「未来創生2号ファンド」窒化ガリウム(GaN)パワー半導体ファブレスメーカーのGaN Systemsへの投資実行

2019 年 12 月 18 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証第一部)



「未来創生2号ファンド」
窒化ガリウム(GaN)パワー半導体ファブレスメーカーの GaN Systems への投資実行



スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2018 年 7 月に設立した「未来創生 2 号ファンド」
が、GaN パワー半導体を設計、製造する GaN Systems, Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州オタワ、CEO:Jim
Witham、以下 GaN Systems と表記)への投資を実行しましたので、お知らせします。スパークスは、GaN を使った
パワー半導体が小型で軽量、高効率そして低コストが求められる次世代の自動車用電動化システムの重要なパーツと
なる可能性があると考えており、自動車向け OBC バッテリーチャージャーやコンバーター、インバーターのほか、自動運転
システムや LiDAR センサー等にも用途が広がっていくものとみています。電動化が進むモビリティ市場にて重要な技術を
担う 1 社として、GaN Systems は 100V~650V、4A~150A の様々なパワートランジスタ製品(ダイからパッケー
ジ製品まで)を供給するグローバルリーダーを目指します。


■投資先企業の概要
GaN Systems は、 GaN パワー半導体の領域をリードするグローバルリーダーです。GaN 製品では最大のポートフォ
リオをもち、最も要求レベルの高いデータセンター用サーバーから、再生可能エネルギー用システム、自動車・産業界用
モーターから一般消費者向けエレクトロニクスまで多様なニーズにそれぞれ対応します。GaN Systems では小型化、
軽量化、高効率化のニーズに対応した設計が可能であり、今まで主流だったシリコン製品の制約をこえた柔軟な設計
でアワード等も獲得する製品を市場に出してきています。今までのトランジスタの限界を超えた新しい領域をこれからも
切り拓いていくパワーコンバージョンの会社として業界をリードしていきます。詳細は GaN Systems のホームページをご
参照ください。http://www.gansystems.com


■「未来創生(1号)ファンド」及び「未来創生 2 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた
3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加え
た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置
づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の
約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資
対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。2019 年 11 月末時点の運用資産残高は、1 号と 2 号あ
わせて、1,093 億円となっています。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/
■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

4016