（株）ＰＡＬＴＥＫ、フリアーシステムズ社の高度道路交通システム（ITS）市場向け赤外線センサ製品を販売開始

2016 年 4 月 19 日
各 位


〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-3-12
株式会社ＰＡＬＴＥＫ
代表取締役社長 矢吹 尚秀


（株）ＰＡＬＴＥＫ、フリアーシステムズ社の
高度道路交通システム（ITS）市場向け赤外線センサ製品を販売開始
～ ビデオ交通検知・監視ソリューションを提供 ～

株式会社ＰＡＬＴＥＫ（本社：横浜市港北区、代表取締役社長：矢吹 尚秀、以下ＰＡＬＴＥＫ）は、赤外線カメ
ラのグローバルリーディングカンパニーであるフリアーシステムズ社（本社：米国オレゴン州、President and
CEO：Andrew C. Teich、以下フリアー社）の高度道路交通システム（ITS：Intelligent Transportation Systems）
市場向けの赤外線センサ製品の販売を開始すると発表しました。これにより、ＰＡＬＴＥＫは今後成長が期待
されるITS市場に向けてビデオ交通検知・監視ソリューションを提供することが可能になります。

従来、ビデオ交通監視システムにはCCTVカメラ（※1）が使用されてきました。
CCTVカメラはビデオ解析には有効ですが、克服しなければならない問題点がいく
つかあります。まず、夜間に使用するためには照明を設置しなければなりません。
また、直射日光や照り返し、影などにより、車両や歩行者を検知できない場合が
あります。しかし赤外線カメラを使用することで、このような問題は解消されます。
赤外線カメラはわずかな温度差に基づいて鮮明な画像を作成するため、照明は
一切不要で、また直射日光による影響も受けません。そのため、高性能赤外線カ インテリジェント赤外線
メラを用いることで照度や天候にかかわらず、車両、歩行者、自転車を24時間検 交通センサ
知することができます。

フリアー社は、一般、産業、軍事向にさまざまな赤外線カメラシステムを設計、
製造および販売するグローバルリーディングカンパニーです。2013年にビデオ映
像解析に基づく交通検知分野で25年以上の実績を有するトラフィコン社を買収す
るなど、赤外線カメラが急速に普及しつつある交通ビデオ監視市場における優位
性を強化してきました。
フリアー社は、ビデオカメラまたは赤外線カメラと高度なビデオ解析ソフトウェ ビデオ検知管理ソフトウェア
アを組み合わせ、高度な交通検知・監視システムを提供しています。このシステ
ムは世界各地で交通状況を監視、管理するために使用されており、市街地での
車両と歩行者の監視、トンネルや高速道路の監視、交通データ収集などに活用
されています。現在、フリアー社のビデオ交通検知システムは、世界70か国以
上で10万台以上が稼働しています。また、600カ所以上のトンネルにフリアー社
の自動事故検知システムが設置され、監視されているトンネルの総延長距離は
750 kmを超えています。
自動車交通検知の様子
ＰＡＬＴＥＫは、日本のエレクトロニクスメーカーに対して、FPGAやASSP、アナ
ログ、メモリなどの半導体や受託設計サービスを提供し、機器メーカーの製品開発をサポートしてまいりまし
た。ＰＡＬＴＥＫは今後成長の見込まれるセンサ市場へのソリューションを拡大すべく、このたび非常に多くの
実績を有するフリアー社のITS製品の取扱いを新たに開始しました。ＰＡＬＴＥＫは、日本国内およびアジア諸
国のＩＴＳ市場に向けてフリアー社製品を提供することで、交通検知・監視システムの付加価値向上に貢献し
てまいります。
 FLIR Systems, Inc.のVice President & General Manager Lode Caenepeel氏は次のように述べています。
「フリアーは、ＰＡＬＴＥＫとＩＴＳに関する契約を締結でき光栄に思っています。フリアーとＰＡＬＴＥＫの連携、ＰＡ
ＬＴＥＫという高く評価されているパートナーにより、日本へのフリアー製品の導入が強化されると、我々は確
信しています。フリアーは、最善を尽くして我々のパートナーであるＰＡＬＴＥＫを技術的に、商業的にサポート
します。我々の最初のプロジェクト、および長期にわたり成功していく未来を楽しみにしています。」

