.5
別 31.5
30代女性【n=89】 10.1 27.0 62.9 37.1
40代女性【n=87】 4.6 29.9 65.5 34.5
50代女性【n=74】 4.1 27.0 68.9 31.1
60代・70代女性【n=68】 5.9 35.3 58.8 41.2

している していないが、したいと思う したいと思わない




- 5 -
▼2022 年の振り返り
◆2022 年の“日本株式市場を表す漢字” 1 位「安」2 位「乱」3 位「円」


株式投資家(517 名)に、2022 年の日本株式市場を表す漢字 1 文字を聞いたところ、1 位「安」(71 名)、2 位
「乱」(50 名)、3 位「円」(23 名)、4 位「高」「戦」(いずれも 20 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「安」では『株安、円安の 1 年だったから』や『円安が象徴的だったから』、「乱」
では『乱高下が激しかったから』、「円」では『歴史的な円安だったから』、「高」では『物価やドルの価値が上がった年だっ
たから』、「戦」では『戦争の状況に左右されたと思うから』といった回答がありました。
昨年の調査結果では上位に「上」「復」「昇」といったポジティブなイメージの漢字が挙がりましたが、今年は「安」「円」
「落」など歴史的な円安の影響の大きさがうかがえる漢字が TOP10 入りしました。 [図 9][図 10]


[図 9] [図 10]

◆2022年の日本株式市場を表す漢字1文字 ≪2021年の調査結果≫
[自由回答形式] ◆2021年の日本株式市場を表す漢字1文字
対象:株式投資家【n=517】 ※上位10位までを抜粋 [自由回答形式]
対象:株式投資家【n=617】 ※上位10位までを抜粋
順位 漢字 選んだ理由 順位 漢字 選んだ理由
(名) 1文字 (一部抜粋) (名) 1文字 (一部抜粋)
株安、円安の1年だったから 経済の上昇、物価の上昇、社会の上昇傾向があったから
1位 安 円安が象徴的だったから 上 株価が3万円近くまで上がったから
(71名)
株価や円が安くなり、日本経済が低迷しているから 1位 経済回復で株価が高値をマークしていたから
2位 乱高下が激しかったから (各29名) 株価の乱高下が激しい1年だと感じたから

(50名) 市場が安定していないから 乱 コロナや総理の交代で株価が上下したから
3位 歴史的な円安だったから コロナによる社会・経済打撃で乱れていたから
(23名)

円安で明暗が分かれた企業が多かったから 社会や産業の転換時期にあるから

4位 高 物価やドルの価値が上がった年だったから 3位 色々な変化があった年だから
(各20名) 戦 戦争の状況に左右されたと思うから (各21名) コロナ禍により景気が低迷したから

6位 投資の仕方に迷ったから
(17名)
下 株価が下がったから
5位 病 コロナの影響が大きい年だったから
7位 (16名)
(15名)
迷 混沌としていたから
6位 停 全てが停滞しているから
8位 (15名)
変 変動が激しかったから
(14名) 7位 波 上げ下げの波が激しいと感じたから
9位 (各13名) 復 コロナ禍から少しずつ回復しつつあるから
落 円の下落が止まらなかったから
(12名) 9位 昇 昨年の株価に比べて上昇傾向にあるから
10位 (各12名) 難 株の変動を予想するのが難しいから
(11名)
荒 かなり荒れた市場だったと感じたから




- 6 -
◆2022 年の投資損益着地予想 現役投資家の 31%が「マイナス着地」を予想、昨年比 12 ポイント上昇


現役投資家(822 名)に、今年 1 年の投資の損益着地予想を聞いたところ、「大幅にプラス着地」は 4.0%、「やや
プラス着地」は 39.8%で、合計した『プラス着地』は 43.8%、「大幅にマイナス着地」は 10.6%、「ややマイナス着地」は
20.4%で、合計した『マイナス着地』は 31.0%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、『マイナス着地』と回答した人の割合は、2021 年 18.6%→2022 年 31.0%と、12.4
ポイント上昇しました。 [図 11]


