当社子会社における調査結果レポートの発表について

2019 年 12 月 9 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証第一部)



当社子会社における調査結果レポートの発表について
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査を実施



本日、当社子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(代表取締役社長 阿部 修平)は、標記に
関する下記のプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。


■調査内容
今年 1 年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2019 年 11 月 14 日~11 月
16 日の 3 日間、全国の 20~79 歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラ
チナなどの金融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2019」
をインターネットリサーチにより実施し、1,000 名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という
性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成
したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


■掲載 URL:https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ191209.pdf


■添付資料:
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2019
(スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調べ)


■本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com
2019年12月9日
各位

スパークス・サーベイ -世相をスパッと一刀両断- ≪年末号≫
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2019
令和最初の“日本株式市場を表す漢字”は「乱」
投資家が注目! 経済分野における今年の流行語 TOP3「AI」「5G」「キャッシュレス決済」
2020 年の世界経済はどうなる? 投資経験者の 55%が「アメリカ経済は好調」と予想
2020 年東京オリンピック開催前後の日本株式市場を表す漢字 開催前は「上」、開催後は「下」

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(https://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)
は、今年1年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2019年11月14日~11月16日の3
日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金融資
産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2019」をインターネットリサー
チにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映
したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調
査協力会社:ネットエイジア株式会社)
▼2019年、投資経験者・投資家の実態 ・・・・・・・・P.2-6
 今年が投資元年の“投資デビュー組” 投資家の14%、20代女性投資家では41%
 投資家の68%が「日本株式」に投資、「投資信託」を活用している投資家は50%
 共通ポイントで投資ができる“ポイント投資” 投資経験者の25%が利用、昨年調査から9ポイント上昇
 “ロボアドバイザー投資” 投資経験者の8%が利用、20代では17%と利用率が高い傾向
 投資家が行いたい“ESG投資” 投資候補先1位は「再生可能エネルギーの利用に取り組む企業」

▼2019年の振り返り ・・・・・・・・P.7-11
 令和最初の“日本株式市場を表す漢字”は「乱」
 令和元年の投資損益 投資家の44%が「プラス着地」を予想
 投資家が注目! 経済分野における今年の流行語 TOP3「AI」「5G」「キャッシュレス決済」
 投資家が積極投資を進めるきっかけとなったニュース 1位「老後2,000万円問題」
 消費税増税対策の評価 「キャッシュレス決済へのポイント還元は効果的だと思う」71%
「住宅ローン減税の拡充」では63%、「自動車取得税の廃止&環境性能割の導入」では64%が高評価
▼2020年以降の展望 ・・・・・・・・P.12-17
 長期的成長が期待できる分野の予想は? 1位「AI・自動運転車などの知能化技術」2位「ロボット工学」
 2020年の世界経済はどうなる? 投資経験者の55%が「アメリカ経済は好調」と予想
 来年のアメリカ大統領選挙を予想! 「トランプ大統領が再選する」投資経験者の58%が予想
 トランプ大統領再選の場合、日本経済への影響は? 「マイナスだと思う」投資経験者の55%が予想
 “オリンピックイヤー”2020年年末の日経平均株価 株式投資家の予想は平均22,091円
 2020年東京オリンピック開催前後の日本株式市場を表す漢字 開催前は「上」、開催後は「下」


◆◆報道関係の皆様へ◆◆
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ、ご使用いただきますようお願い申し上げます。




-1-
▼2019 年、投資経験者・投資家の実態
◆今年が投資元年の“投資デビュー組” 投資家の 14%、20 代女性投資家では 41%

全国の 20~79 歳の投資経験者 1,000 名(全回答者)に、現在の投資状況について聞いたところ、「現在、投資を
している」と回答した“現役投資家”は 79.0%、「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と回答した“投資離脱者”
は 21.0%でした。 [図 1]

[図 1]
◆現在の投資状況 [単一回答形式]
全体【n=1000】
過去に投資を
していたが、
現在はしていない
21.0%

現在、
投資をしている
79.0%




次に、投資の経験年数を聞いたところ、現役投資家(790 名)では、「今年、投資を始めた」は 14.4%、「1~3 年程
度」は 24.2%、「4~6 年程度」は 13.4%、「7~9 年程度」は 7.8%、「10 年以上」は 40.1%となりました。
性年代別にみると、「今年、投資を始めた」と回答した人の割合が最も高かったのは 20 代女性で 41.2%でした。他
の層と比べて、20 代女性には“投資デビュー組”が多いことがわかりました。 [図 2]
投資離脱者(210 名)についてみると、投資の経験年数は、「1 年未満」は 20.5%、「1~3 年程度」は 24.3%で、
合計した『3 年以下で離脱』は 44.8%でした。長期の投資を行わずに投資から離れてしまった人は少なくないようです。
また、「4~6 年程度」は 20.0%、「7~9 年程度」は 6.2%、「10 年以上」は 29.0%でした。 [図 3]

[図 2]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:現役投資家
0% 25% 50% 75% 100%
全体【n=790】 14.4 24.2 13.4 7.8 40.1
20代男性【n=85】 20.0 50.6 21.2 5.9 2.4
30代男性【n=82】 9.8 31.7 26.8 13.4 18.3
40代男性【n=85】 7.1 14.1 10.6 15.3 52.9
性 50代男性【n=69】 7.2 8.7 2.9 7.2 73.9
2.7
年 60代・70代男性【n=75】 2.7 12.0 5.3 77.3
代 20代女性【n=85】 41.2 40.0 14.1 3.5 1.2
別 30代女性【n=83】 21.7 39.8 12.0 8.4 18.1
40代女性【n=81】 16.0 19.8 8.6 4.9 50.6
50代女性【n=75】 9.3 14.7 12.0 8.0 56.0
60代・70代女性【n=70】 4.3 11.4 11.4 5.7 67.1
今年、投資を始めた 1~3年程度 4~6年程度
7~9年程度 10年以上

