平成30年度戦略的基盤技術高度化支援事業の補助事業者採択についてのお知らせ
平成 30 年6月 29 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 幸 和 製 作 所
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 玉 田 秀 明
(コード番号:7807 東証JASDAQ)
問合せ先 取締役管理本部長 大 井 実
(TEL.072-238-0605)
平成 30 年度戦略的基盤技術高度化支援事業の補助事業者採択についてのお知らせ
当社は、平成 30 年3月 16 日~平成 30 年5月 22 日に中小企業庁より公募のありました
平成 30 年度戦略的基盤技術高度化支援事業について、当社が応募しました「座らせきり(※
1)介護ゼロを目指す自立支援型転倒防止ロボット歩行車の研究開発」が採択されましたの
で、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.経緯
当社は、厚生労働省より平成 29 年度介護ロボットのニーズ・シーズ連携協調協議会設
置事業(移動支援)を受託し、先般最終成果報告書を提出いたしました(※2)
。この事
業を通じて明らかになった、解決すべき課題(ニーズ)とそれを解決するための要素技術
(シーズ)を元に利便性の高い介護ロボットを開発すべく、当社は、国立研究開発法人産
業技術総合研究所と共同研究にて自立支援型転倒防止ロボット歩行車の開発を進めており
ます。本件は、その開発計画が、中小企業庁の戦略的基盤技術高度化支援事業の補助事業
者として採択されたものです。
当社は、これにより、公的機関の支援を受けながら、
「シニアの未来を創る」べく、
「新
たな価値観を有する先進的な福祉用具をご提供」するため、さらなる研究開発に邁進して
いく所存でございます。
2.戦略的基盤技術高度化支援事業について
「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」に基づく支援策の一環とし
て、同法により「研究開発等計画」の認定を受けた中小企業者が産学官等の連携の下、も
のづくり基盤技術の高度化に資する研究開発、試作品開発等及び販路開拓への取組を促進
することを目的として行うものです。
(中小企業庁 HP より抜粋)
※1「座らせきり」とは、現在、介護老人保健施設や医療機関において、突然の膝折れや 転倒の危険性を回避するため、
安全が優先され「座らせきり状態」の生活を強いられている状況をいいます。歩行制限や座らせきりとなっている
高齢者は、身体拘束にもなりかねないため、重度化の進展が懸念されています。
※2平成 29 年度介護ロボットのニーズ・シーズ連携協調協議会設置事業 事業報告書:
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/2356.pdf
3.採択された研究開発計画について
① 採択された研究開発計画
「座らせきり介護ゼロを目指す自立支援型転倒防止ロボット歩行車の研究開発」
② 研究概要
ハイテクノロジを駆使してローテクノロジ機器を開発することで機器としてのコスト
を抑制し、ユーザーニーズに応じた利便性の高い歩行車を研究開発することで、ユーザビ
リティの向上を図る。歩行車に重心偏倚抑制機能を付加し、歩行中の転倒に対応すること
で被介護者が付き添いなしで安全に歩行することを実現し、介護者と被介護者の数の比
率を下げ、利用できる施設を増やすことを目的とする。
③ 補助事業期間と補助金額等
補助事業期間 2年度又は3年度
補助金額 補助事業あたり 初年度 4,500 万円以下
補助率 補助対象経費:2/3以内
以上
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