[図 11]
≪経年比較≫
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式] 対象:現役投資家 プラス マイナス
着地 着地
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
2022年【n=822】 4.0 39.8 25.2 20.4 10.6 43.8 31.0
2021年【n=862】 7.9 44.9 28.7 13.0 5.6 52.8 18.6
2020年【n=805】 6.3 36.6 26.0 17.8 13.3 43.0 31.1
2019年【n=790】 4.4 39.5 35.2 15.3 5.6 43.9 20.9
2018年【n=791】 3.7 30.3 31.0 20.9 14.2 34.0 35.0
2017年【n=799】 9.4 52.6 27.2 7.8 62.0 10.9
3.1
2016年【n=788】 2.0 25.4 27.0 29.3 16.2 27.4 45.5
2015年【n=803】 4.2 45.5 30.8 12.3 7.2 49.7 19.5
大幅にプラス着地 ややプラス着地
プラスマイナスゼロ着地 ややマイナス着地
大幅にマイナス着地




年代別にみると、『マイナス着地』と回答した人の割合は、60 代・70 代(39.3%)では 4 割でした。 [図 12]


[図 12]
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式] 対象:現役投資家 プラス マイナス
着地 着地
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
全体【n=822】 4.0 39.8 25.2 20.4 10.6 43.8 31.0

20代
6.7 41.2 27.9 17.0 7.3 47.9 24.2
【n=165】
30代
2.9 49.1 22.9 17.7 7.4 52.0 25.1
【n=175】
年 40代
代 3.4 36.9 27.8 23.3 8.5 40.3 31.8
別 【n=176】
50代
5.6 36.0 22.4 19.9 16.1 41.6 36.0
【n=161】
60代・70代
1.4 34.5 24.8 24.8 14.5 35.9 39.3
【n=145】
大幅にプラス着地 ややプラス着地
プラスマイナスゼロ着地 ややマイナス着地
大幅にマイナス着地




- 7 -
◆今年の投資損益の要因 プラス着地予想者・マイナス着地予想者ともに 1 位「円安・ドル高」
プラス着地予想者 2 位は「ローリスク・堅実な投資」、マイナス着地予想者 2 位は「ロシア・ウクライナ情勢」


今年 1 年の投資の損益着地予想が『プラス着地』の人には勝因を、『マイナス着地』の人には敗因を聞きました。


プラス着地と予想した現役投資家(360 名)には勝因を、マイナス着地と予想した現役投資家(255 名)には敗因を
一言で表してもらったところ、プラス着地を予想した人・マイナス着地を予想した人のどちらも「円安・ドル高」(順に 34 名、
58 名)が 1 位でした。為替リスクに対するスタンスや国際分散投資に対する考え方が、投資結果の明暗を分けたので
はないでしょうか。
2 位以下をみると、プラス着地を予想した人では 2 位「ローリスク・堅実な投資」(18 名)、3 位「分散投資」(15 名)、
4 位「積立投資」「長期保有・長期投資」(いずれも 13 名)、マイナス着地を予想した人では 2 位「ロシア・ウクライナ情
勢」(15 名)、3 位「売買のタイミングミス」(11 名)、4 位「株価下落・株安」(10 名)、5 位「新型コロナウイルス感染拡
大」(9 名)となりました。 [図 13]


[図 13]
◆今年(2022年)の投資の損益をプラス着地/マイナス着地と予想する要因 [各自由回答形式]
対象:プラス着地を予想する現役投資家【n=360】/マイナス着地を予想する現役投資家【n=255】
※それぞれ上位10位までを抜粋

プラス着地の要因(勝因) マイナス着地の要因(敗因)
順位 回答 名 順位 回答 名
1位 円安・ドル高 34 1位 円安・ドル高 58
2位 ローリスク・堅実な投資 18 2位 ロシア・ウクライナ情勢 15
3位 分散投資 15 3位 売買のタイミングミス 11
積立投資 4位 株価下落・株安 10
4位 各13
長期保有・長期投資 5位 新型コロナウイルス感染拡大 9
安くなったときに購入 アメリカ株の下落
6位 各11 6位 各8
運 不景気・不況
コツコツ・継続投資 8位 アメリカの金利上昇・利上げ 7
8位 各10
忍耐・粘り強さ 損切りの判断ミス
9位 各6
10位 配当金・インカムゲイン 8 予想外れ




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◆現役投資家が選ぶ今年の経済分野の流行語 1 位「円安・ドル高」2 位「SDGs」3 位「メタバース」
◆積極的に投資を進めるきっかけとなったニュース 現役投資家が選ぶ 3 位は「物価上昇」、TOP2 は?