[図 3]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:投資離脱者 3年以下
で離脱
0% 25% 50% 75% 100% (計)


全体【n=210】 20.5 24.3 20.0 6.2 29.0 44.8


1年未満 1~3年程度 4~6年程度 7~9年程度 10年以上



-2-
◆投資家の 68%が「日本株式」に投資、「投資信託」を活用している投資家は 50%

では、どのような金融資産が投資対象として人気なのでしょうか。
現役投資家(790 名)に、現在投資している金融資産を聞いたところ、「日本株式」(67.7%)が最も高く、次いで、
「投資信託(「REIT」以外)」(49.9%)、「外貨(FX を含む)」(18.9%)、「外国株式」(13.2%)、「日本公社債(国債
/地方債・社債など)」(10.9%)となりました。投資対象としては日本株が人気のようです。
性年代別にみると、「仮想通貨」は 20 代男性(24.7%)、「金(ゴールド)・プラチナ」は 30 代男性(15.9%)、「REIT」
は 60 代・70 代男性(18.7%)、「日本公社債」は 50 代女性(18.7%)が、それぞれ他の層と比べて高くなりました。
[図 4]

[図 4]
◆現在、投資している金融資産 [複数回答形式] 対象:現役投資家
100%
全体【n=790】
75% 67.7
49.9
50%

25% 18.9
13.2 10.9 10.6 9.5 8.5 5.4 4.3 0.9
0%
日 以 ( 投 ( 外 外 ・ ( 日 ・ 金 R 仮 ・ ( 外 投 そ
外 「 F 社 国 社 国
本 資 貨 国 本 プ ( E 想 国 資 の
) R X 債 債 ゴ 債 債
株 E 信 を 株 な / 公 ラ ー I 通 な / 公 用 他
式 I 託 含 式 ど 地 社 チ ル T 貨 ど 地 社 不
T む ) 方 ) 方

債 ナ ド 債
債 動
」 )

n数 産
全体 790 67.7 49.9 18.9 13.2 10.9 10.6 9.5 8.5 5.4 4.3 0.9
性 男性 396 74.0 48.0 24.7 14.6 10.4 10.9 10.9 11.6 6.6 5.3 1.0
別 女性 394 61.4 51.8 12.9 11.7 11.4 10.4 8.1 5.3 4.3 3.3 0.8
男 20代 85 63.5 40.0 22.4 23.5 11.8 10.6 10.6 24.7 9.4 7.1 1.2
性 30代 82 72.0 43.9 28.0 23.2 8.5 15.9 6.1 13.4 8.5 6.1 1.2

40代 85 76.5 50.6 31.8 3.5 8.2 9.4 10.6 12.9 4.7 2.4 1.2

代 50代 69 78.3 47.8 20.3 13.0 13.0 13.0 8.7 2.9 1.4 5.8 -
別 60代・70代 75 81.3 58.7 20.0 9.3 10.7 5.3 18.7 1.3 8.0 5.3 1.3
女 20代 85 57.6 44.7 18.8 23.5 10.6 7.1 8.2 5.9 3.5 3.5 1.2
性 30代 83 57.8 48.2 7.2 15.7 4.8 14.5 4.8 8.4 2.4 2.4 1.2

40代 81 56.8 53.1 13.6 6.2 11.1 11.1 11.1 7.4 7.4 2.5 -

代 50代 75 69.3 56.0 12.0 5.3 18.7 9.3 6.7 2.7 2.7 2.7 1.3
別 60代・70代 70 67.1 58.6 12.9 5.7 12.9 10.0 10.0 1.4 5.7 5.7 -
※数表内の数値は2019年の結果 ■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)

投資離脱者(210 名)に、過去に投資していた金融資産を聞いたところ、「日本株式」(63.3%)が最も高く、以降、
投資信託」(35.2%)、「外貨」(22.4%)、「日本公社債」(12.9%)、「外国株式」(9.0%)が続きました。 [図 5]

[図 5]
◆過去に投資していた金融資産 [複数回答形式] 対象:投資離脱者
100%
全体【n=210】
75% 63.3

50%
35.2
22.4
25% 12.9 9.0 8.6 4.3 2.9 2.9 2.4 0.5
0%
日 以 ( 投 ( 外 ・ ( 日 外 ・ 金 ・ ( 外 R 投 仮 そ
外 「 F 社 国 社 国
本 資 貨 本 国 プ ( 国 E 資 想 の
) R X 債 債

債 債
株 E 信 を な / 公 株 ラ ー な / 公 I 用 通 他
式 I 託 含 ど 地社 式 チ ル ど 地社 T 不 貨
T む ) 方 ) 方
」 ) 債債 ナ ド 債債 動



-3-
◆共通ポイントで投資ができる“ポイント投資” 投資経験者の 25%が利用、昨年調査から 9 ポイント上昇
◆“ロボアドバイザー投資” 投資経験者の 8%が利用、20 代では 17%と利用率が高い傾向

次に、最近注目が集まっている各種投資方法について質問しました。

全回答者(1,000 名)に、共通ポイントなどで投資できる“ポイント投資”をしているか聞いたところ、「している」は
24.8%、「していないが、したいと思う」は 34.6%、「したいと思わない」は 40.6%となりました。手軽に投資を始められるき
っかけになることで注目されているポイント投資ですが、すでに取り組んでいるという人は少なくないようです。
年代別にみると、「している」と回答した人の割合は若い年代ほど高く、20 代では 43.5%でした。 [図 6]

[図 6]
◆ポイント投資(共通ポイントなどで投資できるサービス)をしているか [単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 24.8 34.6 40.6

