社員の声を活かし、柔軟な働き方の実現に向けてテレワーク制度導入

Press Release
【報道関係各位】
三⾕産業株式会社
2019 年2⽉6⽇


社員の声を活かし、
柔軟な働き⽅の実現に向けてテレワーク制度導⼊
〜仕事とコミュニケーションを可視化、BCP にも有効〜

三⾕産業株式会社(本社:⽯川県⾦沢市/代表取締役社⻑:三⾕ 忠照、以下 三⾕産業)
は、働き⽅改⾰のテーマの⼀つである柔軟な働き⽅の実現と事業継続計画(BCP)の強化を⽬
的とし、三⾕産業の全社員を対象とするテレワーク制度を本年2⽉1⽇より正式導⼊しまし
た。
当社では、以前より社員のワークスタイル変⾰を掲げており、その施策の⼀つとしてテレワ
ーク制度導⼊を検討してきました。昨年 5 ⽉に社員アンケートを実施したところ、柔軟な勤務
体系の整備を求める意⾒があったことから、昨年 8 ⽉にトライアルを開始し、正式導⼊に向け
て課題検証やアイデア抽出を進めました。
そしてこの度、トライアルを通して得られた社員の声をヒントに、課題への対応を進め、
BCP における有効性なども確認できたことから、正式に制度の運⽤を開始しました。


■テレワーク制度導⼊の背景と利⽤シーン
昨年 5 ⽉に、全社員向けに組織⾵⼟に関
するアンケートを実施した際に、複数の社
員からワーク・ライフ・バランスの向上や
時間の有効活⽤策として、働き⽅の選択肢
を増やして欲しいとの意⾒が寄せられまし
た。
そこで、トライアルでは三⾕産業の全社
員の中から希望者を募集し、全社員の1割
強に当たる 60 名が、延べ 313 回、テレワ
ークを実施しました。社員の反応として
は、
「通勤時間が削減できたことで家族と過ごせる時間が増えて嬉しい」「電話や話し声のない
静かな環境で集中しやすい」など好意的な意⾒が多い⼀⽅で、仕事環境やツール、コミュニケ
ーションにおける不便・不都合などの課題も⾒えてきました。
しかし、回数を重ねるごとに仕事の進め⽅の⼯夫やノウハウが貯まり、課題も徐々に解消さ
れました。また、セキュリティや労務管理⾯でも問題なく運⽤できることも確認できました。
テレワークによる通勤時間の削減は、ワーク・ライフ・バランス⾯で時間の有効活⽤につな
がるとともに、例えば保育所のイベントなどに参加する際、従来であれば丸⼀⽇の休暇を取得
していた社員が、テレワークを活⽤すると半⽇は⾃宅で勤務できるようになりました。BCP の
⾯では、台⾵などの⾃然災害時に、事前にテレワークに切り替えることで、社員の安全を確保
しながら事業活動への影響を軽減することができました。




■「POWER EGG」を軸とする ICT ツールの活⽤
導⼊の検討段階では、上司による「業務進捗の把握」と「勤務時間の確定」に不安がありま
した。しかしその双⽅を ICT ツールの活⽤で⾒える化できたことが、導⼊に踏み切った⼤きな
ポイントとなりました。
三⾕産業グループで導⼊している、当社⼦会社のディサークル株式会社が開発するソフトウ
エア「POWER EGG」は、グループウエアやワークフロー、Web データベースなどの機能を備
えており、幅広い業務をペーパーレスで効率的に遂⾏することを可能にしています。テレワー
クで上司とメンバーが離れていてもそれぞれの職務権限に応じた業務指⽰ならびに業務遂⾏が
可能です。また、申請・承認プロセスや業務状況が可視化され、チーム内でタイムラグなく円
滑に業務を進めることができます。
労務管理の観点では、PC ログの⾃動取得により、社員の⽇々の勤務時間を正確に記録でき
ています。


■ダイバーシティ時代の「働き⽅改⾰」に向けて
当社では、これまでも社員のライフステージに応じた多様な働き⽅を⽀援する制度を整備し
てきていますが、ダイバーシティ時代の「働き⽅改⾰」の推進としては、まだ緒に就いたばか
りです。
今後も、社会環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、社員が安⼼していきいきと働ける職場環
境づくりを⽬指してまいります。


■テレワーク制度 概要
●対象者
三⾕産業の全社員(順次、⼦会社へ展開予定)

●回数
終⽇テレワークは上限⽉ 8 回
(育児・介護・病気治療等の事情がある場合はその限りではない)

●勤怠管理の⽅法
始業・終業時の上⻑とのコミュニケーションおよび PC ログの⾃動取得

●働き⽅の選択
既に制度化した時差勤務制度や短時間勤務制度とテレワーク制度を組み合せた利⽤が可


●勤務場所
⾃宅、社員寮併設サテライトオフィス、会社が認める外部施設ほか





(補⾜情報)

【POWER EGG について】
POWER EGG は、 「気づき」と「つながり」をコンセプトにした統合型コラボレーションツ
ールです。最近では、働き⽅改⾰を推進する企業、特に地域⾦融機関における導⼊実績が急増
し、 2018 年 12 ⽉末時点で、 1,309 社 (⾃治体:78 団体 ⾦融機関:35 ⾏庫を含む) 417,000

ライセンスの販売実績となっています。 「業務⽣産性の向上」 「決裁の迅速化」 「業務プロセス
の⾒える化」 「ペーパーレス化によるコスト削減」の 4 軸における導⼊効果が表れ、導⼊企業
から⾮常に⾼い評価と満⾜をいただいています。
URL: https://poweregg.d-circle.com/

※POWER EGG は、ディサークル株式会社の登録商標です。




【ワーク・ライフ・バランスの向上のために当社で導⼊している制度例】

病気治療と仕事の両⽴⽀援制度

3 ⼤疾病(がん・急性⼼筋梗塞・脳卒中)または難病法に基づく指定難病に罹患する社員を
対象に、柔軟な勤務形態を設定できる制度を整備しました。加えて、治療のために⻑期⼊院・
⾃宅療養が必要となり⼀定期間休業する場合に、 未消化分の有給休暇を、所定⽇数に追加で取
得できる制度を新設しました。個々の治療状況に応じた働き⽅を選択できます。

時差出勤制度

家族に未就学児(⼩学校就学前まで)・要介護認定者がいる社員、重篤な病気治療・指定難
病に罹患する社員について、通常の始業/終業時間(8:30/17:00)の前後 1 時間 30 分の間で 30
分間隔での時差出勤を認めるものです。
(7:00〜10:00 の間で出勤、1 ⽇ 7.5 時間の就労を所定
労働時間とする。)

ボランティア休暇制度

4 ⽉ 1 ⽇から翌 3 ⽉ 31 ⽇までの 1 年間で⼀⼈当たり 5 ⽇の取得が可能であり、取得単位は
1 ⽇とし、分割して取得することができます。休暇中の処遇は有給とし、所定労働時間の勤務
に対して⽀払われる通常の賃⾦を⽀給します。





主な制度と対象社員の関係図




<本件に関するお問い合わせ先>
三⾕産業株式会社 コーポレート本部 経営企画部
TEL: 03-3514-6003





8170