今年 1 年、投資家はどのようなキーワードやニュースに注目していたのでしょうか。


現役投資家(822 名)に、今年(2022 年)の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)
は何だと思うか聞いたところ、「円安・ドル高」(190 名)がダントツでした。次いで、2 位「SDGs」(35 名)、3 位「メタバー
ス」(28 名)、4 位「半導体」(25 名)、5 位「インフレ」(24 名)となりました。 [図 14]


[図 14]
◆今年(2022年)の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)
だと思うもの [自由回答形式]
対象:現役投資家【n=822】 ※上位10位までを抜粋

順位 回答 名
1位 円安・ドル高 190
2位 SDGs 35
3位 メタバース 28
4位 半導体 25
5位 インフレ 24
6位 ロシア・ウクライナ情勢 21
7位 物価上昇 20
8位 新型コロナウイルス 16
AI(人工知能)
9位 各14
NISA/つみたてNISA




また、今年、積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュースを聞いたところ、1 位「円安・ドル高」(269 名)、2
位「ロシア・ウクライナ情勢」(114 名)、3 位「物価上昇」(94 名)、4 位「新型コロナウイルス関連」(68 名)、5 位「イン
フレ」(31 名)となりました。 [図 15]


[図 15]
◆2022年、積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュース
[自由回答形式]
対象:現役投資家【n=822】 ※上位10位までを抜粋

順位 回答 名
1位 円安・ドル高 269
2位 ロシア・ウクライナ情勢 114
3位 物価上昇 94
4位 新型コロナウイルス関連 68
5位 インフレ 31
6位 老後2000万円問題・老後資金関連 30
7位 年金関連 29
8位 NISA・つみたてNISA関連 26
アメリカの利上げ・金融引き締め
9位 各20
円高




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◆適正だと思う為替レート(米ドル/円レート) 最多は「120 円」


“2022 年の日本株式市場を表す漢字”で「安」が 1 位となったほか、“今年の経済分野の流行語”や“今年、積極
的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュース”で「円安・ドル高」がダントツとなるなど、今年は円安に注目が集まっ
た年でした。為替レートはいくらくらいが適正だと感じている人が多いのでしょうか。


全回答者(1,000 名)に、円相場について、適正だと思う為替レート(米ドル/円レート)はいくらくらいか聞いたところ、
1 位「120 円」(261 名)、2 位「100 円」(177 名)、3 位「110 円」(174 名)となりました。
回答したレートが適正だと思う理由をみると、「120 円」では『輸入も輸出もバランスが取れるから』や『円安・円高のそ
れぞれのメリット・デメリットを考えるとこのくらいのイメージだから』、『安すぎず、高すぎずのイメージだから』、「100 円」では
『円安・円高のどちらにも行きすぎていないイメージだから』や『このレートのときに経済が上向きだったと思うから』、「110
円」では『輸出入のバランスが取れると思うから』や『近年で、経済が比較的安定していたころのレートだから』といった回
答がありました。 [図 16]


[図 16]
◆円相場について、適正だと思う為替レート(米ドル/円レート) [自由回答形式] ※上位5位まで表示
全体【n=1000】

順位 米ドル/ 理由
(名) 円レート (一部抜粋)
輸入も輸出もバランスが取れるから
1位 120円 円安・円高のそれぞれのメリット・デメリットを考えるとこのくらいのイメージだから
(261名)
安すぎず、高すぎずのイメージだから
2位 円安・円高のどちらにも行きすぎていないイメージだから
(177名)
100円
このレートのときに経済が上向きだったと思うから
3位 輸出入のバランスが取れると思うから
(174名)
110円
近年で、経済が比較的安定していたころのレートだから
4位 130円 130円くらいで為替予約をしている企業が多いと感じているから
(71名)

5位 115円 過去の為替相場から考えるとこのくらいだと思うから
(57名)




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▼2023 年以降の展望
◆投資経験者が来年以降の日本経済成長のために必要だと思うこと
1 位「過度な円安の是正」2 位「ウクライナ情勢の解決」3 位「持続的な賃金上昇」