20代【n=200】 43.5 37.0 19.5

30代【n=200】 36.0 37.5 26.5

代 40代【n=200】 25.5 41.0 33.5

50代【n=200】 14.5 32.5 53.0

60代・70代【n=200】 4.5 25.0 70.5

している していないが、したいと思う したいと思わない



ポイント投資をしている人の割合を 2018 年の調査結果と比較すると、2018 年 16.2%→2019 年 24.8%と 8.6 ポ
イント上昇しました。
年代別にみると、20 代では 2018 年 33.5%→2019 年 43.5%、30 代では 2018 年 20.5%→2019 年 36.0%と、
どちらも 10 ポイント以上の上昇となりました。若い年代では、ポイント投資の取り組みやすさを実感している人が増えて
いるのではないでしょうか。 [図 7]

[図 7]
◆ポイント投資をしている人の割合 ※「している」と回答した人の割合を表示
0% 25% 50%
16.2
全体【n=1000】
24.8
33.5
20代【n=200】
43.5
20.5
30代【n=200】
36.0
年 19.5
代 40代【n=200】
別 25.5
5.5
50代【n=200】
14.5
2018年
2.0
60代・70代【n=200】 2019年
4.5




-4-
続いて、ロボットが資産運用を代行してくれる“ロボアドバイザー投資”をしているか聞いたところ、「している」は 8.2%、
「していないが、したいと思う」は 34.8%、「したいと思わない」は 57.0%となりました。AI(人工知能)を投資分野に応用
したサービスであるロボアドについては、3 人に 1 人が利用意向を示したものの、まだ広くは普及していないようです。
年代別にみると、「している」と回答した人の割合が最も高かったのは 20 代(17.0%)でした。 [図 8]
[図 8]
◆ロボアドバイザー投資(ロボットが資産運用を代行してくれるサービス)をしているか [単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 8.2 34.8 57.0

20代【n=200】 17.0 39.0 44.0

30代【n=200】 9.5 38.5 52.0

代 40代【n=200】 8.5 42.0 49.5

50代【n=200】 3.5 34.0 62.5

60代・70代【n=200】 2.5 20.5 77.0

している していないが、したいと思う したいと思わない


好きなテーマを選ぶと最適な銘柄を自動で選択してくれる“テーマ型投資”をしているか聞いたところ、「している」は
5.7%、「していないが、したいと思う」は 33.4%、「したいと思わない」は 60.9%となりました。“ロボアドバイザー投資”と同
様に利用意向を示した人は少なくないものの、まだ広くは普及していないようです。
年代別にみると、「していないが、したいと思う」と回答した人の割合は、30 代で最も高く 40.0%となりました。 [図 9]
[図 9]
◆テーマ型投資(好きなテーマを選ぶと最適な銘柄を自動で選択してくれるサービス)をしているか [単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 5.7 33.4 60.9

20代【n=200】 14.5 35.0 50.5

30代【n=200】 6.5 40.0 53.5

代 40代【n=200】 3.0 38.5 58.5

50代【n=200】 2.5 27.5 70.0

60代・70代【n=200】 2.0 26.0 72.0

している していないが、したいと思う したいと思わない


また、ネット上でお金を借りたい企業を仲介してもらい投資できる“ソーシャルレンディング投資”をしているか聞いたとこ
ろ、「している」は 5.1%、「していないが、したいと思う」は 18.2%、「したいと思わない」は 76.7%となりました。 [図 10]
[図 10]
◆ソーシャルレンディング投資(ネット上でお金を借りたい企業を仲介してもらい投資できるサービス)をしているか
[単一回答形式] 0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 5.1 18.2 76.7

20代【n=200】 12.5 27.5 60.0

30代【n=200】 7.5 18.5 74.0

代 40代【n=200】 2.5 21.5 76.0

50代【n=200】 2.0 17.5 80.5

60代・70代【n=200】 1.0 93.0
6.0
している していないが、したいと思う したいと思わない

-5-
◆投資家が行いたい“ESG 投資” 投資候補先 1 位は「再生可能エネルギーの利用に取り組む企業」

投資先を考える際、財務情報だけではなく、環境(environment)、社会(social)、ガバナンス(governance)への
取り組みを行っている点を評価し、投資先を選定して行う投資を“ESG 投資”といい、最近注目が集まっています。で
は、投資家は、投資先を選定する際にどのような点を評価するのでしょうか。“ESG 投資”に関して、どのような企業で
あれば投資意欲が高まるか、質問しました。

現役投資家(790 名)に、投資意欲が高まるのは、どのようなことに取り組んでいる企業か聞いたところ、「再生可能
エネルギーの利用」(29.5%)が最も高く、次いで、「環境問題の解決」(26.7%)、「持続可能な開発目標(SDGs)」
(22.2%)、「コンプライアンス(法令遵守)体制の整備」(20.4%)、「働き方改革」(18.6%)となりました。環境への取り
組みに積極的に取り組んでいる企業を投資対象として評価したいと考えている投資家が多いようです。
年代別にみると、20 代では「働き方改革」(25.9%)や「子育て支援」(20.0%)、30 代では「子育て支援」(20.6%)、
40 代では「ステークホルダーに対する情報開示」(21.7%)、60 代・70 代では「環境問題の解決」(31.7%)や「コンプラ
イアンス体制の整備」(26.9%)が、それぞれ他の年代と比べて高くなりました。 [図 11]

[図 11]
◆投資意欲が高まるのは、どのようなことに取り組んでいる企業か [複数回答形式] 対象:現役投資家
※上位10位まで表示
40%
全体【n=790】
29.5
26.7
22.2
20.4
18.6 18.1 18.0
20%
14.7 14.6 13.7




