非食品・食品における一括物流の開始に関するお知らせ

PRESS RELEASE
2022 年1月 31 日
株式会社PALTAC
株式会社薬王堂




サプライチェーン全体のさらなる最適化・効率化を
目指し、非食品・食品における一括物流を開始

株式会社PALTAC(本社:大阪市、代表取締役社長 糟谷誠一、以下PALTAC)と
株式会社薬王堂(本社:岩手県盛岡市、代表取締役 社長執行役員 西郷辰弘、以下薬王堂)
は、サプライチェーン全体のさらなる最適化・効率化を目指し、これまで非食品部門と食品
部門において別々で行っていた物流(物流センターにおける荷受け・保管・出荷、店舗への配
送)を 2024 年 9 月から協働して一括で行うことといたしました。食品物流をPALTAC
が担うことは、化粧品・日用品、一般用医薬品(非食品)の中間流通を担う当社にとって新た
な事業エリアへの挑戦となります。
PALTACと薬王堂が属するサプライチェーンは、人手不足に端を発する配送費・人件
費の高騰といった経済的課題、働き方改革・ホワイト物流・二酸化炭素排出量の削減といっ
た社会的課題など様々な課題に直面しています。現在、PALTACと他企業様が別々で受
託している薬王堂の非食品部門及び食品部門の物流をPALTACが南東北エリアにおいて
一括して受託し、これらの課題を同時に解決することを目指します。
今回、一括物流の対象となる食品は、非食品部門との「管理、出荷、配送」における親和性
と生産性を踏まえ、飲料や菓子など温度管理が不要な常温食品から取組んでまいります。こ
れらを一括して納品することにより、配送に要する人手やトラック台数は2~3割減少し、
配送費の削減やホワイト物流の推進などにつながります。また、配送回数の減少に伴い、店
舗での荷受け回数が減少することに加えて、現在、非食品で行っているカテゴリ納品を食品
にも導入することで、陳列作業が軽減され、働き方改革にもつながると考えています。
一括物流の開始にあたり、PALTACは物量増加に対応するため、既存の物流センター
であるRDC宮城を増設し、年間出荷能力を 350 億円から 550 億円まで拡大させます。出荷
能力拡大によりセンター運営に余裕を持たせることで、一括物流の拠点として活用するとと
もに、既存の物流においても他センターへの商品移動量を削減し、配送の効率をさらに高め
てまいります。
PALTACと薬王堂は、サプライチェーン全体の最適化・効率化が持続可能な社会の構
築につながるとの考えを共有し、過去から協働で取組みを進めております。2020 年 7 月に
は、
『キャリーを活用した一貫ユニットロード化』の取組みにおいて「サプライチェーンイノ
ベーション大賞」の「大賞」を受賞しました。本取組みも、この考えに沿ったものであり、サ
ステナブルな社会の実現・両社の持続的成長に向けて着実に歩みを進めてまいります。


(本取組みのイメージ図)




流通の中間に位置するPALTACは、中間流通ならではの機能を強化するとともに、小
売業様をはじめサプライチェーン全体の連携・協働の深化により、持続可能な社会の構築に
向けた取組みを進めています。本取組みで挑戦する食品物流のノウハウは、PALTACの
新たな価値提供につながるものと考えています。今後においても、様々なチャレンジを重ね、
お取引先様の繁栄と人々の豊かで快適な生活の実現を目指してまいります。

※カテゴリ納品:店舗の売り場構成に合わせて、カテゴリごとに商品を分類して納品する
こと。陳列・補充時の移動が減少し、店舗作業の負担軽減につながりま
す。


《RDC宮城増設の概要》
既存棟 増設 合計
・出荷能力 350 億円 200 億円 550 億円

・建築面積 3,480 坪 2,250 坪 5,730 坪
・延べ床面積 10,100 坪 4,430 坪 14,530 坪


・投資金額 約 40 億円(建物・機械の投資金額、用地は既に取得済)
・稼働予定時期 2024 年 9 月(予定)




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営 業 本 部・佐塚(TEL 06-4793-1075)
経営企画本部・嶋田(TEL 06-4793-1090)





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