来年(2023 年)以降の日本経済や市場などの展望について、投資経験者の考えを聞きました。


全回答者(1,000 名)に、来年以降の日本経済の成長のために必要だと思うことを聞いたところ、「過度な円安の是
正」(43.3%)が最も高くなりました。今年急激に進んだ円安は日本経済の成長にとって大きな懸念材料になると感じて
いる人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「ウクライナ情勢の解決」(42.9%)、「持続的な賃金上昇」
(42.7%)、「新型コロナウイルス感染症の収束」(40.0%)、「物価高騰の抑制」(38.5%)でした。
年代別にみると、20 代と 30 代では「過度な円安の是正」(順に 40.5%、41.5%)、40 代では「持続的な賃金上
昇」(47.5%)、50 代では「ウクライナ情勢の解決」(50.0%)、60 代・70 代では「ウクライナ情勢の解決」と「新型コロナ
ウイルス感染症の収束」(いずれも 53.5%)が 1 位でした。 [図 17]


[図 17]
◆来年以降の日本経済の成長のために必要だと思うこと [複数回答形式] ※上位10位まで表示
50% 43.3 42.9 42.7
40.0 38.5
32.8 全体【n=1000】
28.3
25% 20.2 19.6
16.6



0%
過度な ウク 持続的な新型 物価 原油 新しい キャッシュ デジタル 女性の
円安の ライナ 賃金上昇コロナ 高騰の 価格の 働き方 レスの 人材・ 活躍推進
(副業・兼業や
是正 情勢の ウイルス 抑制 適正化 テレワークなど) 環境整備 デジタル
解決 感染症の の定着 産業の
n数 収束 育成
全体 1000 43.3 42.9 42.7 40.0 38.5 32.8 28.3 20.2 19.6 16.6
性 男性 500 40.0 41.8 43.2 34.0 31.2 32.0 22.6 19.6 23.0 11.4
別 女性 500 46.6 44.0 42.2 46.0 45.8 33.6 34.0 20.8 16.2 21.8
20代 200 40.5 27.0 40.0 29.0 35.0 22.0 28.5 22.5 11.5 21.0
年 30代 200 41.5 39.0 40.5 37.5 33.0 28.0 34.0 20.5 24.0 15.5
代 40代 200 39.5 45.0 47.5 33.5 40.5 33.5 28.0 20.5 20.5 18.0
別 50代 200 42.5 50.0 36.0 46.5 39.5 35.5 28.0 18.5 20.5 10.5
60代・70代 200 52.5 53.5 49.5 53.5 44.5 45.0 23.0 19.0 21.5 18.0
■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)




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◆今後、長期的に成長の期待が持てそうだと感じる市場 TOP3「環境エネルギー」「先進医療」「知能化技術」
「観光(インバウンド市場など)」は昨年調査から 9 ポイント上昇


次に、“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる市場(産業)を聞いたところ、「環境エネルギー(水素燃料
など)」(33.6%)が最も高くなりました。次世代エネルギー関連市場に期待を寄せている人が多いようです。次いで高く
なったのは、「先進医療(再生医療・遺伝子治療など)」(32.6%)、「知能化技術(AI・自動運転車など)」(31.1%)、
「ロボット工学(家庭用・産業用ロボットやドローンなど)」(27.6%)、「情報・通信技術(IT/ICT)」(23.0%)でした。
年代別にみると、20 代では「知能化技術(AI・自動運転車など)」(26.5%)、40 代では「先進医療(再生医療・遺
伝子治療など)」(35.0%)が 1 位でした。 [図 18]


[図 18]
◆“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる市場(産業) [複数回答形式] ※上位10位まで表示
50%
全体【n=1000】
33.6 32.6 31.1
27.6
23.0 22.2 22.0 21.4 21.1
25% 20.0



0%
環境 先進医療 知能化 ロボット 情報・ 高齢者 バイオ・ 観光 メタ 新素材
エネル (再生医療・
遺伝子治療
技術 工学 通信技術 向け 創薬 (インバウンド
市場など)
バース (ナノファイバー・
グラフェンなど)
(AI・自動運転車 (家庭用・ (IT/ICT)
ギー など)
など) 産業用
サービス
(水素燃料など) (介護・医療・
ロボットや
生活関連など)
n数 ドローンなど)

全体 1000 33.6 32.6 31.1 27.6 23.0 22.2 22.0 21.4 21.1 20.0
20代 200 18.0 26.0 26.5 19.0 18.5 16.0 17.0 20.0 25.0 14.5
年 30代 200 31.5 27.5 28.5 24.5 21.0 23.5 17.5 20.5 26.0 23.0
代 40代 200 33.5 35.0 31.0 30.0 21.0 20.0 21.5 20.5 17.0 18.0
別 50代 200 36.0 30.5 33.5 30.5 23.5 21.0 24.0 17.0 21.0 22.5
60代・70代 200 49.0 44.0 36.0 34.0 31.0 30.5 30.0 29.0 16.5 22.0
■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)