0%
再生可能 環境問題 持続 コンプライ 働き方 株主との ワーク 健康経営 ステークホ 子育て
エネル の解決 可能な アンス 改革 対話 ライフ の推進 ルダーに 支援
ギーの 開発目標 (法令遵守) バランス 対する
利用 (SDGs) 体制の の推進 情報開示
整備
n数
全体 790 29.5 26.7 22.2 20.4 18.6 18.1 18.0 14.7 14.6 13.7
20代 170 28.8 27.1 20.6 14.7 25.9 14.1 18.8 12.9 7.6 20.0
年 30代 165 32.1 22.4 21.2 20.6 23.0 18.8 20.6 12.7 16.4 20.6
代 40代 166 31.3 24.1 24.1 22.9 15.1 21.7 17.5 16.3 21.7 11.4
別 50代 144 22.9 29.2 24.3 17.4 13.9 17.4 18.1 15.3 8.3 8.3
60代・70代 145 31.7 31.7 20.7 26.9 13.8 18.6 14.5 16.6 18.6 6.2
■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)




-6-
▼2019 年の振り返り
◆令和最初の“日本株式市場を表す漢字”は「乱」

投資家は、今年 1 年の株式市場についてどのように感じているのでしょうか。株式投資家(558 名)に、2019 年の日
本株式市場を表す漢字 1 文字を聞いたところ、1 位「乱」(31 名)、2 位「災」(21 名)、3 位「迷」「平」(いずれも 17
名)、5 位「昇」「上」「税」「低」(いずれも 13 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「乱」では『乱高下が目立ったから』や『外的要因により株価の上下が激しか
ったから』、「災」では『災害や国際的な混乱により市場の変化が生まれたから』、「迷」では『不安定で、意味不明な株
価の上下が多かったから』、「平」では『株価の極端な暴騰や暴落がなかったから』といったコメントがみられました。 [図
12]
2018 年の調査結果と合わせてみると、2018 年の 1 位は「乱」、3 位は「迷」と、今年も同じ漢字が挙げられました。
[図 13]

[図 12] [図 13]
≪2018年の調査結果≫
◆2019年の日本株式市場を表す漢字1文字 ◆2018年の日本株式市場を表す漢字1文字
[自由回答形式] [自由回答形式]
対象:株式投資家【n=558】 ※上位10位までを抜粋 対象:株式投資家【n=569】 ※上位10位までを抜粋
順位 漢字 選んだ理由 順位 漢字 選んだ理由
(人数) 一文字 (一部抜粋) (人数) 一文字 (一部抜粋)
乱高下が目立ったから 株式市場の乱高下が激しかったから
1位 1位
乱 外的要因により株価の上下が激しかったから 乱 世界情勢に振り回されているから
(31名) (84名)
貿易戦争終結への期待と失望が入り乱れたから 何が起こるか先が読めないほど混沌としているから
2位 災害や国際的な混乱により市場の変化が生まれたから 2位 変化の大きい1年間だったから
災 変
(21名) (21名) 株価の変動が大きかったから
アメリカ大統領に振り回され、まさに“災害”だったから
3位 株価の上下が激しく先が読めないから
不安定で、意味不明な株価の上下が多かったから 迷
迷 (18名) どの市場が伸びるか、明確に掴みきれなかったから
3位 どこに向かっているのかさまよっている感じだったから
4位 2017年の上昇相場から一転して、
(各17名) 株価の極端な暴騰や暴落がなかったから 落
平 (16名) 何度も相場が下落したから
大きな事件や大型の倒産が目立たなかったから 5位 下 下がった印象が強いから
昇 年初から年末にかけて上昇しているから (各14名) 上 上昇基調だから
5位 上 上がっていく兆しが見えてきたから 7位
(各13名) 激 株価の変動が激しかったから
税 消費税増税があったから (12名)
低 何となく低迷感があるから 高 日経平均が2万円を超え安定しているから
9位 8位 混 世界が混乱しているから
令 改元による新しい時代に期待しているから (各9名)
(12名) 動 高値から急落したことがしばしばあったから
安 それなりに安定していたから 平 上がり下がりがあったが、結局動きは小さかったから
10位
静 全般的に動きが乏しかったから
(各10名)
変 改元やキャッシュレス化促進など変化の1年だったから




-7-
◆令和元年の投資損益 投資家の 44%が「プラス着地」を予想

現役投資家(790 名)に、今年 1 年の投資の損益着地予想を聞いたところ、「大幅にプラス着地」は 4.4%、「ややプ
ラス着地」は 39.5%で、合計した『プラス着地』は 43.9%、「ややマイナス着地」は 15.3%、「大幅にマイナス着地」は
5.6%で、合計した『マイナス着地』は 20.9%となりました。“乱”と表現された 2019 年の株式市場でしたが、結果的に
はプラスの着地に落ち着くと予想している人が多いようです。
過去の調査結果と比較すると、『プラス着地』と回答した人の割合は、2017 年 62.0%→2018 年 34.0%→2019
年 43.9%と、昨年みられた下降傾向から一転、上昇に転じる結果となりました。 [図 14]

[図 14]
≪経年比較≫
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式] 対象:現役投資家 プラス マイナス
着地 着地
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
2019年【n=790】 4.4 39.5 35.2 15.3 5.6 43.9 20.9

2018年【n=791】 3.7 30.3 31.0 20.9 14.2 34.0 35.0
7.8
2017年【n=799】 9.4 52.6 27.2 62.0 10.9
3.1
2016年【n=788】 2.0 25.4 27.0 29.3 16.2 27.4 45.5

2015年【n=803】 4.2 45.5 30.8 12.3 7.2 49.7 19.5
大幅にプラス着地 ややプラス着地
プラスマイナスゼロ着地 ややマイナス着地
大幅にマイナス着地



