ロシア連邦企業向けサプライヤーズ・クレジット案件を成約

2019 年 9 月 6 日
日立キャピタル株式会社


ロシア連邦企業向けサプライヤーズ・クレジット案件を成約
NEXI による貿易一般保険包括保険を付与し、
日立インダストリアルプロダクツ製遠心圧縮機の円滑な輸出を推進




「日立インダストリアルプロダクツの遠心圧縮機およびモーター付帯設備」



日立キャピタル株式会社(執行役社長兼 CEO：川部 誠治／以下、日立キャピタル)は、ロシア連
邦 ( 以 下 、 ロ シ ア ) に お い て 、 モ ス ク ワ 証 券 取 引 所 に 上 場 す る 肥 料 製 造 大 手 企 業 の PJSC
ACRON(以下、ACRON)との間で、株式会社日立インダストリアルプロダクツ(取締役社長：小林
圭三／以下、日立インダストリアルプロダクツ)*1 の尿素プラント向け遠心圧縮機およびモーター等付
帯設備を、5 年間の長期延払によるファイナンス条件(以下、サプライヤーズ・クレジット)で輸出する
旨に合意し、このたび契約を締結しました。ロシアへの輸出は、2020 年 5 月から順次開始されます。


本サプライヤーズ・クレジット案件に対しては、株式会社日本貿易保険(代表取締役社長：黒田
篤郎／以下、NEXI)による貿易一般保険包括保険が付保されます。本件は、NEXI が 2 年以上の
延払案件に対する貿易一般保険の引受再開を 2017 年 4 月 1 日に公表*2 後、初めてのロシア向け
の案件となります。


ACRON の Veliky Novgorod 工場(ロシア・ノヴゴロド州)では、現在、肥料の原料となるアンモニア
を製造する際に自然発生した二酸化炭素を回収して同じ工場内にある尿素プラントに移送し、圧縮し
て再利用することで尿素の生産能力を増強し、肥料原料の自給率を上げることを計画しています。


今回、輸出される圧縮機は、2016 年に ACRON が Veliky Novgorod 工場の設備増強を行った
際に株式会社日立製作所(執行役社長兼 CEO:東原 敏昭)が納入したアンモニアプラントの後工程
に投入されます。このたび、日立インダストリアルプロダクツ製品の品質の高さや納期の確実性とい
った日立ブランドへの信頼感に加え、日立キャピタルが長期サプライヤーズ・クレジットを提供するこ
とが評価されたことから、輸出が実現しました。
また、今回成約したサプライヤーズ・クレジットによる輸出案件は、当社においては、2017 年の
カザフスタン向けの案件 *3 に続き 2 件目となります。


日立キャピタルは、今後も本件のようなサプライヤーズ・クレジットに取り組むことで、主に中小口輸
出案件への機動的かつきめ細かなファイナンスとリスクマネジメントサービスを組み合わせたソリュー
ションを提供していきます。加えて、日本・欧州・米州・中国・ASEAN 共通で提供する販売金融と、
NEXI が提供する貿易一般保険を組み合わせた輸出金融の提供を通じて、日立インダストリアルプ
ロダクツをはじめとしたメーカー製品の販売拡大および中小口のインフラ拡大に貢献していきます。

*1: 2019 年 2 月 6 日付株式会社日立製作所ニュースリリース『産業機器事業の再編に係る吸収分割契約の締結について』
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2019/02/f_0206a.pdf
*2: 2017 年 4 月 1 日付 NEXI お知らせ『貿易一般保険（個別及び包括）2 年以上案件（延払案件）の取扱いについて』
https://www.nexi.go.jp/topics/general/2017032902.html
*3: 2017 年 8 月 25 日付日立キャピタルニュースリリース『カザフスタン向けサプライヤーズ・クレジット案件を成約』
https://www.hitachi-capital.co.jp/hcc/newsrelease/2017/20170825a.pdf




■照会先
日立キャピタル株式会社
プロダクト・ソリューション本部 グローバルファイナンス部 [担当：清水]
〒105-0003 東京都港区西新橋一丁目 3 番 1 号
電話：03-3503-2751 （直通）


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日立キャピタル株式会社
経営企画部 ブランドコミュニケーショングループ [担当：関、竹内、宮崎]
〒105-0003 東京都港区西新橋一丁目 3 番 1 号
電話：03-3503-2118 （直通）


以上