株式会社ＰＡＬＴＥＫの取締役 柴田良二は次のように述べています。
「既に事業を開始しているフリアーシステムズ社のOEM製品に加え、ITS製品の取扱いを開始できることを非
常に嬉しく思います。OEM製品で培ったこれまでのノウハウを活かしてITS分野へのソリューションを展開し、
より安心で安全な社会インフラ構築に貢献できるよう提案してまいります。」

逆光でのカメラ映像 夜間でのカメラ映像




通常のビデオ映像 熱画像 通常のビデオ映像 熱画像


フリアーシステムズ社について:
フリアーシステムズ社（ナスダック：FLIR）は、赤外線カメラ、航空機放送用カメラ、機械視覚システムなどの
革新的な画像システムのトップメーカーです。製品は 60 か国以上で、工業、商業、行政のさまざまな業務活
動で中枢的役割を担っています。市販赤外線カメラ業界のパイオニアであるフリアーシステムズ社は、30 年
以上にわたって学術、産業、法政、軍事分野にサーモグラフィや暗視装置を供給してきました。予知保全、状
態監視、非破壊試験、研究開発、医学、温度測定、熱試験から法施行、調査、警備、製造工程管理にいたる
まで、同社は初心者向けの製品から専門家向けの製品まで幅広く取り揃えています。世界 60 か国以上に代
理店・営業所を置き、最大の設備能力を備えた赤外線カメラ拠点を持つ同社は、他社には真似のできないサ
ービス、技術面の応用をサポートする最高のアフターサービス、世界クラスの赤外線カメラ・サーモグラフィの
トレーニングを提供しています。
フリアーシステムズ社に関する詳細は、ウェブサイト http://www.flir.jp/home/ をご覧下さい。

株式会社ＰＡＬＴＥＫについて:
ＰＡＬＴＥＫは、1982年の創業以来、日本のエレクトロニクスメーカーに対して半導体・設計ソフトの販売、設
計受託サービスを提供しており、お客様の製品開発のパートナーとして仕様検討から試作開発、量産までサ
ポートしています。また、お客様の設計開発を受託するデザインサービス事業を強化しており、お客様の開発
要求に柔軟・迅速に対応するため、試作ボードや量産ボードの設計サービスから、ＯＤＭ／ＯＥＭを受託する
体制を整えております。ＰＡＬＴＥＫは、「多様な存在との共生」という企業理念に基づき、お客様にとって最適
なソリューションを提供することで、お客様の発展に貢献してまいります。
ＰＡＬＴＥＫに関する詳細は、http://www.paltek.co.jp をご覧下さい。


■専門用語説明
※１ CCTV カメラ（Closed Circuit Television Camera）：
専用テレビ、閉回路テレビ等と呼ばれる有線テレビジョン用のカメラ。ITS においては、通行量､突発事象
検知等の用途で用いている｡
■この件に関してのお問い合わせは下記へお願いします。

１：ニュースリリースに関するお問い合わせ
株式会社ＰＡＬＴＥＫ 広報担当 柴崎由記
メールアドレス ： pr@paltek.co.jp
住所 ： 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-3-12 新横浜スクエアビル 6F
電話 ： 045-477-2016 FAX ： 045-477-2012

２：製品に関するお問い合わせ
株式会社ＰＡＬＴＥＫ State of Art ビジネスユニット フリアーシステムズ社製品サポート窓口
メールアドレス ： sa-sbu@paltek.co.jp
住所 ： 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-3-12 新横浜スクエアビル 6F
電話 ： 045-477-2003 FAX ： 045-477-2010