昨年の調査結果と比較すると、「観光(インバウンド市場など)」は 2021 年 12.9%→2022 年 21.4%と 8.5 ポイン
ト上昇しました。コロナ禍が落ち着きを見せ、インバウンド需要が回復することを予想している人が多いのではないでしょう
か。 [図 19]


[図 19]
◆“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる市場(産業) [複数回答形式] ※2022年の上位10位まで表示
75%
2021年【n=1000】 2022年【n=1000】
50%
34.8 33.6 35.8 32.6 38.1
31.1 31.1 27.6 28.3
26.8 27.1
23.0 22.2 22.0 21.4 21.1 24.0 20.0
25%
12.9 非


0%
環境 先進医療 知能化 ロボット 情報・ 高齢者 バイオ・ 観光 メタバース 新素材
(再生医療・ (インバウンド市場 (ナノファイバー・
エネルギー 遺伝子治療など) 技術 工学 通信技術 向け 創薬 など) グラフェンなど)
(水素燃料など) (AI・自動運転車 (家庭用・産業用 (IT/ICT)
など) ロボットやドローン
サービス
(介護・医療・
など)
生活関連など)




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◆後任の日本銀行総裁に期待する金融政策 「大規模な金融緩和(現状維持)」21%、「金融引き締め」51%


日本銀行の黒田総裁が、来年(2023 年)4 月に任期満了を迎えます。


全回答者(1,000 名)に、後任の日本銀行総裁には、どのような金融政策を期待するか聞いたところ、「大規模な金
融緩和(現状維持)」は 20.7%となり、「緩やかな金融引き締め」が 44.6%、「急激な金融引き締め」が 6.5%で合計
した『金融引き締め』は 51.1%となりました。金融引き締めによって、円安や物価上昇を抑制してほしいと考える人が多
いのではないでしょうか。
性年代別にみると、『金融引き締め』と回答した人の割合は、60 代・70 代男性(71.0%)が最も高くなり、20 代女
性(56.0%)、30 代女性(54.0%)と続きました。 [図 20]


[図 20]
◆後任の日本銀行総裁には、どのような金融政策を期待するか [単一回答形式] 金融
引き締め
0% 25% 50% 75% 100% (計)
全体【n=1000】 20.7 44.6 6.5 26.5 51.1
1.7
20代男性【n=100】 26.0 44.0 8.0 52.0
1.0 21.0
30代男性【n=100】 35.0 42.0 4.0 46.0
2.0 17.0
40代男性【n=100】 28.0 48.0 4.0 52.0
3.0 17.0
50代男性【n=100】 29.0 40.0 5.0 25.0 45.0
1.0
性 5.0 11.0
年 60代・70代男性【n=100】 16.0 66.0 2.0 71.0
代 20代女性【n=100】 17.0 43.0 13.0 26.0 56.0
別 1.0
30代女性【n=100】 10.0 45.0 9.0 35.0 54.0
1.0
40代女性【n=100】 15.0 39.0 7.0 36.0 46.0
3.0
50代女性【n=100】 17.0 36.0 6.0 39.0 42.0
2.0
60代・70代女性【n=100】 14.0 43.0 4.0 38.0 47.0
1.0
大規模な金融緩和(現状維持) 緩やかな金融引き締め
急激な金融引き締め その他
わからない




- 13 -
◆来年の市場はどうなる? 2023 年の“日本株式市場を表す漢字” 株式投資家の予想 1 位は「安」「上」


株式投資家(517 名)に、来年(2023 年)の日本株式市場を表す漢字 1 文字を聞いたところ、1 位「安」「上」(い
ずれも 38 名)、3 位「高」(26 名)、4 位「昇」(16 名)、5 位「明」「戻」「乱」(いずれも 14 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「安」では『まだ円安が進みそうだから』や『安心して投資ができるように値動き
が安定してほしいから』、「上」では『景気が緩やかに回復して株価も上昇すると思うから』や『株価が上がり、景気が回
復することを期待したいから』、「高」では『最高値を更新してほしいから』、「昇」では『円安やコロナ、ウクライナ情勢が落
ち着いて株価が上昇すると思うから』、「明」では『明るい方向に転じてほしいから』、「戻」では『景気回復を予想している
から』、「乱」では『世界情勢が不安定になりその影響を受けそうだから』といった回答がありました。円安や不安定な世
界情勢の影響を受けそうだという予想や、景気回復や株価上昇への期待が多数みられる結果となりました。 [図 21]


