推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に向けた全社方針に関するお知らせ

2023 年4月 12 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社東 京 通信グ ル ー プ
代表者名 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
(コード番号:7359 東証グロース市場)
問合せ先 取 締 役 C F O 赤堀 政彦
(TEL.03-6452-4523)




推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に
向けたグループ方針策定に関するお知らせ




当社グループは、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に向けたグループ方針を
策定しましたので以下のとおりお知らせいたします。


1.本件の内容及び背景
(1)本件の内容
当社子会社の株式会社パルマは、ファンレターに関してデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)
の可能性を検討し、アーティストとファンの間において双方向のコミュニケーションを実現する推し活×メ
ッセージアプリ「B4ND」のβ版アプリを 2023 年2月にリリースしております。現在は、春から夏にかけての
正式版のリリースに向けた機能開発と並行して、参画アーティストの拡大に向け、芸能プロダクションへの
ニーズヒアリングとリレーション構築を行っておりますが、ヒアリングの中でファンレターDX のニーズに加
えて、「ファンビジネスを包括的にワンストップで運営してほしい」というニーズを確認しております。
これらの推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミーの市場成長性と芸能プロダクションからのニ
ーズを踏まえ、当該市場の成長を支援するためにはワンストップでマネジメントできるインフラ構築が必要
であるという結論に至りました。そこで、当社経営陣の芸能関係やファンビジネス領域の経験や業界とのリ
レーションを活用して、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域において、包括的にビジネ
スを運営する方針となりました。


(2)本件の背景(環境認識)
新型コロナウイルスの流行を契機として、リモートワークの推進による通勤時間の短縮やクラウドサービ
スの普及に伴い労働生産性が向上することで人々の可処分時間は増え、それに伴い、クリエイター活動に参
画する人は増加し、子どものなりたい職業ランキングに YouTuber がランクインするなど、クリエイターに注
目が集まっております※1。さらに、ChatGPT などの AI テクノロジーの活用により既存の労働が AI に代替
された場合、個々人の可処分時間とクリエイターとして活動する人口が一層増加すると予想されます。



他方、エンターテインメントのあり方は、メタバースや NFT といった Web3.0 領域を活用した体験価値の向
上・拡張が求められます。中でも、推し活領域では 2030 年にオタク人口の割合が 40%に到達すると予想さ
れ※2、投げ銭文化をはじめとしてクリエイターエコノミーの市場は急成長しており、2021 年の国内クリエ
イターエコノミーの市場規模は 1 兆 3,574 億円に対し、2034 年には 10 兆円を超え、国内クリエイター数も
3,000 万人を上回ると予想されます※1。


※1.(出典)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング「国内クリエイターエコノミーに関する調査」(2022)

※2.(出典)株式会社矢野経済研究所「2022 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究~消費者調査編~」



2.推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の具体的な構想
推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミーの市場成長性と芸能プロダクションからのニーズを踏
まえ、以下サービスを構想しております。


①ファンクラブ/公式サイトの運営
②ファン向けグッズの EC の運営
③デジタルギフト(NFT 含む)の商品企画・運営
④イベント(リアル及びバーチャル)の運営及びチケッティング
⑤クリエイター×カジュアルゲームの企画・開発


(参考)




3.
「B4ND(ビヨンド)」について
感謝や応援を、誰にも見られずに、憧れのあの人へ届けたい。オープンな SNS ではなく、ファンだけに直
接届けたい。これまでのファン“クラブ”という垣根を超えて、ファンとアーティストを“ダイレクトに”
つなげるメッセージアプリです。垣根を越えた遥か彼方の一人ひとりに、一つ一つのメッセージを大切に届
けます。



※画面はイメージとなります。




アプリ名 B4ND(ビヨンド)
カテゴリ エンターテインメント
OS iOS / Android(機種によりご利用いただけない場合があります)
機能 メッセージ機能 / ファンレター機能 / ギフト等のデジタルコンテンツ機能
料金 ダウンロード無料(アプリ内課金あり)
リリース時期 2023 年2月(β版)



想定するジャンル アーティスト、歌手、俳優、声優
アイドル、グラビアアイドル、モデル
芸人、アスリート、インフルエンサー
Vtuber、アニメキャラクター


4.今後の見通し
今後は、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の当社経済圏の拡大向け、当該市場を支
援するワンストップサービスを提供する方針であり、当該領域にてサービスを運営する企業等の M&A も視野
にいれております。なお、本件に伴う業績への影響は軽微であります。
以上





6653