年代別にみると、プラス着地を予想した人の割合が高かったのは 20 代(49.4%)と 30 代(49.7%)でした。20 代や
30 代では、ロボアドバイザー投資やテーマ型投資の利用率が他の年代と比べて高い傾向がみられましたが、新サービス
に取り組むことで利益を出せたという人もいるのではないでしょうか。 [図 15]

[図 15]
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式] 対象:現役投資家 プラス マイナス
着地 着地
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体【n=790】 4.4 39.5 35.2 15.3 5.6 43.9 20.9

20代
5.9 43.5 32.4 14.1 4.1 49.4 18.2
【n=170】
30代 11.5
6.7 43.0 36.4 49.7 13.9
【n=165】 2.4
年 40代
代 2.4 36.7 40.4 12.7 7.8 39.2 20.5
別 【n=166】
50代
4.9 38.2 36.1 16.7 4.2 43.1 20.8
【n=144】
60代・70代
2.1 35.2 30.3 22.8 9.7 37.2 32.4
【n=145】
大幅にプラス着地 ややプラス着地
プラスマイナスゼロ着地 ややマイナス着地
大幅にマイナス着地




-8-
◆投資家が注目! 経済分野における今年の流行語 TOP3「AI」「5G」「キャッシュレス決済」
◆投資家が積極投資を進めるきっかけとなったニュース 1 位「老後 2,000 万円問題」

次に、今年 1 年、投資家が注目していたニュースについて質問しました。

現役投資家(790 名)に、今年(2019 年)の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)を
聞いたところ、1 位「AI(人工知能)」(80 名)、2 位「5G」「キャッシュレス決済」(いずれも 47 名)、4 位「消費税増税」
「米中貿易摩擦」(いずれも 30 名)となりました。日々進化している AI について、注目していた投資家が多いようです。
また、「○○ペイ(PayPay など)」(6 位、13 名)や「軽減税率」(10 位、9 名)といった、消費税増税に伴う経済政策に
関連したワードも上位に挙げられました。 [図 16]

[図 16]
◆2019年、経済ニュースで注目していたキーワード
(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など) [自由回答形式]
対象:現役投資家【n=790】 ※上位10位までを抜粋

順位 回答 人数
1位 AI(人工知能) 80
5G
2位 各47
キャッシュレス決済
消費税増税
4位 各30
米中貿易摩擦
6位 ○○ペイ(PayPayなど) 13
7位 タピオカ(ブーム) 12
働き方改革
8位 各11
老後2,000万円問題
IoT / 自動運転技術
10位 各9
軽減税率



積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュースを聞いたところ、1 位「老後 2,000 万円問題関連」(89 名)、
2 位「消費税増税」(58 名)、3 位「東京 2020 オリンピック関連」(44 名)、4 位「株価上昇・株高」「新元号関連」「年
金問題関連」(いずれも 31 名)となりました。今年話題となった“老後 2,000 万円問題”ですが、このニュースを見聞きし
て投資の必要性を感じた人が多いのではないでしょうか。また、オリンピック特需に期待して投資を進めたくなったと感じた
人も少なくないようです。
他方、投資に対して消極的になるきっかけとなったニュースを聞いたところ、1 位「米中関係関連」(127 名)、2 位「消
費税増税」(83 名)、3 位「災害(台風など)」(49 名)、4 位「景気後退・企業の減益」(38 名)、5 位「トランプ大統領
関連」(34 名)となりました。米中貿易摩擦を不安視していた投資家が多いことがわかりました。 [図 17]

[図 17]
◆投資家の心理に影響を与えた2019年の重大ニュース [各自由回答形式]
対象:現役投資家【n=790】 ※それぞれ上位10位までを抜粋

積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュース 投資に対して消極的になるきっかけとなったニュース
回答 人数 順位 回答 人数
1位 老後2,000万円問題関連 89 1位 米中関係関連 127
2位 消費税増税 58 2位 消費税増税 83
3位 東京2020オリンピック関連 44 3位 災害(台風など) 49
株価上昇・株高 4位 景気後退・企業の減益 38
4位 新元号関連 各31 5位 トランプ大統領関連 34
年金問題関連 6位 韓国関連(外交、政治など) 23
7位 米中関係関連 27 7位 ブレグジット関連 22
8位 アメリカの株価上昇・株高 26 8位 香港関連(情勢など) 18
9位 ラグビーワールドカップ2019関連 17 中国関連(経済、政治など)
9位 各15
10位 AI関連 16 日韓関係関連




-9-
◆消費税増税対策の評価 「キャッシュレス決済へのポイント還元は効果的だと思う」71%
「住宅ローン減税の拡充」では 63%、「自動車取得税の廃止&環境性能割の導入」では 64%が高評価

今年(2019 年)の 10 月に行われた消費税増税では、ポイント還元や軽減税率などの経済対策が取られ、話題と
なりました。では、投資経験者は対策の効果をどのように感じているのでしょうか。全回答者(1,000 名)に、今年(2019
年)の消費税増税に伴う景気対策について、効果的だと思うか、効果的ではないと思うか、それぞれの対策について聞
きました。

【キャッシュレス決済へのポイント還元】では、「非常に効果的だと思う」は 20.8%、「どちらかといえば効果的だと思う」
は 50.0%で、合計した『効果的だと思う』は 70.8%、「どちらかといえば効果的ではないと思う」は 20.3%、「全く効果的
ではないと思う」は 8.9%で、合計した『効果的ではないと思う』は 29.2%となりました。キャッシュレス・ポイント還元事業
について評価している人が多いようです。 [図 18]
【プレミアム付き商品券】では、『効果的だと思う』は 38.3%、『効果的ではないと思う』は 61.7%で、評価していない
人のほうが多くなりました。 [図 19]

[図 18]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【キャッシュレス決済へのポイント還元】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
20.8 50.0 20.3 8.9 70.8 29.2
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う


