共同投資ビークル「J&TC Frontier」を通じた、防災・減災分野におけるスタートアップ企業への投資実行について

2021 年 10 月 14 日
各 位
会 社 名 東京センチュリー株式会社
代 表 者 名 代表取締役社⻑ 野 上 誠
(コード番号 8439 東証 1 部)
問合せ先 広 報 I R 部 ⻑ 山 下 圭 輔
(TEL03−5209−6710)


共同投資ビークル「J&TC Frontier」を通じた、防災・減災分野における
スタートアップ企業への投資実行について


当社は、JFE エンジニアリング株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:⼤下元、以下「JFE エンジニアリン
グ」
)と、2019 年 10 月に共同で設立した投資ビークル「J&TC Frontier」
(以下、
「本ビークル」
)を通じ、防災・減災分野に
おけるスタートアップ企業 3 社への投資を実行いたしましたので、下記のとおり、お知らせいたします。





当社および JFE エンジニアリングは本ビークルを通じて、これまでに AI を活用した革新的技術を有するスタートアップ企
業など複数の企業への投資を行ってまいりました。今般出資する 3 社は、AI や独自の技術を活用したソリューションの提供
により、防災・減災などの社会課題の解決に貢献している有望なスタートアップ企業であります。


出資先の株式会社フォトンラボは、高速レーザーを照射し、対象物の劣化具合を計測する技術を有しており、既存の人によ
るハンマー打音検査の省力化等に繋がるなど、国内のインフラ維持管理に⼤きく貢献できる企業であると期待されています。
また、出資先の Hmcomm 株式会社は、音により異常を検知するシステムや AI による自動応答等の技術を有しており、イン
フラの危険通知や予防保全ならびにコールセンター業務の効率化といった、省人化・無人化に資するソリューションを提供し
ております。同じく出資先の株式会社 Spectee は、AI を用いて SNS 上の画像情報等を自動解析し、災害・危険管理情報の
スピーディーな発信を可能とするサービスを展開しております。最近では、BCP 対策に取り組む自治体や⺠間企業におい
て、同社のサービスの導入が進んでいる状況です。


当社は、JFE エンジニアリングおよび今般出資先と連携・協働することにより、防災・減災ならびに省人化・無人化に繋が
る新たなビジネスソリューションの展開に貢献してまいります。


当社と JFE エンジニアリングは、これまでも幅広い分野で事業を展開し、太陽光発電設備や省エネ設備をはじめとした環
境・社会インフラ分野を中心に協業を推進してまいりました。今後とも JFE エンジニアリングや出資先との連携を強化し、
技術革新に対応した新事業創出に取り組むとともに、社会課題の解決に貢献してまいります。




-1-
【出資先の概要】
1. 株式会社フォトンラボ
(1)所在地 東京都中央区日本橋本石町 2-1-1 アスパ日本橋オフィス

(2)代表者 代表取締役社⻑ 木暮 繁

(3)設立 2017 年 8 月

(4)事業概要 レーザー打音検査装置をはじめとする、インフラ計測機器の製造・販売

(5)HP http://photon-labo.jp/


2. Hmcomm 株式会社
(1)所在地 東京都港区芝⼤門 2-11-1 富士ビル

(2)代表者 代表取締役 CEO 三本 幸司

(3)設立 2012 年 7 月
AI による音声認識・分析技術を活用した、異音検知および自動応答・テキスト
(4)事業概要
化システム等の提供
(5)HP https://hmcom.co.jp/


3. 株式会社 Spectee
(1)所在地 東京都千代⽥区五番町 12-3

(2)代表者 代表取締役 CEO 村上 建治郎

(3)設立 2011 年 11 月
AI による画像・動画解析技術を活用した、災害・危険情報配信プラットフォー
(4)事業概要
ムの提供
(5)HP https://spectee.co.jp/


【ご参考】
当社および JFE エンジニアリングでは今般出資した 3 社に先立ち、DX 分野において Arithmer 株式会社(本社:東京都
港区、代表取締役社⻑ ⼤⽥ 佳宏)に対する投資を 2020 年度に実行しております。
詳細は、2020 年 12 月 21 日付の当社ニュースリリースをご参照ください。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8439/tdnet/1914546/00.pdf


以 上




-2-

5859