日本初の「サーキュラーエコノミーリース」のリリース、及びシンジケーション方式 DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実行

2022 年3月 31 日
News Release

芙蓉総合リース株式会社
(コード番号:8424 東証プライム)

代 表 取 締役 社 長 織田 寛 明


お客様のサーキュラーエコノミーへの参加・貢献を可能にする
日本初の「サーキュラーエコノミーリース」のリリース、及び
シンジケーション方式 DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実行

芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 織田寛明、以下「芙蓉リース」)は、
サーキュラーエコノミーを推進する「サーキュラーエコノミーリース(CE リース)」の取扱いを
開始します。また、このサービスを含む芙蓉リースのサステナビリティ戦略等の取組みを評価対象
として、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区、代表取締役社長 地下誠二、以下「DBJ」)を
アレンジャーとしたシンジケーション方式による「DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン」
(以下「本ローン」
)の契約を締結しました。


「サーキュラーエコノミーリース(CE リース)」は残価設定およびリース満了時の物件返却条項を
活用した、サーキュラーエコノミーを推進するリースです。使用後の価値を維持して返却された
製品を、芙蓉リースが廃棄せず確実にリユース・リサイクルを行ない、製品寿命の長期化と資源
再生の向上を図ることでサーキュラーエコノミー推進に貢献します。
特にプラスチック材については、焼却によらないマテリアルもしくはケミカルリサイクル*1 に
よる資源再生の徹底が社会的課題となっており、この比率を 2025 年度に 80%に引き上げる野心的
な廃プラリサイクル率目標を掲げ、CE リースの返却物件のプラスチックを確実にリサイクルする
ことを目指します。
また、リース取扱額の一定割合をサーキュラーエコノミーを推進する諸団体に定期的に寄付し、
その活動を支援してまいります。


かかる商品性を持つリースは日本初であり、お客様はこの CE リースを利用することでサーキュラ
ーエコノミーの趣旨に沿った製品ライフサイクル運営に参加し、その推進に貢献できることとなり
ます。「CE リース」の開発コンセプトとサービスの仕組みについては別紙1をご参照ください。
( )


また、野心的な廃プラリサイクル率目標を含むサステナビリティ戦略等の取組みを評価対象とし
て、DBJ のアレンジのもと、「DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン」の借入を実施いた
しました。内部レビュー形式*2 による本ローン初のシンジケーション方式による借入となります。
芙蓉リースグループは中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」において、 (Creating Shared
CSV
Value:共有価値の創造)の実践を通じた社会課題の解決と経済価値の同時実現により、企業グルー
プとしての持続的な成長を目指しております。
リースは資源の動脈と静脈のバリューチェーンを繫ぐ事業であり、サーキュラーエコノミー実現の
コア領域であるとの考えのもと、事業で培ったネットワークを通じてお客様が簡易にサーキュラー
エコノミーに参加する機会を創出するとともに、日本の資源循環の実現に貢献してまいります。


*1 マテリアルリサイクル/ケミカルリサイクル
マテリアルリサイクルとは、廃棄物等を原材料として再利用すること。ケミカルリサイクルとは、使用済みの
資源を化学反応により組成変換した後にリサイクルすること。


*2 内部レビュー形式
第三者によるレビューを取得せず、借入人がサステナビリティ・リンク・ローンの自己評価結果を作成する形式。


<シンジケーション方式 「DBJ 対話型サステナビリティ・リンク・ローン」*3の概要>
借 入 人: 芙蓉総合リース株式会社
アレンジャー行: 株式会社日本政策投資銀行
サステナビリティ・コーディネーター: 株式会社日本政策投資銀行
貸 付 人: 株式会社大垣共立銀行、株式会社四国銀行、株式会社荘内銀行、
スルガ銀行株式会社、株式会社第四北越銀行、株式会社千葉興業銀行、
株式会社日本政策投資銀行、株式会社肥後銀行 ・・・ (五十音順)
契約締結日: 2023 年3月 24 日
実 行 日: 2023 年3月 31 日


*3 DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン概要
DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンは、Loan Market Association 等が策定した「サステナビリテ
ィ・リンク・ローン原則(SLLP)」および環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・
ローンガイドライン(環境省ガイドライン)」に基づき、貸付人である DBJ が対話を通じ借入人のサステナビリ
ティ経営高度化に資する適切なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)設定を支援するととも
に、貸付期間中の両社の定期的な対話により SPT の達成に向けた伴走を行う融資メニューです。


本ローンでは、芙蓉リースの中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」において、社会的課題の解決を通じて
企業収益を確保し持続的な成長を目指す事業領域に関する、以下の KPI 及び SPT を設定しました。
KPI:芙蓉リースの子会社である株式会社 FGL サーキュラー・ネットワークの八王子テクニカルセンターにて
荷受けされた返却物件由来の廃プラスチックのうち、株式会社 FGL サーキュラー・ネットワークの委託先によ
ってマテリアルリサイクル又はケミカルリサイクルが実施された割合(廃プラリサイクル率)(kg ベース)


SPT:2025 年度における廃プラリサイクル率を 80.0%以上とすること


※ 本ローンの SLLP 及び環境省ガイドラインへの準拠性について、詳細は以下のリンクを参照ください。
【自己評価結果へのリンク】
https://www.fgl.co.jp/sustainability/esg/pdf/self_evaluation_result.pdf


以上


お問い合わせ先
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室 (担当) 木村・山崎
電話番号 03(5275)8891 URL:https://www.fgl.co.jp/
別紙1
サ ー キュ ラー エ コ ノ ミー リ ー ス
適正にリユース・リサイクルされるリースの仕組み

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