[図 19]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【プレミアム付き商品券】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
7.9 30.4 41.1 20.6 38.3 61.7
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う



教育・育児の分野に関して、【幼児教育・保育の無償化】では、『効果的だと思う』は 57.0%、『効果的ではないと思
う』は 43.0%となりました。 [図 20]

[図 20]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【幼児教育・保育の無償化】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
14.4 42.6 30.3 12.7 57.0 43.0
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う




- 10 -
住宅の購入に関して、【次世代住宅ポイント】では、『効果的だと思う』は 45.7%、『効果的ではないと思う』は
54.3%で、効果に懐疑的な人がやや優勢となりました。 [図 21]
【住宅ローン減税の拡充】では、『効果的だと思う』は 62.6%、『効果的ではないと思う』は 37.4%で、効果を評価し
ている人が多数派となりました。 [図 22]

[図 21]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【次世代住宅ポイント】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
6.4 39.3 38.0 16.3 45.7 54.3
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う


[図 22]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【住宅ローン減税の拡充】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
10.9 51.7 26.1 11.3 62.6 37.4
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う



また、自動車の購入に関して、【自動車取得税の廃止&環境性能割の導入】では、『効果的だと思う』は 64.1%、
『効果的ではないと思う』は 35.9%となりました。 [図 23]

[図 23]
◆今年(2019年)の消費税増税に伴う景気対策について、
効果的だと思うか、効果的ではないと思うか [単一回答形式]
効果的だと 効果的では
【自動車取得税の廃止&環境性能割の導入】 思う ないと思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体
15.7 48.4 26.0 9.9 64.1 35.9
【n=1000】


非常に効果的だと思う どちらかといえば効果的だと思う
どちらかといえば効果的ではないと思う 全く効果的ではないと思う




- 11 -
▼2020 年以降の展望
◆長期的成長が期待できる分野の予想は? 1 位「AI・自動運転車などの知能化技術」2 位「ロボット工学」

投資経験者は、来年(2020 年)以降の経済や社会情勢についてどのようにとらえているのでしょうか。

まず、全回答者(1,000 名)に、“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる市場(産業)を聞いたところ、
「知能化技術(AI・自動運転車など)」(55.3%)が最も高く、次いで、「ロボット工学(家庭用・産業用ロボットやドロー
ンなど)」(46.9%)、「環境エネルギー(水素燃料など)」(40.5%)、「先進医療(再生医療・遺伝子治療など)」
(31.5%)、「バイオ・創薬」(30.2%)となりました。AI の分野に期待を寄せている人が多いようです。また、医療の分野
で将来性を感じている人も多いことがわかりました。
年代別にみると、20 代では「ゲーム(VR・位置情報ゲームなど)」(23.0%)が他の年代と比べて高くなりました。VR
や AR 技術を応用したゲームが誕生し、話題となっていますが、新感覚のゲームを生み出す市場に期待感を抱いている
のは 20 代のようです。 [図 24]

[図 24]
◆「今後、長期的に成長の期待が持てそうだ」と感じる市場(産業) [複数回答形式] ※上位10位まで表示
75%

55.3 全体【n=1000】
46.9
50%
40.5
31.5 30.2
25.1 23.7 23.6
25% 17.1 16.6



0%
知能化 ロボット 環境 先進医療 バイオ・ 高齢者 情報・ 防災・ 新素材 ゲーム
技術 工学 エネル (再生医療・ 創薬 向け 通信技術 災害対策 (ナノファイバー・ (VR・位置情報
遺伝子治療 グラフェンなど) ゲームなど)
(AI・自動運転車 (家庭用・
ギー など) サービス (IT/ICT)
など) 産業用ロボットや
(水素燃料など) (介護・医療・
ドローンなど) 生活関連など)
n数
全体 1000 55.3 46.9 40.5 31.5 30.2 25.1 23.7 23.6 17.1 16.6
20代 200 45.5 39.0 30.0 21.0 20.0 18.0 29.0 15.0 12.5 23.0
年 30代 200 54.0 40.0 40.0 28.0 26.0 21.0 18.0 19.0 18.0 19.0
代 40代 200 56.0 44.0 39.5 28.5 29.5 26.5 20.5 25.0 17.0 17.5
別 50代 200 57.0 49.0 41.5 36.0 33.0 22.5 19.5 28.5 15.0 12.5
60代・70代 200 64.0 62.5 51.5 44.0 42.5 37.5 31.5 30.5 23.0 11.0
■全体比+10pt以上/■全体比+5pt以上/■全体比-5pt以下/■全体比-10pt以下 (%)




- 12 -
◆2020 年の世界経済はどうなる? 投資経験者の 55%が「アメリカ経済は好調」と予想

次に、全回答者(1,000 名)に、来年(2020 年)の日本や世界の経済に関する予想を聞きました。

【2020 年の日本経済】では、「非常に好調だと思う」は 4.6%、「どちらかといえば好調だと思う」は 38.4%で、合計し
た『好調だと思う』は 43.0%、「どちらかといえば不調だと思う」は 47.6%、「非常に不調だと思う」は 9.4%で、合計した
『不調だと思う』は 57.0%となりました。来年は東京 2020 オリンピックの開催が予定されている“オリンピックイヤー”ですが、
経済の調子は良くないと予想している人のほうが多いようです。

では、日本以外の国や地域についてはどのように予想している人が多いのでしょうか。
【2020 年のアメリカ経済】では、『好調だと思う』は 55.1%、『不調だと思う』は 44.9%で、経済が良い方向に向かうと
予想している人のほうが多くなりました。今年の 11 月に入って NY ダウが過去最高値を更新したことが背景にあるのでは
ないでしょうか。
【2020 年の中国経済】では、『好調だと思う』は 29.2%、『不調だと思う』は 70.8%、【2020 年の韓国経済】では、
『好調だと思う』は 13.2%、『不調だと思う』は 86.8%となりました。
また、ブレグジットが話題となっている EU について、【2020 年の EU 経済】では、『好調だと思う』は 23.8%、『不調だ
と思う』は 76.2%で、経済の低迷を予想する人のほうが多い結果でした。 [図 25]