[図 21]
◆来年(2023年)の日本株式市場を表す漢字1文字
[自由回答形式]
対象:株式投資家【n=517】 ※上位10位までを抜粋

順位 漢字 選んだ理由
(名) 1文字 (一部抜粋)
まだ円安が進みそうだから
安 円安の影響を受ける年になると思うから
1位 安心して投資ができるように値動きが安定してほしいから
(各38名) 景気が緩やかに回復して株価も上昇すると思うから
上 株価が上がり、景気が回復することを期待したいから
来年は株価が上向くと思うから
3位 最高値を更新してほしいから
(26名)

円安の反動で円高になると予想するから
4位 円安やコロナ、ウクライナ情勢が落ち着いて
(16名)
昇 株価が上昇すると思うから
明 明るい方向に転じてほしいから
5位 戻 景気回復を予想しているから
(各14名)
乱 世界情勢が不安定になりその影響を受けそうだから
8位 平 大きな乱高下はないと思うから
(11名)
9位 希 希望を持ちたいから
(各9名) 変 変動が続きそうだから




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◆2023 年 12 月末の日経平均株価はどうなる? 株式投資家の予想は平均 27,587 円
“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”の予想は平均 32,602 円


最後に、今後の日経平均株価の変動について、株式投資家の予想を聞きました。


株式投資家(517 名)に、約 1 年後の 2023 年 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「25,000 円~
30,000 円未満」(39.7%)に最も多くの回答が集まり、平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)は 27,587 円
でした。
“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”という条件を加え て聞いたところ、
「30,000 円~35,000 円未満」(31.5%)に最も多くの回答が集まり、平均は 32,602 円でした。条件を加えていない
場合(27,587 円)と比べると、5,015 円高くなりました。 [図 22]
[図 22]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式] 対象:株式投資家【n=517】

2023年12月末 2023年12月末(条件※を付加した場合)
※条件:日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合
75%
≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫
・2023年12月末:27,587円
・2023年12月末(条件を付加した場合):32,602円
50%
39.7
31.5
25.9
25% 18.4
15.9 16.6
11.0 13.2
10.1
5.4 3.7 3.1
1.4 0.8 2.9 0.6
0%
15,000円 15,000円~ 20,000円~ 25,000円~ 30,000円~ 35,000円~ 40,000円 わからない
未満 20,000円 25,000円 30,000円 35,000円 40,000円 以上
未満 未満 未満 未満 未満


また、約 10 年後の 2032 年 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「30,000 円~35,000 円未満」
(24.9%)に多くの回答が集まり、平均は 31,364 円でした。
“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”という条件を加え て聞いたところ、
「30,000 円~35,000 円未満」(20.2%)や「40,000 円以上」(16.2%)などに回答が分かれ、平均は 34,065 円でし
た。 [図 23]
[図 23]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式] 対象:株式投資家【n=517】

2032年12月末 2032年12月末(条件※を付加した場合)
※条件:日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合
75%
≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫
・2032年12月末:31,364円
・2032年12月末(条件を付加した場合):34,065円
50%


28.0
24.9 25.9
25% 20.2
14.9 16.2
13.7 12.4
10.7 11.3
7.5
2.1 3.9 2.7 4.1
1.4
0%
15,000円 15,000円~ 20,000円~ 25,000円~ 30,000円~ 35,000円~ 40,000円 わからない
未満 20,000円 25,000円 30,000円 35,000円 40,000円 以上
未満 未満 未満 未満 未満


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■■調査概要■■



◆調査タイトル :日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2022

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の投資経験者
(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの
金融資産への投資経験がある人)

◆調査期間 :2022年11月16日~11月17日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル

20代 30代 40代 50代 60代・70代 計

男性 100 100 100 100 100 500

女性 100 100 100 100 100 500


◆実施機関 :ネットエイジア株式会社




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「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ
ご使用いただきますようお願い申し上げます。

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