[図 25]
◆以下の国・地域の経済について、2020年は、好調だと思うか、不調だと思うか [各単一回答形式]
全体【n=1000】 好調だと 不調だと
思う 思う
0% 25% 50% 75% 100%
(計) (計)
日本経済 4.6 38.4 47.6 9.4 43.0 57.0

アメリカ経済 6.2 48.9 40.6 4.3 55.1 44.9

中国経済 2.6 26.6 56.7 14.1 29.2 70.8

韓国経済 2.0 40.9 45.9 13.2 86.8
11.2

EU経済 2.7 21.1 64.4 11.8 23.8 76.2

非常に好調だと思う どちらかといえば好調だと思う
どちらかといえば不調だと思う 非常に不調だと思う




- 13 -
◆来年のアメリカ大統領選挙を予想! 「トランプ大統領が再選する」投資経験者の 58%が予想
◆トランプ大統領再選の場合、日本経済への影響は? 「マイナスだと思う」投資経験者の 55%が予想

来年(2020 年)には、アメリカで大統領選挙が行われます。現在の大統領であるトランプ氏が再選するかどうか話題
になっていますが、投資経験者は大統領選挙についてどのように予想しているのでしょうか。

全回答者(1,000 名)に、2020 年のアメリカ大統領選挙ではトランプ大統領が再選すると思うか聞いたところ、「再選
すると思う」は 13.5%、「どちらかといえば再選すると思う」は 44.5%で、合計した『再選すると思う』は 58.0%となりました。
次期大統領もトランプ氏が続投すると予想している人が多数派でした。他方、「どちらかといえば再選しないと思う」は
32.4%、「再選しないと思う」は 9.6%で、合計した『再選しないと思う』は 42.0%となりました。
年代別にみると、『再選すると思う』と回答した人の割合が最も高かったのは 30 代(65.5%)でした。 [図 26]

[図 26]
◆2020年のアメリカ大統領選挙ではトランプ大統領が再選すると思うか、思わないか [単一回答形式]
再選する 再選しない
と思う と思う
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
全体【n=1000】 13.5 44.5 32.4 9.6 58.0 42.0

20代【n=200】 19.0 44.0 28.0 9.0 63.0 37.0

30代【n=200】 13.5 52.0 26.5 8.0 65.5 34.5

代 40代【n=200】 11.0 51.0 31.0 7.0 62.0 38.0

50代【n=200】 14.0 41.0 34.5 10.5 55.0 45.0

60代・70代【n=200】 10.0 34.5 42.0 13.5 44.5 55.5

再選すると思う どちらかといえば再選すると思う
どちらかといえば再選しないと思う 再選しないと思う


トランプ大統領が再選すると予想している人が多数派となりましたが、トランプ大統領が続投した場合、日本経済に
対しどのような影響があると予想する人が多いのでしょうか。
トランプ大統領が再選した場合、日本経済にとっては、プラスだと思うか、マイナスだと思うか聞いたところ、「プラスだと
思う」は 6.7%、「どちらかといえばプラスだと思う」は 38.3%で、合計した『プラスだと思う』は 45.0%、「どちらかといえばマ
イナスだと思う」は 43.5%、「マイナスだと思う」は 11.5%で、合計した『マイナスだと思う』は 55.0%となりました。トランプ
大統領が続投することとなった場合、日本経済にとっては悪影響だと考えている人が多いようです。
年代別にみると、『マイナスだと思う』と回答した人の割合が最も高かったのは 60 代・70 代で 69.0%でした。 [図 27]

[図 27]
◆トランプ大統領が再選した場合、日本経済にとっては、
プラスだと思うか、マイナスだと思うか [単一回答形式] プラス マイナス
だと思う だと思う
0% 25% 50% 75% 100%
(計) (計)
全体【n=1000】 6.7 38.3 43.5 11.5 45.0 55.0

20代【n=200】 15.0 37.0 37.5 10.5 52.0 48.0

30代【n=200】 8.0 49.0 35.0 8.0 57.0 43.0

代 40代【n=200】 4.5 43.5 43.0 9.0 48.0 52.0

50代【n=200】 5.0 32.0 48.0 15.0 37.0 63.0

60代・70代【n=200】 1.0 30.0 54.0 15.0 31.0 69.0

プラスだと思う どちらかといえばプラスだと思う
どちらかといえばマイナスだと思う マイナスだと思う




- 14 -
◆“オリンピックイヤー”2020 年年末の日経平均株価 株式投資家の予想は平均 22,091 円

来年(2020 年)の日本経済については、好調だと予想する人よりも不調だと予想する人のほうが多いことがわかりまし
た。では、日経平均株価がどのように変動すると予想する人が多いのでしょうか。
株式投資家(558 名)に、約 1 年後の 2020 年 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「15,000 円~
20,000 円未満」(18.5%)や「20,000 円~21,000 円未満」(17.2%)に回答が集まり、平均(「わからない」と回答し
た人を除いて算出)は 22,091 円となりました。2018 年の調査結果(21,832 円)と比べ 259 円アップしました。

続いて、“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”という条件を加えて聞いたところ、
「25,000 円~30,000 円未満」(27.4%)に多くの回答が集まり、平均は 26,177 円となりました。条件を加えていない
場合(22,091 円)よりも 4,086 円高い結果でした。 [図 28]

(参考:調査期間中の日経平均株価 最安値 23,141 円 55 銭~最高値 23,303 円 32 銭)
※「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2018」
https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ181207.pdf

[図 28]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
対象:株式投資家【n=558】 2020年12月末
日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の、2020年12月末
50%
≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫
・2020年12月末 22,091円
・日本企業が実力を発揮し、正当に評価された場合の、2020年12月末
26,177円 27.4
25%
18.5 17.2 17.4
12.7
10.0 9.9 11.1
8.2 7.5 9.5 9.1
6.6 6.5
5.0 4.8 3.6
2.9 2.2 3.2 2.0 2.9
1.3 0.5
0%
15,000 15,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円~ 円~ 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
20,000 21,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満 円未満




- 15 -
また、約 10 年後の 2029 年 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「15,000 円~20,000 円未満」
(12.2%)や「25,000 円~30,000 円未満」(13.1%)などに回答が分かれました。「わからない」が 28.3%で最も高くな
っており、10 年後の予想となると回答が難しいようです。平均をみると、22,840 円でした。

“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”という条件を加え て聞いたところ、
「25,000 円~30,000 円未満」(18.3%)に多くの回答が集まり、平均は 25,594 円となりました。 [図 29]

(参考:調査期間中の日経平均株価 最安値 23,141 円 55 銭~最高値 23,303 円 32 銭)

[図 29]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
対象:株式投資家【n=558】 約10年後の2029年12月末
日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の、約10年後の2029年12月末
50%
≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫
・約10年後の2029年12月末 22,840円
・日本企業が実力を発揮し、正当に評価された場合の、約10年後の2029年12月末
25,594円 28.329.7

25%
18.3

12.2 13.1
8.2 9.5
5.9 7.3 6.8 6.5 6.5 7.2
5.4 4.5
3.2 3.6 4.3 4.1 4.1 3.8
1.8
4.1
1.6
0%
15,000 15,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円~ 円~ 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
20,000 21,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満 円未満




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◆2020 年東京オリンピック開催前後の日本株式市場を表す漢字 開催前は「上」、開催後は「下」

最後に、全回答者(1,000 名)に、来年(2020 年)の日本株式市場を表す漢字について、東京オリンピックの“開催
前”と“開催後”に分けて聞きました。

“東京オリンピック開催前”の日本株式市場を表す漢字を聞いたところ、1 位「上」(96 名)、2 位「昇」(45 名)、3 位
「高」(30 名)、4 位「平」(27 名)、5 位「盛」(24 名)となりました。オリンピック開催に向け経済や気持ちの高まりを表す
ような漢字が上位に挙げられました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「上」では『日本株の株価が上がると思うから』、「昇」では『オリンピック需要に
期待できるから』、「高」では『オリンピック景気で株価が上昇しそうだから』といったコメントがみられました。 [図 30]

他方、“東京オリンピック開催後”の日本株式市場を表す漢字を聞いたところ、1 位「下」(113 名)、2 位「落」(80
名)、3 位「静」(44 名)、4 位「沈」(34 名)、5 位「平」(32 名)となりました。“開催前”と比べ、経済や気持ちの落ち
込みを表すような漢字が多く挙げられました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「下」では『景気が下方へ向かうと思うから』、「落」では『オリンピック特需も終
わり、経済が落ち込むと思うから』、「静」では『動向を見守るように落ち着くと思うから』といったコメントが挙げられました。
[図 31]

[図 30] [図 31]
◆来年(2020年)の“東京オリンピック開催前”の ◆来年(2020年)の“東京オリンピック開催後”の
日本株式市場を表す漢字1文字 [自由回答形式] 日本株式市場を表す漢字1文字 [自由回答形式]
全体【n=1000】 ※上位10位までを抜粋 全体【n=1000】 ※上位10位までを抜粋


順位 漢字 選んだ理由 順位 漢字 選んだ理由
(人数) 一文字 (一部抜粋) (人数) 一文字 (一部抜粋)
日本株の株価が上がると思うから オリンピック景気が終わるから
1位 1位
上 インフラ需要の増大で好況になると思うから 下 景気が下方へ向かうと思うから
(96名) (113名)
観光客や観覧客が増えるから 住宅市場が下落すると思うから
2位 オリンピック需要に期待できるから 2位 オリンピック特需も終わり、経済が落ち込むと思うから
昇 落
(45名) 経済が好調に向かっていくと思うから (80名) 開催後は景気後退するのがこれまでの傾向だから
3位 オリンピック景気で株価が上昇しそうだから 3位 動向を見守るように落ち着くと思うから
高 静
(30名) 景況感が高まると思うから (44名) 水を打ったように静かになりそうだから
4位 現状維持すると思うから
4位 景気が沈むと思うから
平 沈
(27名) (34名)
5位 インバウンドも増えて盛り上がっていると思うから
5位 そこまで景気は下がらず維持すると思うから
盛 平
(24名) (32名)
6位 日本経済が盛り上がる期待を持てそうだから
6位 開催後は経済が低迷すると思うから
希 低
(21名) (29名)
7位 活 オリンピックに向けて活気が出ると思うから 7位 降 オリンピックが終われば景気も下がると思うから
(各20名) 乱 スムーズに進まず混乱しているから (各21名) 乱 地価の変動がありそうだから
9位 景気が良くなりそうだから
9位 景気後退すると思うから
良 減
(18名) (18名)
10位 開催を前に値動きがありそうだから
10位 オリンピックの後に経済成長が終わると思うから
動 終
(17位) (17名)




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■■調査概要■■



◆調査タイトル :日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2019

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の投資経験者
(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの
金融資産への投資経験がある人)

◆調査期間 :2019年11月14日~11月16日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル
(有効回答から男女×20代・30代・40代・50代・60~70代が均等になるように抽出)

◆実施機関 :ネットエイジア株式会社




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